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Fujitsu

Japan

基幹情報の全社統合をGLOVIA-Cで実現。高品質な物流サービスの提供を目指す

このページの情報は、2002年に掲載されたものです。
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輸送用パレットのレンタル事業を手がける日本パレットプール株式会社では、GLOVIA-Cによる新会計システムを稼働させた。既存の営業システムとのシームレスな連携を行うことで、経営戦略の基本となる基幹情報の全社統合を実現。収益管理や事業管理の精度をより高めることに成功している。

[ 2002年10月21日掲載 ]

日本パレットプール株式会社

本社 〒530-0012 大阪府大阪市北区芝田2-8-11(共栄ビル)
資本金 7億6,795万円
代表者 代表取締役社長 北出 忠則 氏
創業 昭和47年
売上高 46億2700万円(平成14年3月期)
従業員数 85名
事業内容 JIS規格パレットの貸出しによるパレットのプール運用事業、一貫パレチゼーションの推進啓発に関する事業などを手がける。「Eco-Logistics」企業を掲げ、環境問題にも積極的に取り組んでいる。
URL 日本パレットプール株式会社
(http://www.npp-web.co.jp/)


物流に革命的な変化をもたらした一貫パレチゼーションシステム


日本パレットプール株式会社
常務取締役
松本 司 氏

「物流の合理化を実現するためには、パレットとフォークリフトによる機械荷役の仕組みが不可欠です。特に近代物流ではパレットを使った一貫輸送が前提となりますので、パレットそのものの運用も大きな課題です。当社はこうした問題を解決する企業として設立されました」と説明するのは、日本パレットプール 常務取締役 松本 司氏である。

自社パレットによる輸送には、輸送終了後に空のパレットを発地まで回送しなくてはならない、常に大量のパレットを確保しておかなくてはならない、パレットの品質管理(メンテナンス)が必要、など様々な問題がある。これを解消するのが、同社が提供するパレットのプール運用システム「一貫パレチゼーションシステム」である。

荷主企業はパレットを必要な枚数だけ同社のデポからレンタルし、着地のデポに返却するだけでよい。輸送が終了したパレットは到着地の企業によって再利用され、輸送全体の効率化が実現する。松本氏は「当社のレンタルパレットによる一貫パレチゼーションシステムを導入することで、輸送コストの削減、業務の効率化、季節波動への対応が容易など、様々なメリットが得られます」と強調する。

一貫パレチゼーションシステムには、もう一つの大きな特長がある。環境負荷を大幅に減らせることである。日本パレットプール 常務取締役 田中 弘治氏は「パレットの共同利用によって、パレットの枚数を大幅に減らすことができますから、貴重な森林資源を保護することができます」と語る。

同社では、木材を使わないプラスチック製パレットの取り扱いも順次拡大している。田中は「従来はリサイクルが困難という理由で使用を控えていたのですが、この問題も解消するメドが付きました。今後も合理化、低コスト化に加えて、『環境に優しい輸送』を追求していきたいですね」と続ける。

新会計システムを構築し基幹情報の統合化を図る


日本パレットプール株式会社
常務取締役
田中 弘治 氏

一貫パレチゼーションシステムのメリットは顧客企業からも高く評価され、同社のビジネスは急速に拡大している。当初4カ所だった事業所は16ヶ所にまで増加し、パレットの貸出/返却を行うデポの数も約220カ所に達した。これに伴って処理すべき業務量も大幅に増えたため、同社では営業システムの改良などにも積極的に取り組んできた。

しかし、まだまだ解決すべき課題も残されていたと松本氏は語る。「営業システム自体の機能は大幅に強化されたものの、基幹会計システムとの連携が取れていない点が問題となりました。双方のシステムの処理が別々に行われていたため、営業システムから出力したデータを会計システムに再入力するなど、非効率な面が目につくようになっていたのです」(松本氏)。

さらに、全国に展開する拠点の情報が、本社に思うように集まらない点も問題となった。そこで、同社では新会計システムの構築プロジェクトに着手。営業システムと会計システムのシームレスな連携を実現することで、重要な基幹データを本社で集中処理できる環境を目指した。

「これによって業務処理のスピードを大幅に早められるだけでなく、経営分析や収支管理をより高い精度で行うことができます。最近ではIR情報の迅速な開示なども求められていますが、こうした次世代のビジネス要件を実現していくためにも、新会計システムを構築する必要があると考えました」と田中氏は説明する。

GLOVIA-Cを導入し業務のレベルアップを実現


日本パレットプール株式会社
経理部長
南野 孝志 氏

同社ではこれまで利用していたSuperCAPSELに代わるプロダクトとして「GLOVIA-C 会計パッケージ」を選択。日本パレットプール 経理部長 南野 孝志氏は、新システムの導入作業を「いくら高度な環境が実現できても、システム変更に伴って現場の業務に遅滞が発生するようでは困ってしまいます。ですが、GLOVIA-Cを選択したことで、新しい環境にスムーズに移行することができました。これは、大変ありがたかったですね」と振り返る。

基本的には従来の業務形態をそのまま引き継ぐ形でシステム設計が行われたが、新しい機能もいくつか追加された。この点について南野氏は「従来は購買業務の支払を拠点別に行っていたため、何をどこから購入しているのか本社側ではまったく把握できませんでした。そこで新システムでは、支払業務を本社に一元化。これによって購買情報の集約が実現できました。しかも、拠点に支払資金を送る必要がなくなり、資金効率が向上した点も大きいですね」と語る。

従来のシステムは専用のコマンドを覚える必要があるなど、ある程度熟練したスタッフでないと使えない点も問題であった。「GLOVIA-Cは操作性が優れているため、特別な教育なども一切不要なのです。この点も大いに気に入っています」と南野氏は語る。

エンドユーザーの情報活用にも新システムを役立てる

営業システムと会計システムの連携が実現したことで、経営に必要な情報をすばやく、正確に得ることが可能になった。これに加えて、エンドユーザーの情報活用を推進する上でも、GLOVIA-C 会計パッケージが貢献している。「従来のシステムでは固定的なデータしか取り出せませんでしたが、今では必要なデータをExcelなどに変換して自由に分析できます。戦略的な経営を推進する意味でも、現場の業務を効率化する意味でも、GLOVIA-Cを導入した効果は大きかったですね」と松本氏は満足げに語った。


パートナーメッセージ

富士通エフ・アイ・ピー株式会社
大阪支社 システム統括部 第二ソリューションシステム部
三田村 芳明 氏

日本パレットプール様の多大なご協力を頂いたお陰で、スムーズにシステムを稼働させることができました。今後はビジネスのパートナーとして、業務改善や経営に関わる問題を解決するお手伝いができればと考えています。

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