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Japan

月次決算をわずか3日で処理。グループ連結決算の早期化に貢献

このページの情報は、2005年に掲載されたものです。
最新情報は、GLOVIAトップページよりご覧ください。

導入事例 株式会社科学飼料研究所 様

配合飼料・代用乳・動物用医薬品などの製造を手がける株式会社科学飼料研究所(以下科学飼料研究所)では、会計システムを再構築した。全国農業協同組合連合会(以下JA)のグループ企業である同社では、連結決算早期化への対応が大きな課題であった。しかし従来のシステムでは、月次や年度末の決算業務の処理の迅速化に限界が見え始めていた。そこで同社では、「GLOVIA-C会計パッケージ」を導入。決算処理の大幅なスピードアップを実現すると同時に、会計データの戦略的活用にも役立てている。

株式会社科学飼料研究所

設立 1967年2月
本社 東京都千代田区内神田2-1-2
資本金 1億円
売上高 約214億円(2004年3月期)
従業員数 214名
事業概要 飼料・飼料添加物、動物用医薬品・医薬部外品、医療用具などの製造および販売を手掛ける。近年では、長年培った技術力を活かし、製薬・配合飼料メーカーからの原体加工受託事業も積極的に展開している。
URL 株式会社科学飼料研究所
(http://www.kashiken.co.jp/)


課題1:連結決算早期化への対応に対しては効果1:GLOVIA-Cを導入し、決算業務の大幅なスピードアップを実現
課題2:各種管理資料をスピーディーに作成することに対しては効果2:Excel関数機能を活用し、ニーズに応じた資料を柔軟に作成
課題3:会計データを経営戦略に活用することに対しては効果3:Interstage Navigatorとの連携により、事業管理を高度化

飼料・動物用医薬品の総合メーカーとして多様化するニーズに確実に応える


株式会社科学飼料研究所
経理・情報部 部長
小林 宏實 氏

配合飼料「プレミックス」の製造会社として、1967年に発足した科学飼料研究所。その後も動物用医薬品や牛・豚用の代用乳、人工乳、養魚飼料の製造・販売など、様々な分野に事業を展開している。

科学飼料研究所の経理・情報部部長、小林宏實氏は「近年では長年培った技術を活かし、動物薬・飼料添加物などの原体加工受託事業なども行っています。また動物用ワクチンの工場を新たに立ち上げるなど、ワクチンの総合メーカーとしても更なる飛躍を目指しています」と説明する。

個人経営から企業畜産への移行が進むなど、生産者を取り巻く環境は以前とは大きく変わった。これに伴って、同社に寄せられるニーズも以前とは様変わりしつつある。「かつては大量生産した飼料を供給する方法が主流でしたが、最近では生産者の方々が独自に配合方法などを研究されています。そこで当社でも少量・他品種生産を行うことで、こうした活動を支援しています」(小林氏)。

また同社では、業務のIT化にも意欲的に取り組んでいる。小林氏は「コストやスピードに対する要求が厳しさを増す中、ITの果たす役割は以前にも増して重要になっています。市場での競争力を維持し続けるためにも、効率的な業務環境作りに取り組んでいきたい」と力強く語る。

グループ連結決算への対応が大きな課題に


株式会社科学飼料研究所
経理・情報部 経理課 課長代理
久保田 竜 氏

こうした状況を背景に、同社は2003年より会計システムの再構築に着手した。小林氏は直接のきっかけとして「JAグループが2004年より連結決算に移行し、決算データをより迅速に受け渡さなくてはならなくなりました。しかし旧会計システムでは、このような要件を満たすことが難しかったのです」と説明する。

もともと同社では旧システムにおいても、仕訳などの会計知識なしに現場入力が行える先進的な会計システムを構築していた。しかし専用端末で入力していたこともあって、さらなるスピードアップを目指すにはいくつかの問題点が見受けられた。

科学飼料研究所の経理・情報部経理課課長代理、久保田竜氏は「そこで新会計システムはWeb対応とし、イントラネット環境のどこからでも入力が行えるようにしたいと考えました」と語る。

またもう一つ課題となったのが、データ加工のしやすさである。旧システムでは固定帳票の形でしかデータを取り出すことができず、管理用の資料を作成する際などには別の表計算ソフトに手入力をしていた。久保田氏は「経営環境が変われば、当然要求される資料の内容も変わってきます。しかし以前の環境では、必要な資料を柔軟に作成することができませんでした」と続ける。

「GLOVIA-C」を新システムに採用。決算日程を大幅にスピードアップ


株式会社科学飼料研究所
高崎工場の写真

同社では数種類の会計パッケージを候補に挙げ、導入の検討を行った。その過程では、実際にシステムを利用するユーザーからも意見を聞いたという。「本社主導の導入ではなく、エンドユーザーが使いやすいシステムにしたかった」(小林氏)からである。

その結果選ばれたのが、富士通の「GLOVIA-C会計パッケージ」だ。「GLOVIA-Cは新システムに求められる要件をすべて満たしていた上、富士通グループの充実したサポートも受けられる。この点が決め手となりましたね」と久保田氏は振り返る。

GLOVIA-C会計パッケージによる新会計システムは、2004年4月より本稼働を開始。小林氏は、その導入効果について、「以前は月次決算が確定するまでに7日を要していましたが、現在では同じ作業を3日で行えるようになりました」と語る。以前の7日でも相当早いが、GLOVIA-C会計パッケージを導入し、さらに業務面でもBPRを重ねることで、これをさらに大幅に短縮させることに成功したのである。

小林氏は「月次の数字を早くトップに報告できるということは、経営のサイクルを早めていく上で強力な武器となります。また懸案であった連結決算早期化への対応も実現することができました」と満足げに語る。

会計データを分析・活用し経営戦略に役立てる


株式会社科学飼料研究所
龍野工場の写真

GLOVIA-Cの使い勝手に対しても、高い評価が寄せられている。久保田氏は「前年度や前々年度のデータを蓄積しておけるので、過去のデータを照会したい場合もすぐに作業が行えます。以前は紙の元帳を引っ張り出さなくてはならなかったことを考えれば、飛躍的な進歩と言えますね」とにこやかに語る。

また管理資料を作成する場合も、GLOVIA-CのデータをそのままExcelに落として任意に加工することができる。「個別に手入力していた頃のように入力ミスが生じる心配がない上、必要資料を極めてスピーディーに作成できます。業務効率は大幅に向上しました」と久保田氏は続けた。

今後は富士通のOLAPソフトウェア「Interstage Navigator」とGLOVIA-Cとの連携を行い、会計データの戦略的活用をさらに推進していく予定だ。小林氏は今後の意気込みを「これからの経理部門には、次のアクションを打つための判断材料を迅速に提供することが求められます。GLOVIA-Cを活用し、管理会計のさらなるレベルアップに努めていきたい」と力強く語った。


株式会社科学飼料研究所
日向工場の写真


パートナーメッセージ

株式会社富士通システムソリューションズ
会計ソリューションサービス本部 会計ソリューション部
根岸 信幸 氏

GLOVIA-Cの導入によって、決算早期化や会計データの活用に貢献できたことを嬉しく思っています。今後も減損会計への対応やInterstage Navigatorによる分析など、様々な側面でお客様をサポートして参りたいと存じます。


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