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海外へのデータ転送を最大27倍に高速化!

- 大容量ファイルセキュア送信サービス「EASY FILE EXPRESS」への「Interstage Information Integrator」適用事例 -

 

トーテックアメニティ株式会社様 パッケージ適用事例


「EASY FILE EXPRESS」(イージーファイルエクスプレス)は、トーテックアメニティ株式会社が開発 / 販売する、企業向けの大容量ファイルセキュア送信サービスです。
今後さらに需要が高まると予測される、ビジネスのグローバル化やデータの大容量化にいち早く対応するため「Interstage Information Integrator」を採用し、高速データ転送機能による大容量ファイルのセキュアかつ高速な送信サービスを実現しました。

[ 2013年9月6日掲載 ]

【適用事例概要】
導入形態: パッケージ適用
パッケージ: 大容量ファイルセキュア送信サービス「EASY FILE EXPRESS」
製品: ソフトウェア
  • FUJITSU Software Interstage Information Integrator(データ収集・統合ソフトウェア)
【課題と効果】
1 大容量データ(ファイル)の転送時間を短縮したい   富士通独自の通信高速化技術により、遠隔地ほど効果の大きい高速データ転送を実現
2 グローバルビジネスにも対応できる製品にしたい   ソフトウェアだけでデータ転送の高速化を実現できるため、海外拠点にもフレキシブルに対応
3 従来の使いやすさや導入の容易性はそのままに、高速データ転送機能を組み込みたい   既存のアプリケーションの変更が不要のため、簡単かつ工数をかけずに高速データ転送機能の組み込みを実現

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適用の背景

ビジネスのグローバル化やデータの大容量化への対応

セキュアなファイル送信ソフトウェアが一般的ではなかった時代から、トーテックアメニティ株式会社ではセキュリティの重要性に着目し、ビジネス向けのセキュアなファイル送信ソフトウェアの開発を手掛けてきた。2010年春に「EASY FILE EXPRESS」のパッケージ版を、同年秋には富士通のクラウド環境である「FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5(注1)」を利用したクラウド版の提供を開始し、数多くの企業へ導入され高い評価を得ている。

その中でも特に製造業のユーザーにおいては、業種の特性として設計図面やイメージデータなど、容量の大きなデータが多く扱われており、製造拠点が海外に点在することも多いため、データ転送における大容量化・高速化の必要性を強く感じていた。

トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 部長 長部 俊弘 氏の写真
長部 俊弘
トーテックアメニティ株式会社
テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 部長

同社 テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 部長 長部 俊弘 氏は開発当初の課題をこう振り返る。
「ある製造業のお客さまでは、CADシステムにおいて拠点間でのデータのやり取りが必須になります。データの容量は大きく、海外とのやり取りが多い。技術データが必要なときにデータ転送で1日かかったり、データ転送がタイムアウトしてしまうと、ビジネスチャンスを逃してしまうこともあるのです」

このような背景から、同社は2010年のサービス開始と同時に、ファイル転送の高速化という新たな課題に取り組み始めた。

適用のポイントと効果

日本~欧米間の大容量データ転送速度が最大27倍に

「Interstage Information Integrator」は、回線品質の悪い通信環境下でも富士通独自の技術で通信を高速化し、オフィスや拠点間のタイムリーな情報共有 / 情報利活用を支援する機能を提供している。
なかでも、データ消失訂正技術「RPS技術(特許登録済み)」と効率的な再送方式「UNAP技術(特許申請中)」を駆使したUDP通信を行なうことにより、回線事情(距離、品質)による遅延を解消し、高度な信頼性を兼ね備えた高速転送を実現している。
遠隔地とのTCP通信においては往復遅延時間が大きくなるため、「Interstage Information Integrator」による高速化の効果は大きくなることが多い。

これはまさに同社が求めている技術であった。と同時に、富士通も「Interstage Information Integrator」の高速データ転送機能を活用することで、より高い効果を得られるアプリケーションや協業先を探していたことから、両社のベクトルが一致して「EASY FILE EXPRESS」への組み込み開発が進められた。

高速データ転送機能搭載の「Interstage Information Integrator」を採用した新しいバージョンの「EASY FILE EXPRESS」では、日本~欧米間を想定した10MBのデータ送信が、従来比最大27倍となる高速化を実現した。

Interstage Information Integratorの適用有り無しによるデータ送信の時間
  EASY FILE EXPRESS
単体性能(クライアント1台)
EASY FILE EXPRESS
多重性能(クライアント5台同時)
適用無し 適用有り 高速化率 適用無し 適用有り 高速化率
ダウンロード 205秒 11秒 19倍 240秒 17秒 14倍
アップロード 295秒 11秒 27倍 310秒 14秒 22倍

【計測時の環境】 データ量:10MB / 帯域:10Mbps / RTT:240ms / ロス率:1.0%

この成果について長部氏は、「295秒が11秒に短縮される、その効果は大きいですよね。さまざまな情報のやり取りは遅いと意味がありません。これまで、数GBのファイル送信に数時間かかっていたものが数分に短縮されるというのは、非常に大きなメリットです。」と評価する。

「Interstage Information Integrator」の適用による「EASY FILE EXPRESS」の高速化 概要図

【「Interstage Information Integrator」の適用による「EASY FILE EXPRESS」の高速化 概要図】

ソフトウェアだけでデータ転送を高速化でき、海外拠点へもフレキシブルに対応

また、「Interstage Information Integrator」がソフトウェアだけでデータ転送を高速化できることは、グローバル化が進む企業へのビジネス展開を視野に入れている同社にとって、採用の大きな決め手にもなった。

現状のWAN高速化製品の多くは、ハードウェアアプライアンスが主流で高額な製品が多い。WAN高速化装置などの専用ハードウェアが必要となると、拠点ごとの設備投資やシステム開発費用などのコストがかかる。
その点、「Interstage Information Integrator」はまさに「EASY FILE EXPRESS」に最適な製品であった。国内・海外を問わず、専用ハードウェアの設置や回線の増強は不要で、ソフトウェアのインストールと、アプリケーションのネットワーク設定を行なうだけで、拠点間でのデータ転送の高速化を実現できるのだ。

従来の使いやすさや導入の容易性はそのままに、Interstage Information Integratorの組み込みを実現

さらに同社では、従来からユーザーに定評のあった"マニュアルレスで使える簡単さ"や"導入の容易性"を踏襲することも譲れない要件であった。
「Interstage Information Integrator」は、既存アプリケーションをそのまま利用できる仕様となっていることから、「EASY FILE EXPLESS」の改修はほとんど発生せず、ユーザーにとっての使い勝手は従来と変わっていない。また、開発段階で課題となった多重性能や連携の不十分な点などは、「Interstage Information Integrator」が取り込む形で改善できたことも加わり、簡単かつ工数をかけない組み込みが実現できた。

「『Interstage Information Integrator』には当社の要望も色々と取り込んでいただきました。課題・要望に応えていただけたというのは、製品化を進めるうえで大きな安心に繋がりました。我々が満足できなければ、お客様へはご提案できませんよね」と長部氏は笑顔を見せた。

今後の展望

さまざまな製品やSIとのコラボレーションを増やし、適用領域の拡大を目指す

同社は、今回バージョンアップした「EASY FILE EXPRESS」のデータ転送高速化により、グローバルにビジネス展開する企業への導入を一気に加速させたいと考えている。製造業に限らず、公共や医療、製薬など、セキュリティ要件の高い業種・業務に潜在する需要の開拓にも積極的に取り組み始めている。

さらに、販売形態の多様性について、同社 テクニカルサービス事業部 第2営業部 セキュリティ統括チーム 担当リーダー 佐橋 俊泰 氏は「『EASY FILE EXPRESS』は、自社 / 他社の製品と連携して導入されている実績もあります。今回は『Interstage Information Integrator』を組み込んで『EASY FILE EXPRESS』のデータ転送の高速化を実現しましたが、その逆の発想で、他の製品に『EASY FILE EXPRESS』を組み込んで製品化することや、SIに適用していただくこともできるのです。個々の企業向けのカスタマイズも自由にできます。完全なる国産・自社開発製品ならではの柔軟性とスピード感があります」と同製品の強みを語った。

トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 第2営業部 セキュリティ統括チーム 担当リーダー 佐橋 俊泰 氏の写真
佐橋 俊泰
トーテックアメニティ株式会社
テクニカルサービス事業部 第2営業部 セキュリティ統括チーム 担当リーダー


同社は、富士通をはじめさまざまな製品やSIerとの連携を深めながら、他社にはない強みを武器に、グローバルビジネス領域における大容量ファイルセキュア送信サービスのトップシェアを目指していく考えだ。

トーテックアメニティ株式会社の皆様の写真

左から

  • トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 第2営業部 セキュリティ統括チーム 担当リーダー 佐橋 俊泰 氏
  • トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 吉川 晃央 氏
  • トーテックアメニティ株式会社 テクニカルサービス事業部 セキュリティシステム部 部長 長部 俊弘 氏
【トーテックアメニティ様 会社概要】
社名 トーテックアメニティ株式会社
本社所在地 愛知県名古屋市西区名駅二丁目27番8号
設立 1971年5月20日
資本金 1億8,062万円
代表取締役社長 坂井 幸治
従業員数 1,808名(2013年5月末現在)
事業概要 ソリューションアウトソーシング事業
テクノロジーアウトソーシング事業
トーテックアメニティ株式会社様 会社ロゴマーク
ホームページ トーテックアメニティ株式会社 ホームページOpen a new window
製品紹介ページ 高速送信版「EASY FILE EXPRESS/SC」Open a new window

【ご紹介した製品】

【関連情報】

用語解説

(注1)FUJITSU Cloud IaaS Trusted Public S5
サービス提供当時の名称は「Fujitsu Global Cloud Platform FGCP/S5(オンデマンド仮想システムサービス)」

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