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今までに発表した製品:ExtremeSwitching VDX 6940

コンバージドスイッチ「ExtremeSwitching VDX 6940 series」は2022年1月14日販売終息しました。
本ページで紹介している情報は、2022年1月14日時点のものです。

ExtremeSwitching VDX 6940 series 概要

高性能

  • 低遅延かつ広帯域な40ギガビットイーサネット、10ギガビットイーサネットをサポートしているため、転送データ量が増幅しても帯域幅に制限されることなく、アプリケーションの性能を最大化可能。

SAN/LAN統合

  • FCoE(注1)のプロトコルをサポートし、SANとLANの異なるトラフィックを単一ネットワーク上で転送可能。
  • 低消費電力のExtremeSwitching VDX seriesに機器を集約することにより、省スペース化、および導入 / 運用コストの削減を実現。

スイッチの仮想化

  • VCS機能 (注2)により、複数スイッチ(ExtremeSwitching VDX series)を仮想的な1台の論理スイッチとして使用可能。
  • トライフィックループ防止を意識することなく、全てのパスをActiveに動作させることが可能。
  • VCS内で最短経路にてデータ転送し、故障時には即座に別ルートで通信し運用を継続するため、高性能 / 高信頼なネットワークの構築が可能。

高度な冗長化

  • vLAG機能(注3)により、VCS内で異なるスイッチ間のリンクアグリケーション(複数の物理的な回線を仮想的に束ね、1つの太い回線として扱う機能)を容易に構成可能。
  • リンクアグリケーションにより、高速なインタフェースを購入することなく広帯域化を可能にし、回線が1つダウンしても通信の継続が可能。

帯域保証

  • 優先的に処理を行いたい業務の処理性能を確保するQoS (注4)機能をサポートし、ネットワークの帯域幅を超えるデータトラフィックが発生しても、指定した帯域保障値のストレージトラフィックを保証し、システムに影響なく運用の継続が可能。
  • 管理ツールBrocade Network Advisorを導入することで、VCSファブリックのネットワーク監視、性能監視を支援。

仮想マシンをセキュアに移動

  • AMPP機能 (注5)の適用により仮想マシンのマイグレーションを行う際に、ネットワーク上のセキュリティを自動的に維持。

サーバー集約環境の運用の統一

  • 注1
    FCoE:Fibre Channel over Ethernet
  • 注2
    VCS機能:Virtual Cluster Switching
  • 注3
    vLAG機能:Virtual LAG
  • 注4
    QoS:Quality of Service
  • 注5
    AMPP機能:Automatic Migration of Port-Profile

ご参考:「Brocade VDX series コンバージドスイッチ」は2018年8月より「ExtremeSwitching VDX series コンバージドスイッチ」と名称を変更いたしました。

ExtremeSwitching VDX 6940 仕様・諸元

仕様

モデル名ExtremeSwitching VDX
6940-36Q6940-144S
スイッチング帯域幅(全二重)GbE2,880Gbit/s
ポート間レイテンシ(注1700ns
ポート数1GbE (RJ45)
1/10GbE (SFP+)64~96
注7
1/10GbE (RJ45)
40GbE (QSFP+)(注224~360~12
GbEサポートメディア1000BASE-SX SFP○(注8
1000BASE-LX SFP○(注8
1GBASE Copper SFP (RJ45)○(注8
10GBASE SR SFP+
10GBASE LR SFP+
40GbE SR QSFP+
40GbE LR QSFP+ (注3
Direct Atacched Cable
(Copper Twinax)
機能Layer 2 switching
Layer 3 switching
VLAN
Spanning Tree ProtocolSTP, RSTP, MSTP, PVST+, PVRST+
IGMP snooping
Layer 2 access control lists
VCS(注4
LAG/vLAG
AMPP
DCB
FCoE(注4
iSCSI-SAN接続
QoS
ISL trunking
Port拡張(注5
保守管理機能IPv4/IPv6管理, Switched Port Analyzer(SPAN), Telnet, SSHv2, SNMP v1/v2c/v3, sFlow
エアフロー(注6フロントアクセス
リアアクセス
外部インターフェースEthernet(10/100/1000BASE-T)、RS-232(RJ45)、USB
  • 注1
    接続条件により値が異なります。
  • 注2
    40GbEポートは10GbE×4ポートへBreakoutすることが可能。VDX 6940-144Sは、Breakout未サポートです。
  • 注3
    NOS v4.1.2ac以上からサポート。
  • 注4
    NOS v4.0.1b1以上が適用されている場合はオプション手配不要です。
  • 注5
    オプションライセンスの手配が必要です。
  • 注6
    装置前面(ポート側)から背面(電源側)へ通気するフロントアクセス、または装置背面から前面へ通気するリアアクセスに対応した本体装置を選択可能です。
  • 注7
    1GbEはNOS v6.0.2a以上からサポート。
  • 注8
    NOS v6.0.2a以上からサポート。

設置諸元

モデル名ExtremeSwitching VDX
6940-36Q6940-144S
外形寸法[W×D×H]幅 [W]440mm440mm
奥行き [D]438mm485mm
高さ [H]44mm87mm
質量10.1kg17.3kg
電源条件電圧AC100~240V
相数単相
周波数50Hz、60Hz
最大所要電力295W512W
最大発熱量1,062kJ/h1,843kJ/h
周囲環境条件(動作時)温度0~40℃
湿度10~85%RH
電源条件コンセントAC100V仕様必要コンセント数2
コンセント形状平行2ピン アース付(NEMA 5-15)
AC200V仕様必要コンセント数2
コンセント形状ロック式2ピン アース付(NEMA L6-15)

サポートサーバー/ストレージ

サポートサーバー

メーカー名 機種
富士通 基幹IAサーバー PRIMEQUEST
SPARC Enterprise, PRIMEPOWER, S series
PCサーバー PRIMERGY
Oracle Sun Fire, Sun Blade, Sun Enterprise
HP HP9000 series, Integrity (注1
IBM pSeries, RS/6000, System p, Power Systems (注1
その他 各社PCサーバー
  • 注1
    他社サーバー接続につきましては、今後順次拡大予定です。

サポートストレージ

メーカー名 機種
ハイブリッドストレージシステム 富士通 ETERNUS ハイブリッドストレージシステム
ディスクストレージシステム 富士通 ETERNUS ディスクストレージシステム
テープライブラリ 富士通 ETERNUS テープライブラリ

特長・機能

高性能

  • 40ギガビットイーサネット、10ギガビットイーサネットをサポートし、低遅延かつ広帯域なネットワーク構築が可能です。転送データ量が増幅しても帯域幅に制限されることなく、アプリケーションの性能を最大化できます。

SAN/LAN統合

  • FCoE(注1)のプロトコルをサポートし(オプション)、SANとLANの異なるトラフィックを単一ネットワーク上で転送できます。これにより、ハードウェア点数の削減や省スペース化、導入 / 運用コストの削減を実現します。さらに、低消費電力なExtremeSwitching VDX seriesに集約することにより、大幅な省電力化が期待できます。

スイッチの仮想化

  • VCS機能(注2)により、複数のExtremeSwitching VDX seriesを仮想的な1台の論理スイッチとして使用可能です。隣接装置を認識すると自動でVCSを構築するため、マニュアル設定は不要で、スイッチを増設したり、帯域が不足している経路にカスケードパスを追加できます。また、従来のネットワークではトラフィックのループを防止するため、STP(注3)による複雑な構成設計が必要でしたが、VCSではループを意識することなく、全てのパスをActiveに動作させることができます。これらにより、ネットワークのスループットを2倍以上に向上するとともに、運用負荷の軽減と高可用性を同時に実現します。またVCS内で最短経路でデータ転送し、障害時には即座に別ルートで通信し運用を継続するため、高性能 / 高信頼なネットワークを構築可能です。

高度な冗長化

  • vLAG機能(注4)により、異なる筐体間でリンクアグリケーションを容易に構成できます。リンクアグリケーションにより、複数の物理的な回線を仮想的に束ね、1つの太い回線として使用できます。これにより、ネットワークをく広帯域化すると共に、障害で回線が1つダウンしてもパスが冗長化されているため、通信の継続が可能となります。さらに、ExtremeSwitching VDX seriesのvLAG機能では、パスの冗長化のみならず、VCSを構築する異なるスイッチ間のリングアグリケーションに対応し、より高度な冗長化を施したネットワーク構築を実現します。

帯域保証

  • ストレージ統合環境において、優先的に処理を行いたい業務の処理性能を確保するQoS機能(注5)をサポート。従来のLANとSANの異なるトラフィックを同一ネットワーク上で通信する際、ネットワークの帯域幅を超えるデータトラフィックが発生しても、指定した帯域保証値のストレージトラフィックを保証し、システムに影響なく運用を継続します。また、帯域保証値は容易に変更が可能なため、流動的なデータトラフィックに対し、柔軟な運用が可能となります。
    さらに管理ツールBrocade Network Advisorを導入することでVCSファブリックのネットワーク監視、性能監視を支援します。

仮想マシンをセキュアに移動

  • AMPP機能(注6)により、VMwareのvMotion等で仮想マシンをマイグレーションする際、移動先のポートへ同じポート設定(ACL(注7)、VLAN等)を自動適用できます。従来、仮想マシンのマイグレーションを行う場合は、移設元ポートのセキュリティを解除し、移設先ポートに設定し直すか、セキュリティを設定せずに運用されていました。ExtremeSwitching VDX seriesは、AMPP機能の適用により、仮想マシンのマイグレーションを行う際に、ネットワーク上のセキュリティを自動的に維持します。

充実のサポートサービス
FUJITSU Managed Infrastructure Service SupportDesk

  • 富士通サポートセンターの専門技術者がハードウェア/ソフトウェアを一括でサポート。定期点検やリモート通報などの予防保守、専用ホームページによる情報提供を行います。万が一のハードウェアトラブル時にはサービスエンジニアを派遣し修理を実施致します。
    SupportDeskの詳細は、以下URLをご覧ください。

    <製品サポート>
    https://www.fujitsu.com/jp/services/infrastructure/service-desk/
  • 注1
    FCoE:Fibre Channel over Ethernet
  • 注2
    VCS機能:Virtual Cluster Switching
  • 注3
    STP:Spanning-Tree Protocol
  • 注4
    vLAG機能:Virtual LAN
  • 注5
    QoS:Quality of Service
  • 注6
    AMPP機能:Automatic Migration of Port-Profile
  • 注7
    ACL:Access Control List

設定ツール(ドライバ)&ファームウェア

設定ツール

ツール名概要
Brocade series,
ETERNUS SN200 series,
ExtremeSwitching VDX series 監視機能設定ツール
監視機能設定ツール(MIBファイル)(以下、本プログラム)は、SAN スイッチの Brocade series, ETERNUS SN200 series および コンバージドスイッチ ExtremeSwitching VDX seriesから送信されるSNMPトラップをSNMP監視ツールで翻訳するために必要なMIB(Management Information Base)ファイルであり、それ以外の用途に使用することはできません。ダウンロードは無料です。

ファームウェア

Brocade series / ExtremeSwitching VDX seriesの最新版には、追加機能のサポート、またはファームウェアの修正データが含まれています。Brocade series / ExtremeSwitching VDX seriesは弊社が提供する最新版ファームウェアを適用して使用してください。
最新版は以下のお客様専用ホームページ「SupportDesk-Web」にて提供しています。
https://eservice.fujitsu.com/supportdesk-web/
なお、適用はお客様による作業となりますが、弊社に作業をご依頼される場合は、有償にて承りますので、弊社担当営業、または販社パートナーまでお問い合わせください。

導入事例

AGS株式会社様
[2015年5月26日]

セルフサービスポータル、無停止でのアップグレード、仮想ストレージ
先進技術で仮想化基盤を刷新し、ノウハウをお客様サービスに活かす

株式会社BSNアイネット様
[2013年12月16日]

Brocadeのイーサネット・ファブリックを要に変化に強い次世代クラウドサービス基盤を構築。シンプルな運用と災害対策も視野に入れ事業拡大を担う

株式会社富士通研究所
[2013年10月23日]

所内共通クラウドを支えるネットワークを「Brocade VDX series」で刷新
回線の10G化・冗長化、論理スイッチで運用コスト半減を目指す

その他の「コンバージドスイッチ」導入事例

関連情報

データ量の増加時にネットワークを拡張

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