更新日:2019年12月4日
掲載日: 2013年12月17日
従来より、各システムベンダーのメインフレーム装置間で、CMT(カートリッジテープ)によるデータ交換が行われてきました。しかし各社共、既にCMTの販売を中止しており、これに代わる交換媒体が求められてきています。
2007年にJEITA(注1)テープストレージ専門委員会により、以下の内容が決定しています。
(注1)JEITA : 社団法人 電子情報技術産業協会
2項の方針に則り、メインフレームベンダー間でLTOカートリッジテープによるデータ交換を検証しました。
参加ベンダー | OS名 | システムレベル | 対象LTO装置 | |
---|---|---|---|---|
日本IBM | z/OS® | 4項の各社情報公開ホームページを参照下さい。 | ||
日立製作所 | VOS3 | |||
NEC | ACOS-4 | |||
富士通 | MSP | 128トラック | C05061以降 | ETERNUS LT80 S2 ETERNUS LT80 |
36トラック | C08061以降 | |||
XSP | 36トラック | V05061以降 |
項目 | 条件 |
---|---|
カートリッジテープ | LTO Ultrium 3(注) |
ラベル形式 | MSP:SL/ NL(固定長, 可変長), JL/AL(固定長)
XSP: SL/ NL(固定長, 可変長) (注)各社、サポートしているラベル形式の範囲に則って検証 |
ボリューム構成 | シングル・ボリューム |
(注)検証は、LTO Ultrium3 カートリッジテープで実施しましたが、LTO Ultrium4 以降の世代のLTOカートリッジテープを使用しても互換性に変わりなく、データ交換が可能です。
ただし、以下の点についてはデータ交換を行う当事者間で事前に整合しておくことが必要です。