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MAID(Massive Array of Idle Disks)とは

MAID(Massive Array of Idle Disks)とは、アクセス待機時にはストレージ内のハードディスクドライブ(以下HDD)を停止させ、アクセスが必要になったときにのみ回転させる技術です。グリーンITを実現する技術として注目されています。

MAIDの背景と仕組み

ストレージの省電力化のニーズから開発された技術です。 ストレージに蓄積するビジネスデータは加速的に増加していますし、内部統制によりその長期化も求められています。しかし、それらデータのアクセス頻度はすべて一様ではありません。頻繁にアクセスされるデータもあれば、アクセス頻度が低いものもあります。

一般に、アクセス頻度の低いものは光ディスクやテープライブラリに保存されます。その中には時折アクセスされるものもあり、アーカイブされた電子メールやビデオデータ、医療分野における過去の画像データなどがそれにあたります。これらはアクセス時にはスピードが求められるので、光ディスクやテープライブラリでは要求に対応することが困難です。 一方、バックアップ用のHDDも、バックアップ時やリストア時にはデータI/Oが発生するものの、その他の時間はほとんど待機状態です。

このように、時折しかアクセスされないストレージ内HDDへの電源供給を停止し、省電力化を実現する技術がMAIDです。MAIDはHDDの高速性と光ディスク・テープライブラリの省コスト性を兼ね備え、両者間のギャップを埋める新しい技術なのです。

MAIDのメリット

MAIDは現在、グリーンITを実現する技術として注目を集めています。省電力化により、CO2排出量を削減できるからです。また、発熱量を抑えることで冷却効率を高め、空調設備の削減も可能となります。特に、大量のストレージを設置しているデータセンターでは、この効果が期待されています。

展望

グリーンITが求められるにつれ、MAID機能の搭載の有無は今後の製品選択の重要なポイントなっていくことでしょう。

富士通は2006年5月にエンタープライズストレージでいち早くMAIDを採用、多くの実績をもっています。 ETERNUS ディスクストレージシステムは、MAID技術を応用した「エコモード」を搭載し、グリーンITの提供を通じて、環境負荷低減に貢献しています。

掲載日:2009年9月9日

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