掲載日: 2016年4月5日
「ETERNUS VT600 バーチャルテープ」は、内部コンポーネントおよび、デザインを一新した新モデルを販売開始いたしました。
本装置はテープ運用をディスク上で仮想的に行う装置で、従来のテープ装置と同じように使用しながら、実際にはディスク上で処理を行うため、テープ処理の高速化が図れます。
また、主要なコンポーネントを冗長化し、バックアップ運用を継続する高い信頼性を備えています。
ETERNUS VT600
バーチャルテープ
製品カタログ
(注) 表記は掲載時のものになります
ETERNUS VT600
Model 50 S5
テープボリュームキャッシュ容量 : 最大923GB(非圧縮時)
仮 想ドライブ 数 : 8台
ホストインターフェース数 : 4
ETERNUS VT600
Model 300 S5
テープボリュームキャッシュ容量 : 最大3.2TB(非圧縮時)
仮 想ドライブ 数 : 最大64台
ホストインターフェース数 : 最大8
ETERNUS VT600
Model 700 S5
テープボリュームキャッシュ容量 : 最大15.8TB(非圧縮時)
仮 想ドライブ 数 : 最大256台
ホストインターフェース数 : 最大16
ETERNUS VT600 Model 700 S5は、高速FCLINK(8Gbit/s)をサポートし、メインフレーム(GS21 2400/2600 接続時)との直接接続が可能です。
また、データの読み書きをディスク上で行い、そのディスクであるテープボリュームキャッシュは、大容量なデータを保存することが可能です。ETERNUS VT600 Model 50 S5ではテープボリュームが3,000巻、Model 300 S5では100,000巻、Model 700 S5では500,000巻のボリュームを保存することができます。
ETERNUS VT600では、Native Export/Import機能(オプション)により、ETERNUS LT80 S2 テープ装置と互換のあるスタンダード・ラベル形式でカートリッジテープへの書き出しができます。これにより、運用サイトに設置されたETERNUS VT600からカートリッジテープにデータを書き出し、バックアップサイトに設置されたETERNUS LT80 S2 テープ装置でデータをリストアと、安価なテープ装置を利用した災害対策システムの構築が可能です。
ETERNUS VT600がテープ運用を自動管理します。これにより、テープ保管や運用管理に係わるTCO削減を実現するとともに、人的なマウントミスも無くなります。また、ETERNUS VT600内のテープボリュームをLT270 S2の二つの異なる大容量カートリッジテープに自動作成する機能を使用することで、万一のメディアエラーにおいても他方のカートリッジテープからの読み取りが自動的に実行され、業務継続が可能です。
ETERNUS VT600 Model 700 S5では、バックエンドのETERNUS LT270 S2 テープライブラリの暗号化機能と「暗号鍵管理オプション」を組合せることで、カートリッジテープ内のデータを暗号化、および管理が可能になります。外部排出カートリッジの紛失や盗難時の情報漏えいを防止し、データのセキュリティを強固にします。