ETERNUS トピックス
2012年9月14日
基幹IA/UNIX/PCサーバ環境でのテープ運用をディスク上で仮想的に行う「ETERNUS CS バーチャルテープ」が内部コンポーネントを一新し、デザインも新たに2012年9月14日より販売開始しました。
ETERNUS CS500, ETERNUS CS1000 は、接続物理テープライブラリをETERNUS LT60 S2, LT250, LT270の3種から選択することができます。
ETERNUS CS2000は、ETERNUS LT270を接続することができます。
ETERNUS CS バーチャルテープは、ディスク上でテープ運用を仮想化し、テープバックアップと同じ運用で、ディスクベースの高速処理を実現します。
主要なテープドライブフォーマットとバックアップソフトウェアをサポートし、テープフォーマットでディスクに対して読み書きを実行します。RAIDボリュームの複数ディスクにI/O負荷が分散されるため、高速なバックアップ・リストアが可能です。また、装置内に最大256台(注1)の仮想ドライブを定義でき、1つのFCインターフェースに複数ドライブを割り当て、並列処理を実行できます。これにより、ディスクストレージと同様に、最大8Gbit/s FCインターフェースの転送速度を最大限に活用した高速処理を実現します。
(注1) CS2000の場合
モデル | CS500 | CS500DL | CS1000 | CS2000 | |
---|---|---|---|---|---|
キャビネット数 | 1 | 2~3 | |||
仮想ドライブ数 (注1) | 32~64 | 64~256 | |||
論理ボリュームサポート数 (注1) | 最大300,000 | 最大500,000 | |||
テープボリューム・キャッシュ容量 | 4.9~49.9TB | 11.0~212.6TB | 4.9~49.9TB | 9.8~159.6TB | |
ホスト
インターフェース |
インターフェース
タイプ |
ファイバチャネル(最大8Gbit/s) | |||
インターフェース数 | 4~8 (注2) | 4~16 | |||
接続可能テープライブラリ | バックエンドテープライブラリ(注3) | ETERNUS LT60 S2
ETERNUS LT250 ETERNUS LT270 |
- | ETERNUS LT60 S2
ETERNUS LT250 ETERNUS LT270 |
ETERNUS LT270 |
サポート物理ドライブ種(注4) | LTO Ultrium4
LTO Ultrium5 テープドライブ |
LTO Ultrium4
LTO Ultrium5 テープドライブ |
|||
接続可能
台数 |
1 | 2 | マルチ | ||
外形寸法(W×D×H) | 700 x 1,075 x 1,800 mm | 2,100 x 1,075 x 2,008 mm (注5) |
(注1)バックアップソフトウェアにより使用可能数が異なります、またCS500DLは搭載されるTVC容量にも依存します。
(注2)ホストパスと物理ドライブパスはスロットを共有するので、ホストパス数によってドライブパスの最大数が決まります。
(注3)CS500DL以外はバックエンドのテープライブラリは必須(別途手配が必要)。LT60 S2のみTVC容量によってはラック搭載が可能。
(注4)WORM カートリッジテープは使用不可
(注5)キャビネット×3台で、テープボリュームキャッシュ容量が最大構成時の値。バックエンドライブラリを含まず。
ディスク上でテープ運用を仮想化しバックアップサーバからは、テープライブラリとして認識されます。
主要なテープドライブフォーマットとバックアップソフトウェアをサポートし、テープフォーマットでディスクに対して読み書きを実行します。データを保存するのはディスクですが、バックアップサーバに対してはテープライブラリとして認識させるので、従来のテープライブラリと同様の運用が可能です。
制御プロセッサや電源、ファン等の主要コンポーネントを二重化しています。一方のコンポーネントが故障した場合でも片系運転が可能で、保存されたデータへのアクセスを継続します。
バックエンドのETERNUS LT270, LT250 テープライブラリの「暗号鍵管理オプション」を使用することでカートリッジテープ毎に暗号化することができます。
外部排出カートリッジの紛失や盗難時の情報漏えいを防止し、データのセキュリティを強固にします。
(注2) バックエンドにETERNUS LT250 テープライブラリまたは、ETERNUS LT270 テープライブラリ を接続した場合