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社長が太鼓判、地域密着の不動産会社が達成した「サーバ仮想化+共有ストレージ」の効果とは
~システムの信頼性、処理性能が大幅向上~

サーバ仮想化と共有ストレージを使ったシステムの可用性向上はもはや一部の大企業だけが利用できる技術ではない。千葉県八千代市の不動産会社が取り組み、ビジネス拡大を実現した注目事例を紹介する。

ITによる不動産情報提供サービスで業績を伸ばすオカムラメイト

オカムラメイトは、千葉県の八千代市、習志野市、船橋市、佐倉市近辺のエリアを中心に、地域密着型の不動産サービスを提供している不動産会社。もともと20年前から地元で営業している建設会社オカムラホームの不動産管理部門が独立してできた同社は、地元の地主や投資家、顧客と長年にわたって築き上げてきた信頼を武器に、創業以来10年、着実にビジネスを成長させてきた。

そんなオカムラメイトが近年力を入れているのが、不動産仲介ビジネスだという。同社 代表取締役 池田英治氏は、次のように述べる。

オカムラメイト 代表取締役 池田英治氏の写真
オカムラメイト
代表取締役
池田英治氏

「ここ10年の間、賃貸物件の賃貸料は年々下がり続けており、自社管理物件の賃貸管理収入だけに頼るのが困難になってきています。そのため現在では、物件を仲介することで得られる仲介手数料の収益を伸ばすことを目指しています」

こうした戦略を支える重要な施策の1つが、同社が運用する「賃貸管理システム」と、この管理システムにリアルタイムで連携する「仲介店向け空室案内Webシステム」だ。賃貸管理システムは、ファインネットテクノロジーが開発・提供する不動産業界向けシステムで、不動産会社が賃貸物件を管理するために必要な機能一式を提供する。仲介店向け空室案内Webシステムは、この賃貸管理システムの周辺システムで、募集中の管理物件を仲介業者が検索できるようにしている。これによって、仲介業者は、電話などの手段を用いず、Webからリアルタイムに空室状況を把握することができる。

オカムラメイト 社内写真

さらに同社では一歩進んで、他社が管理する物件情報も自社システムへ登録しており、営業地域にある賃貸物件の85%以上を網羅している。

「他社が管理する物件に関する情報を独自に調査し、外観・室内写真も自社システムに登録。この登録情報は、10日ごとにメンテナンスしています。これによって、地域の物件情報を総合的に網羅するデータベースを構築し、仲介店に利用を促すことにより、仲介ビジネスの機会増大を図っています」(池田氏)

こうして、経営の中で占めるITの重要性が年々高くなってきた一方で、システムのトラブルやキャパシティー不足によってビジネス成長の足が引っ張られるリスクも年々増してきていた。オカムラメイト 取締役 賃貸統括部長 鈴木正慶氏は、次のように振り返る。

オカムラメイト取締役 賃貸統括部長 鈴木正慶氏の写真
オカムラメイト取締役
賃貸統括部長
鈴木正慶氏

「サーバの故障によってシステムが停止してしまったことがそれまで2回ありましたが、復旧するまでの間、ほぼ全ての業務がストップしてしまいました。今やITなくして弊社の業務は遂行できない状態なので、万が一のトラブルからの迅速な復旧は急務でした」

そんな折、新たに会計パッケージを導入する話が持ち上がった。既に賃貸管理システムのためにサーバを2台、そして仲介店向け空室案内Webシステムのために2台のサーバを社内のサーバルームで運用しており、これ以上サーバの台数は増やしたくなかった。また、賃貸管理システムや仲介店向け空室案内WebシステムはLinux上で稼働していたが、新たに導入する会計パッケージはWindows OS上でしか動かなかった。このままでは、新たにWindows OSを搭載したサーバを増設するしかない……。

そこで同社が選択したのが、サーバ仮想化と共有ストレージの導入という解だった。

サーバ仮想化と共有ストレージで業務システムのインフラを刷新

サーバ仮想化と共有ストレージによるインフラのリプレースを提案したのは、富士通のパートナー企業であるミツイワだった。同社はもともと、賃貸管理システムの開発元であるファインネットテクノロジーとパートナー関係にあった。そこで、オカムラメイトからシステムの可用性向上や、サーバ台数の削減といった要望を受けたファインネットテクノロジーは、ミツイワにその実現方法について相談を持ちかけたのだ。

ミツイワが提案したのが、VMwareの「VMware vSphere」を使ったサーバ仮想化技術だった。この技術を使えば、同じサーバ上で異なるOSの環境を仮想マシンとして複数同居させることができる。これなら、Linux環境が前提となる賃貸管理システムと、Windows環境が前提となる会計システムを同じサーバ上に載せ、サーバ台数を削減できる。

さらに、2台の仮想化ホストサーバ間でストレージを共有することで、「ライブマイグレーション機能」が使えるようになる。これは、あるサーバ上で動いていたアプリケーション環境を、別のサーバ上に移動して稼働を継続できるという技術だ。万が一、片方のサーバが故障しても、もう片方のサーバに環境を移動して処理を継続できる。「サーバ故障による業務停止を防ぎたい」というオカムラメイトの要望に、まさにぴったりの機能だったのだ。

ファインネットテクノロジーから顧客の要望をつぶさに聞いたミツイワが、最終的に仮想化と共有ストレージのインフラとして選定したのが、富士通のサーバ製品「FUJITSU Server PRIMERGY RX 200 S7」と、ストレージ製品「FUJITSU Storage ETERNUS DX60」だった。どちらの製品も、国産ベンダー製ならではの高品質に定評があり、特にETERNUS DX60に関してはVMware HA機能との連係により、サーバ障害時の業務停止時間を最小化できる点が採用の決め手となった。

また、こうした製品スペック面での優位性とともに、ソリューション提案力やサポートサービスの品質といった、国内ベンダーである富士通ならではのきめ細かなサービスが、採用を決断する上で大きな要因になったという。エンドユーザーの目線に立ち、きめ細かな要望に合致する最適なソリューションを提案するとともに、システム導入後も万が一の製品トラブル時は日本全国どこでも2時間以内にサポート要員が駆け付ける。このような安心感が富士通製品の採用を後押ししたという。

こうして、ミツイワがインフラの調達・構築を担当し、その上に載るシステムとアプリケーションをファインネットテクノロジーが担当するという協業体制の下、オカムラメイトの新たな仮想化システム基盤は2013年に無事構築作業を終え、稼働を開始した。

オカムラメイトが構築した仮想化システム基盤の構成。HA構成をとり、障害時には仮想マシンをvMotionで移動させることが可能。ダウンタイムを最小化する

システムの性能と管理性、拡張性が大幅に向上

仮想化基盤と共有ストレージの導入により、万が一のシステム障害時でも最小限のダウンタイムで業務を継続できるようになったオカムラメイト。今のところシステムトラブルに見舞われたことはない上に、性能に優れるサーバとストレージ製品を導入したことによるシステムパフォーマンスの向上が目に見えて実感できていると鈴木氏は述べる。

「物件情報を登録する際のスループットが、明らかに速くなりました。特に、写真データや間取り図の画像のような、容量の大きなデータを登録するのに、以前なら30秒以上かかっていたのが、インフラを刷新後は2、3秒で完了するようになり、物件データ登録作業の効率が大幅に向上しています」

また、システムの管理性も向上したという。仮想化技術を使って2台の物理サーバ上に賃貸管理システム、ファイルサーバ、会計システムの環境を集約し、これらをVMwareの管理コンポーネント「VMware vCenter Server」から一元管理することで、それまでのようにばらばらに存在していた物理サーバを個別に管理する場合と比べ、サーバ管理がかなりシンプルになったという。

さらには、将来を見据えた拡張性の面でも、ETERNUS DX60による共有ストレージ環境はメリットが大きいという。それまでのように、サーバの内蔵ディスクを拡張するにはサーバを長時間停止しての作業を余儀なくされるところが、ETERNUS DX60の柔軟な拡張性を生かせば最小限のサービス停止でディスク容量を拡張できる。特に今後は、登録物件数が増えるだけではなく、画像や動画などリッチなコンテンツがより求められるようになることを考えると、ETERNUS DX60の拡張性は大きな武器になる。

こうして、インフラの管理に要する手間が減ったことによって、オカムラメイトではアプリケーションやサービスの企画や活用に注力できるようになり、現在ITを使った新たなビジネスを立ち上げているところだと池田氏はいう。

「こうして仮想化基盤の上に作り上げたシステムに登録したデータを、他社に有料で提供するビジネスを始めました。広く、正確に、かつ早く網羅した地元エリアの空き室情報を他の業者さんにも有効活用していただき、弊社はその分の利用料をいただいています。このビジネスはまだ立ち上げたばかりですが、今後ユーザーを増やしていくとともに、ITを使ったより付加価値の高いサービスをどんどんお客さまに提供していきたいと考えています」

株式会社オカムラメイト


株式会社オカムラホームのグループ企業として2004年に設立。宅地・分譲住宅の販売から、さまざまな不動産物件の仲介業務、賃貸物件の管理・仲介業務、さらには資産運用や不動産経営のコンサルティング業務まで、地域密着で幅広く展開する。

Webサイト:http://www.okamuramate.co.jp/corporate/新規ウィンドウが開きます

ファインネットテクノロジー株式会社


1998年に創業。「Wisdom&Action」をテーマに、不動産業における人・ビジネス・システムに知恵と行動で新たな価値を創造する New Generation Companyを事業理念とし、不動産会社向けに最適なシステムサービスを提供する。

Webサイト:http://www.fine-net.co.jp/新規ウィンドウが開きます

ミツイワ株式会社


1964年に創業。以来、ICTサービス事業と電子デバイス事業の2つの事業を柱に拡大。今日では「ICTトータルサービスカンパニー」として、それぞれのフィールドで広範な業界・業種のお客さまから厚い信頼を得ている。

Webサイト:http://www.mitsuiwa.co.jp/新規ウィンドウが開きます

本記事は、アイティメディア株式会社のTechTargetジャパンに掲載された記事を許可を得て転載しております。

出典元:TechTargetジャパン
記事公開日:2015年02月25日
記事タイトル: システムの信頼性、処理性能が大幅向上 社長が太鼓判、地域密着の不動産会社が達成した「サーバ仮想化+共有ストレージ」の効果とは
記事URL:http://techtarget.itmedia.co.jp/tt/news/1502/25/news01.html新規ウィンドウが開きます

掲載日:2015年8月3日

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