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Fujitsu

Japan

コストパフォーマンスに優れたETERNUS DX410 ディスクアレイを導入
高性能で、データ増量にも対応できる拡張性と、リモート監視/管理によるサポートを実現

マルカリュード(Markaryd)市役所様 導入事例(スウェーデン)


マルカリュード市役所では、データ量の増加に伴い、従来のストレージでは容量不足などの不安を抱え、新しく将来的にも安心して使えるストレージが必要でした。さらに、サポート内容にも、不満を抱いていました。そこでETERNUS ディスクアレイを導入。高性能で、将来的なデータ増量にも対応できる拡張性と、リモート監視 / 管理によるサポートに支えられたソリューションを実現しました。

2012年6月11日掲載


【導入事例概要】
国名  スウェーデン
業種 地方自治体
ハードウェア ETERNUS DX410 ディスクアレイ
SANスイッチ Brocade 300(ETERNUS SN200 モデル140/600)

「富士通のストレージは、コストパフォーマンスに優れた製品と、プロのエンジニアによる長期的なサポートを提供してくれています」。

マルカリュード市役所  ITコーディネーター   ルドュヴィ・ナギィ(Ludvig Nagy)氏

マルカリュードは、スウェーデンのクロノベリ県にある素晴らしい自然や美しい湖などの景観に恵まれた都市です。
マルカリュード市役所では、使用する様々なITシステムの中で、ストレージにおける課題を抱えておりました。

導入前の課題   導入による効果
  • データ量の増加に伴い、SANストレージの容量が不足
  • 600GBのハードディスクドライブを30本搭載し、データ増量にも十分なスペースを確保
  • 最適なサポートに見合う契約がなく、依頼時に手間や時間がかかり、機能を追加するたびに追加費用が発生する
  • リモート保守サービスや富士通の技術者による手厚い対応が含まれたサポート契約
  • 顧客要件に対して、最も優れたコストパフォーマンスを提供
  • 将来的に安心して使えるストレージが必要
  • データ増加に備えた拡張性
  • 8Gbit/sのファイバチャネルをサポートするなどの性能向上
  • リモート監視によりシステムを常に安全・確実に稼働させ、トラブルの未然防止や早期発見が可能

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導入の背景

機能追加のたびに想定外の費用をかけたくない

2011年の春、マルカリュード市役所は、課題を解決すべく、新しいストレージに対する具体的な要望を検討し始めました。「データ量の増加に伴い、現在のSANストレージでは容量が不足し始めていました。加えてベンダーが提供するサポートにも満足していませんでした」とITコーディネーターであり、当市役所が使用する様々なITシステムの日々のオペレーションとIT基盤のプランニング開発責任者であるルドュヴィ・ナギィ氏(以下、ナギィ氏)は、振り返ります。

例えば、ベンダーのサポート一つとっても「大変ひどいものでした」とナギィ氏は言います。「継続的なサポート契約がなかったので、ベンダーを呼ぶたびに、サポート契約を証明する購入時の請求書を送るようにと言われました。急なサポートを必要とする場合には大変な苦労をしなければならず、いつも手間や時間がかかる状態でした」。

ほかにも、新しい機能を追加するときに想定外の費用が発生するライセンス契約がネックとなっていました。「初期の導入費用は格安でしたが、何かをするたびに追加費用が必要になりました。ストレージに仮想サーバを接続するにも新しいライセンスを購入しなければなりませんし、SANスイッチに新しいポートを設置する際にも追加費用がかかりました。何かを追加するたびに追加費用を払い続けることは、難しいことでした」。

導入のポイント

すべての費用が含まれていてほしい

IT部門のナギィ氏は同僚たちと、予め新しいストレージに必要な機能の洗い出しを行いました。「業務を運用していくうちに、周辺機器との接続や増設など新たに対応する必要がでてきます。ライセンス費には、これらすべてが含まれていてほしいのです。何かを追加するたびに発生するようなライセンス費用は、できるだけ払いたくありません。また、ストレージには大規模なディスクスペースも必要でした」。

マルカリュード市役所は富士通とそのパートナーとして30年近くの事業経験のあるクーセット(kHuset)社が提案したソリューションをセキュリティ、費用、性能面から総合的に考え、選びました。「初期費用だけをみれば、他社の方が魅力的でしたが、私たちの要望が含まれたソリューションではありませんでした。富士通は他社よりもコストパフォーマンスに応えた、拡張性の高いストレージを提供してくれました」。
当市役所が選んだソリューションは、ETERNUS DX410 ディスクアレイをベースにしたもので、DX410に600ギガバイトのハードディスクドライブを30本搭載し、SANスイッチとしてBrocade 300を2台採用しました。

導入の効果

全データはSANに格納される

マルカリュード市役所はITリソースを最大限効果的に活用しています。IT環境は仮想化されており、現在、約50台の仮想サーバを4台のサーバで運用しています。仮想サーバにはファイルサーバ、ウェブサーバ、業務サーバがあり、それらを使った支払いシステムのほか、多くのデータベースが接続されています。こうしたサーバのデータは、すべてSAN環境に格納場所があります。「このSAN環境ですべてが完結しています。だからこそ、今回導入した堅牢で拡張性のあるストレージが、とても重要なのです」。

「以前使用していたストレージは、2Gbit/sをサポートしていましたが、ETERNUS DX410では、8Gbit/sのファイバチャネルをサポートしているので、比べ物にならないほどの性能向上を実現しています。さらに、このほかにも大きなメリットがあります。それはETERNUS DX410のGUI(Graphical User Interface)による管理ツールです。これは、以前のものよりもずっと使いやすく、わかりやすくなりました」。

富士通の優れたサポート力

「富士通から提供されたシステム管理に関するドキュメントは、わかりやすく使いやすいものでした。実際にこの現場で調査、導入を行った富士通技術者の執筆によるもので、ベンダーからこのようなドキュメントが提供されることが稀ですし、本当に有用なものとなるとそれ以上に少ないものです。例えば、富士通サポートに問い合わせをすると、質問に回答したうえで、質問した内容がドキュメントにも記載されていると教えられることがあるぐらいです」とナギィ氏は続けます。

また、SAN監視用のサーバとリモート保守用のサーバが2台あり、システムを常に安全・確実に稼働させ、トラブルの未然防止や早期発見を可能にするリモート保守サービス注1が、今回のサポート契約に含まれていました。「今、私たちは望んでいたストレージがあります。高性能で、データ増加にも十分対応でき、そして富士通の迅速で信頼あるサポートに支えられたソリューションです」。

ディスクスペースの需要は減ることはありません。サポートが終了する前に、恐らくもっとディスクを増やす必要があるかもしれません。でも、もう不安はありません。もう1台ディスクラック(ドライブエンクロージャ)を増設するだけなのです。

(注1) 日本国内の場合、「リモート保守サービス」は「リモート通報サービス」としてご案内しております。
URL:http://storage-system.fujitsu.com/jp/products/diskarray/feature/remote/

【マルカリュード(Markaryd)市役所様 導入事例 概要】
所在地 Drottninggatan 11
285 31 Markaryd
Sverige
URL http://www.markaryd.se/Open a new window

本稿記載の肩書きや、固有名詞等は取材日、または公開日時点のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。


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