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Fujitsu

Japan

デジタルキャンパスシステムを刷新
スケーラブルファイルサーバソリューションにより
複雑なシステムのアップグレードが容易に

上海大学様 導入事例


上海大学は、中華人民共和国の「211プロジェクト[注1]」における重点大学です。
近年の生徒数の増加や、デジタル授業方式対応のアプリケーションの増加によるシステムの負荷と容量不足の課題に対応するべく、スケーラブルファイルサーバソリューションを導入。将来を見据えた容量の拡張性と運用性の確保を実現しています。

2011年4月11日掲載

[注1] 1995年中国教育部が定めたもの。21世紀に向けて中国の大学を発展させるために、中国の大学から100あまりを選抜し、研究費を投入、各分野の研究を行う。


【導入事例概要】
業種: 教育
ハードウェア: ストレージ ETERNUS DX80ディスクアレイ
PCサーバ PRIMERGY RX300、ブレードサーバPRIMERGY BX600
ソフトウェア: スケーラブルファイルサーバソフトウェア Symantec FileStore

上海大学は、中華人民共和国の「211プロジェクト」における重点大学であり、中国教育部のハイレベル大学(985プロジェクト)の国家建設プロジェクトに認定されています。近年、同大学は、生徒数の増加、さらに新しいアプリケーションやデジタル授業方式が急速に発達し続けたことにより、システムの負荷と容量不足が問題となっていました。そこで、性能や容量を容易にアップグレードできるシステムへの刷新を決断しました。採用されたのが、優れた性能と高い可用性によりアプリケーションの安定稼働を保証するETERNUS DX80とSymantec FileStoreなどから構成される「スケーラブルファイルサーバソリューション」。 10TB(テラバイト)のNASストレージ環境を提供し、将来を見据えたスケールアップも容易になりました。

導入前の課題   導入による効果
  • 生徒数およびアプリケーション増加に伴う、システム負荷の増加とデータ量増大による保存スペース不足を解消したい
  • 優れた性能と拡張性、よりシンプルな構成で、安定稼働と日々のニーズへの柔軟な対応が実現
  • 高い信頼性とデータ保護テクノロジーにより、安全なデータ保存を実現
  • マルチメディア・アプリケーションやデジタル授業方式の急速な発達による負荷に対して、より統合されたデータ管理インフラ環境と、将来を見据えたシステムの拡張性を確保したい
  • フレキシブルな運用管理により、必要な容量や性能を最適なタイミングで拡張できることで運用性と投資の最適化を実現

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導入の背景

システムの負荷はピーク時に飽和状態に

上海大学の情報システムは、近年の生徒数の増加とデジタル授業方式の急成長によるアプリケーションの増加で、システムへの負担は増加の一途を辿っていました。データ量は増加し、保存スペース不足もボトルネックとなり、既存のハードウェアインフラでは、急増するコンピュータ処理の対応が困難になっていました。 ピーク時にはシステムの負荷が飽和状態となる深刻なシステム危機の恐れがありました。
さらに、マルチメディア・アプリケーションやデジタル授業方式が急速に発達し続けているため、より統合されたデータ管理インフラとシステムの拡張性が必要となり、現行ストレージシステムの強化などシステムの刷新が急務となりました。

導入のポイント

信頼性の高いストレージを

上海大学の情報システムでは、多数のアプリケーションが同時に実行されることを考慮し、高い処理能力と信頼性を兼ね備えたインフラが必要であると考えました。また、製品自体が持つサポート機能もソリューション選択時の重要なポイントになりました。
こうしたデジタルキャンパスシステムのコアとなるストレージとして要件を満たしたのが、高信頼、高性能、高い拡張性、そして、保守・管理のシンプルさなどの特徴を持つETERNUS DX80 ディスクアレイでした。
ETERNUS DX80 ディスクアレイのハードウェア構造は、完全な冗長設計で構成されており、データセキュリティの面でも不安はありません。また優れた性能と高い可用性により、アプリケーションの安定稼働が保証されています。
さらに、ソフトウェアSymantec FileStoreおよびPCサーバPRIMERGY RX300との連携により、ETERNUS DX80をNASストレージとして提供できる「スケーラブルファイルサーバソリューション」を採用。オンラインで容量拡張が可能なシステムとなり、将来を見据えた容量の拡張と運用性を確保することできました。
また、アプリケーションやデータのアクセスに必要な高い性能と信頼性を確保するため、PRIMERGY BX600 ブレードサーバを採用。初期導入時は、ブレード10台とメモリ12GBで構成されました。
これにより、上海大学のアプリケーション環境は、性能要件を完全に満たし、将来を見据えたスケールアップも容易になりました。

導入の効果

新デジタルキャンパスによりオープンな教育システムを実現

富士通ETERNUS DX80とSymantec FileStoreなどから構成される「スケーラブルファイルサーバソリューション」およびPRIMERGY BX600ブレードサーバの導入により、上海大学は新デジタルキャンパスシステムとして刷新することができました。
このスケーラブルファイルサーバソリューションの採用により、上海大学のシステムは、拡張要件に十分対応できる、スケーラブルで高性能なインフラになったことはもちろんのこと、よりシンプルな構成は、教授や学生の日々のニーズに柔軟に対応できる効果を生み出しました。
また、省スペースでグリーン設計のPRIMERGY BX600ブレードサーバにより、設置スペースの削減に加え、アプリケーション性能の増強などフレキシブルな運用が行えるようになりました。さらに富士通独自のCool-Safeテクノロジーとソフトウェア「ServerView Power Manager(ServerView パワーモニタ)」により、優れた冷却と電源管理によって、省電力運用が可能になりました。

上海大学の新デジタルキャンパスシステムは、アプリケーション指向の特性、安全性、信頼性、シンプルな運用性、高度なテクノロジー、フレキシブルな拡張性などの高度な機能を兼ね備え、大学の教育と科学的研究の両方の業務に対応したサービスプラットフォームとして構築することができました。
管理の面においても効率的な共有プラットフォームとなり、オープンな教育システムを実現しています。

上海大学様 概要
設立 1994年
所在地 中華人民共和国
上海市延長路149号
職員数 3,000名以上
学生数 約38,000名
URL shanghai-university_logo
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本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。