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Fujitsu

Japan

国立遺伝学研究所様 導入事例

ETERNUS GR740 と PRIMEPOWER により、大規模で信頼性の高いシステムを実現

導入製品:ETERNUS GR740

掲載日:2002年11月

印刷対応版 (674 KB)


お客様概要

国立遺伝学研究所様は、遺伝学に関する研究とその指導・促進を図ることを目的として、昭和24年に設置され、遺伝学を基礎として生命現象の幅広い分野の研究を行っています。

導入の背景

生命情報・DDBJ研究センター教授理学博士 館野義男様

導入の背景について、舘野氏は、
「国立遺伝学研究所では、遺伝学の様々な分野の研究を進めています。当研究所のDNAデータバンクでは、遺伝子の情報に関するデータベースを欧米との協力により、構築/運営しています。国内外の研究所はこのデータベースを利用して、生命/科学の研究を推進しており、生命/科学の研究にはこのデータは、現在世界的にかかせない存在となっています。

日本DNAデータバンクに登録され、そのコンピュータに蓄積されるデータの量は人などのゲノム情報が解明されるにつれて急激に増加しており、昨年1年間で 2.5倍の増加率を記録しました。公共のデータバンクとして、このように増えつづけるデータを維持管理するには、信頼性の高いディスクストレージが必要になります。

また、この膨大なDNA情報を解読し、遺伝子機能の解明、分子進化解析、ゲノム情報解析などの研究をするためにはコンピュータは必須ですが、それも非常に長い計算時間を要します。

このような研究の成果として、日本人などの人種民族の起源ならびに移動の解明、多くの成人病や痴呆症の病院の探索ならびに予防治療法の確立、また、人の精神や行動に関する基本的な理解などが期待されます。」
と語っています。

システム概要

富士通はこのシステムの構築にあたり、大量データを高速アクセスする信頼性の高いディスクアレイ「ETERNUS GR740」と、128CPUを搭載した「PRIMEPOWER2000」を導入しました。

導入後の効果

導入の効果について、舘野氏は、
「更に日本DNAデータバンクは、国際データバンクですので、我が国のみならず、世界の研究者がいつでもアクセスできる環境をSINETやインターネットにより提供しています。このように、生命科学の研究分野でも、信頼性の高い超高速高性能のサーバが非常に重要な研究機器になっています。」
と語っています。

これにより、大規模で信頼性の高いシステムを実現し、24時間365日全世界から利用頂いています。


国立遺伝学研究所様
Webサイト:http://www.nig.ac.jp/Open a new window(新しいウィンドウで表示)


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