本ページの製品は2024年4月1日より、エフサステクノロジーズ株式会社に統合となり、順次、切り替えを実施してまいります。一部、富士通表記が混在することがありますので、ご了承ください。

仮想マシン単位でボリューム管理 VVOL

ETERNUS AFおよびETERNUS DXでは、ストレージシステム統合管理ソフトウェア ETERNUS SF Storage Cruiserと組み合わせることで、VMware vSphere 6.0に搭載された固有の論理ボリュームであるVirtual Volumes(VVOL)に対応します。

VVOLとは、ストレージの仮想ボリュームを仮想ディスクとして扱える技術です。このVVOLを利用することで、仮想マシン単位にストレージを使用することが可能となり、レプリケーションやスナップショットなど、従来はファイルシステムやボリューム単位でしか行えなかった作業を仮想マシンごとに細かく設定できるようになります。これにより、運用管理者の負担軽減とともに、高速なバックアップ/リストアを実現し、コスト削減を図ることができます。

VMDK:仮想ハードディスク。Virtual Volume環境では、ゲストOSからは1つのVMDKファイルが1ストレージボリューム(LUN)として認識される
VMFS:仮想マシンファイルシステム。SCSIベースのネットワークストレージデバイスにゲストOSの設定ファイルや仮想ハードディスク、ログファイルが格納される

VVOL導入の効果

シンプルな設計、容易な拡張性

  • 運用要件の異なる複数の仮想マシンを同一データストア上に配置可能
  • VMDKの配置設計を気にすることなく、データストアから適宜ボリュームを切り出すことが可能となり、仮想マシン追加が容易

vCenter Serverによる容易な運用

  • ストレージのサービスレベル(性能、可用性、バックアップ)設定は、vCenter Serverの画面からストレージポリシーとして設定が可能
  • vCenter Serverの画面から、ポリシーとデータストアを選択するだけで、仮想マシン作成やボリューム追加が可能

バックアップ運用の簡素化・高速化

  • 仮想マシン単位のバックアップ、リストアが可能
  • 仮想マシン作成時にポリシーを選ぶだけでバックアップ設定も完了(自動運用)
  • スナップショットの世代管理もポリシーで自動化。古いスナップショットは自動的に削除
  • スナップショット動作をストレージ側にオフロード。仮想マシン上の業務に悪影響を与えずにスナップショットを使用可能

ETERNUS × VVOLで提供する主な機能

仮想環境の簡単確実なバックアップ

Virtual Volumes(VVOL)は、スケジュール、世代数などのバックアップポリシーを設定することで、バックアップを自動運用することができます。スナップショットに加え、完全なクローンを取得することで、万が一の物理故障時も迅速な復旧が可能になります。

独自のポリシー設定による運用効率化

バックアップポリシーやQoS自動化の優先度などストレージ運用に関する設定は、vCenter Serverからポリシーとして簡単に設定することができます。
これにより、仮想マシンの作成時には、VMware管理者がポリシーを適用するだけ、ストレージ管理者と調整することなく、仮想マシンの要件にあったデータストアを簡単に割当てることができ、運用の効率化が図れます。
さらに、富士通独自のわかりやすいポリシー設定画面で、ストレージの様々な機能も簡単に設定することができます。

仮想マシン単位の性能管理・最適化

仮想マシン単位のボリューム管理により、仮想マシン毎のI/O性能のグラフ表示/閾値監視が可能となり、性能問題を未然に防ぐことができます。

また、ETERNUS AFおよびETERNUS DXの提供するQoS自動化(優先業務のI/O帯域を確保)やストレージ自動階層制御(配置比率を最適化)により、仮想マシンの優先度に応じたリソースを割り当て、優先業務に快適なレスポンスを提供します。これらの設定は、vCenter Serverからポリシーとして定義し、仮想マシン作成時に簡単に設定することができます。

ファイル単位のリストア

仮想マシン単位のバックアップ、リストアに加え、スナップショットを一時領域にコピーし、ファイル単位でリストアが可能です。

動作環境

サポートストレージオールフラッシュアレイETERNUS AF150 S3
ETERNUS AF250 S3/S2, AF250
ETERNUS AF650 S3/S2, AF650
ETERNUS DX200F
ハイブリッドストレージシステムETERNUS DX100 S5/S4/S3, DX200 S5/S4/S3
ETERNUS DX500 S5/S4/S3, DX600 S5/S4/S3
ETERNUS DX900 S5
必須ソフトウェアVVOL の設定および管理用(注1ETERNUS SF Storage Cruiser
VMware vSphereとDX連携用ETERNUS VASA Provider
連携ソフトウェアストレージ自動階層制御運用時(注1ETERNUS SF Storage Cruiser Optimization オプション
QoS自動化運用時(注1ETERNUS SF Storage Cruiser QoS Management オプション
バックアップ(複製用)時ETERNUS SF AdvancedCopy Manager

(注1) 本機能をご利用頂けるパッケージ製品「ETERNUS SF Storage Cruiser ストレージ統合管理パック Advanced」も提供しております。

(注)本ページでご紹介している製品・機能・サポート内容などは都合により予告なく変更することがありますので予めご了承ください。

更新日:2019年11月5日
掲載日:2015年3月13日

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