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Fujitsu

Japan

SPARC Enterpriseの優れた先進機能

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

ITインフラを支える、信頼のプラットフォーム。新SPARC/Solarisスタンダード SPARC Enterprise。

2007年4月17日

UNIXサーバ「SPARC Enterprise(スパーク・エンタープライズ)」は、当社「PRIMEPOWER」とSun Microsystems社(以下、Sun社)「Sun Fire」の技術を融合して開発した、新SPARC/Solarisスタンダードです。当社のメインフレーム開発で培った高信頼・高可用技術と、Sun社の優れたネットワークコンピューティング技術のさらなる強化により、優れた性能・業務継続性・仮想化機能を提供します。

OSには業界標準UNIX OS「Solaris」を採用。従来のSolarisバージョンとのバイナリ互換を確保し、PRIMEPOWERおよびSun FireからSPARC Enterpriseへシームレスに移行できます。また富士通のミドルウェアやストレージに加えて、Solaris対応の豊富なISV/IHV製品をご利用いただけます。お客様の業務に合わせて、アプリケーションやストレージ等を選択し、システムを構築できます。

当社とSun社の技術力を結集して開発したSPARC Enterpriseの誕生により、お客様は最高のSPARC/Solarisプラットフォームを手に入れることができます。

性能 - 高性能プロセッサと高速データ転送

ハイエンドサーバ・ミッドレンジサーバには、「SPARC64™ VI」プロセッサ、エントリーサーバには「UltraSPARC T1」プロセッサを搭載し、高性能を提供します。また、バス帯域幅の強化や最新I/Oインターフェースの採用により、高速データ転送を実現します。

マルチコア・マルチスレッドプロセッサ「SPARC64 VI」

前世代のSPARC64 Vの特長である高性能・高信頼を継承したSPARC64 VIは、コア自身の高性能を維持しつつマルチコア・マルチスレッドに対応し、さらなる高速化を実現しました。

高スループットプロセッサ「UltraSPARC T1」

最大32スレッド実行可能なUltraSPARC T1は、低負荷・高多重なアプリケーションを効率よく実行でき、高スループットを実現します。

バス帯域幅の強化や最新I/Oインターフェースの採用

システムコントローラとCPU、メモリ、I/O間の帯域幅を大幅に強化しました。また、シリアル転送方式を採用した最新インターフェースである、PCI ExpressやSASに対応しています。その結果、最上位モデルであるSPARC Enterprise 9000では、最大737GB/sの高速データ転送を可能にしています。

SPARC Enterpriseが提供する高性能の秘密とは?

業務継続性 - 高可用性への取り組み

SPARC Enterpriseは、データレベル、部品レベル、システムレベルのそれぞれにおいて、強固な信頼性を提供します。個々の信頼性を積み上げることで、システム全体の可用性の向上を実現します。

データレベルの信頼性

SPARC64 VIプロセッサは、全回路にエラー検出機構とリカバリー機構を装備し、高い信頼性を実現しています。UltraSPARC T1プロセッサは、キャッシュメモリやレジスタのECC保護やコアの動的縮退のサポートなど、従来のUltraSPARCプロセッサよりRAS機能を強化しています。

また、ハイエンドサーバ・ミッドレンジサーバでは、メモリの二重化によりデータを保護するメモリミラーや、主要LSI間のデータパス・アドレスパスのECC保護をサポート、データエラーから確実にサーバを守ります。

コンポーネントの信頼性

ディスク、電源、ファン、PCIカード等の主要コンポーネントは、冗長化、活性交換、縮退に対応しており、万が一の故障に対しても高い耐故障性を実現します。また、システム監視機構(XSCF、ALOM)により、システム管理者は本体装置の状態を的確に把握できます。

システムの信頼性

高信頼基盤ソフトウェアPRIMECLUSTERにより、サーバ、ストレージ、ネットワークの冗長化が可能です。システムにおける故障検出、高速縮退、フェイルオーバーなどの自律制御を実現し、安全に業務を継続することができます。

SPARC Enterpriseが提供する高信頼・高可用の秘密とは?

仮想化 - サーバ統合要件への最適化

SPARC Enterpriseは、ハードウェアパーティショニングとソフトウェアパーティショニングをサポート。業務に適した仮想化技術を選択することで、サーバリソースを有効活用できます。

ハードウェアパーティショニング

ハイエンドサーバ・ミッドレンジサーバでは、ハードウェアパーティショニングをサポートしています。1台のサーバを1CPU単位で最大24の領域(パーティション)に区切り、それぞれのパーティションでOSやアプリケーションを動作させて、複数のシステム構築を可能にします。各パーティションは物理的に独立しているので、高い障害隔離性を確保できます。また、ハードウェアリソースのパーティションへの組み込み、切り離しを動的に行うことができます。

ソフトウェアパーティショニング

「Solaris 10」が提供するソフトウェアパーティショニング機能「Solarisコンテナ」は、OS空間を仮想的に分割でき、業務に応じて柔軟に利用することができます。

システム管理

複数台のサーバを統合的に監視・制御できる、GUIベースの管理ソフトウェア「Server System Manager」を、本体装置に標準添付しています。また、運用管理性が向上するSAN Bootをサポートしています。

SPARC Enterpriseが提供する仮想化技術の秘密とは?

投資保護 - SPARC Enterpriseへの移行

SPARC Enterpriseは、オペレーティング環境として、業界標準UNIX OS「Solaris オペレーティングシステム」を採用しています。また、富士通のミドルウェアやストレージに加えて、多彩なISV/IHV製品に対応しています。

Solarisのバイナリ互換

Solaris 10は従来のSolarisバージョンとバイナリ互換を確保しています。そのため、アプリケーションを再コンパイルしなくても、利用することができます。お客様は少ない投資で、従来のSolarisシステムを最新のSPARC Enterprise上に移行することができます。

豊富なISV/IHV製品に対応

Solarisに対応している豊富なISV/IHV製品を、そのままSPARC Enterpriseで利用できます。システム構築に必要なアプリケーションや周辺機器を、幅広い選択肢の中からお選びいただけます。

SPARC Enterpriseが提供する投資保護の秘密とは?

[新製品発表] 変革する企業に最適解!UNIXサーバ進化系。新SPARC/Solarisスタンダード SPARC Enterprise。

[徹底解説] 基幹システムを支えるSPARC Enterprise。その先進機能を、徹底的に解説します。


[注記事項]