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Fujitsu

Japan

ファームウェア層の仮想化 Oracle VM Server for SPARC

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。


関連製品:SPARC T4-1, T4-2, T4-4


Oracle VM Server for SPARC注1は、SPARC Enterpriseが提供する仮想化技術の一つです。サーバのファームウェア層で複数の仮想ハードウェア環境(ドメイン)を構築し、それぞれのドメイン上で独立してOSを動作させることができます。各ドメインに対してスレッド単位でCPUリソースを割り当てることができ、サーバ1台あたり最大128ドメインを構築することができます。

本機能を利用して、複数のサーバ環境を、1台のサーバに集約することが可能です。業務や用途に応じ、高い信頼性と柔軟性を備えたサーバ統合を実現します。

制御ドメイン注2:ゲストドメインを管理するためのドメイン。
ゲストドメイン:独立したOSが動作するドメイン。最大127ドメインを構築可能。

独立したOracle Solaris環境を構築

ドメイン毎にそれぞれOracle Solarisやアプリケーション等のインストールを行い、各ドメインを1つの独立したシステムとして扱うことができます。ドメインはOSレベルで独立しているので、あるゲストドメインでシステム異常等のトラブルが発生しても、他のドメインに影響を及ぼすことはありません。
また、パッチの適用やバックアップ等もドメイン毎に行うことができるので、サーバ集約後も従来の管理手順を変更することなく、運用管理を行うことができます。

柔軟なハードウェアリソース活用

ドメイン上のOracle Solaris環境はそれぞれ独立していますが、CPU、メモリ、I/Oなどのハードウェアリソースは、柔軟に各ドメインに割り当てることができます。業務の負荷状況に応じてCPUやメモリなどのリソースを動的に再配分(追加・削除)できるため、急な負荷変動にも、柔軟に対応できます。
Oracle VM Server for SPARCにより、ハードウェアリソースを有効に活用することができ、サーバの稼働率を大幅に向上することができます。

注1:旧名称「Logical Domains」

注2:制御ドメインにはドメインを管理するソフトウェア「Oracle VM Server for SPARC Software(旧名称「Logical Domains Manager Software」)」をインストールする必要があります。