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Fujitsu

Japan

コンセプト

SPARC Enterpriseの本体装置は販売を終了しました。
本製品の後継機種はSPARC Serversです。

UNIXサーバのグローバルスタンダード

現代の企業の情報システム形態は、サーバ3階層(データベースサーバ、アプリケーションサーバ、Webサーバ)を基本として、複数サーバをそれぞれ役割分担して配置した、多階層モデルが主流になっています。

SPARC Enterpriseは、このような時代とお客様の要求にいちはやく対応し、バックエンド・Webフロント等、サーバを役割ごとに配置する現代の企業システムに最適化したUNIXサーバです。富士通が長年培ってきた高性能・高信頼技術に、サンマイクロシステムズ社(現、オラクル社)のオープンアーキテクチャを融合させて共同開発しました。

幅広い業務に適用可能なSPARC Enterprise M3000, M4000, M5000, M8000, M9000は、高性能プロセッサ「SPARC64™ VII+(セブンプラス)」、「SPARC64™ VII(セブン)」を搭載し、大規模SMP構成、パーティショニング、クラスタリングなどをはじめとする高性能・高信頼技術により、負荷の大きいトランザクションを高速に、安全に実行します。

Webフロント業務、アプリケーションサーバ等に最適なSPARC T4-1, T4-2, T4-4は、高スループットプロセッサ「SPARC T4(ティーフォー)」をはじめとするスループット技術により、クライアントから要求される数多くのトランザクションを同時に実行します。

あらゆる業務をパワフルに処理

SPARC Enterprise M3000, M4000, M5000, M8000, M9000は、データベースやバッチ処理などの幅広い業務に適用可能な、高性能・高信頼かつ拡張性の高いサーバです。

データベースやバッチ処理等の業務は、1トランザクション当たりの負荷が大きく、トランザクションを1つずつ処理するという特徴があります。負荷の大きいトランザクションを高速に処理実行することが可能な高性能プロセッサ「SPARC64 VII+」、「SPARC64 VII」を搭載し、強力な命令並列処理能力や高精度の命令分岐予測等の技術に加え、新たにマルチコア、マルチスレッド技術を採用することにより、高性能を実現しています。さらに、システムバスの強化や、最新I/Oインターフェースを採用するなど、システム全体で高性能化が図られています。

また、データベースやバッチ処理といった業務は、停止してしまうとビジネスに大きな影響を与えてしまいます。SPARC Enterpriseは、メインフレームの設計思想をもとに開発しています。サーバの故障や不具合がお客様業務を止めることのないよう、エラーの発生を未然に防止する機能、トラブルが起こった際にも訂正や縮退を行い稼動し続ける機能、コンポーネント冗長化・活性交換機能など、システムダウンを最小限に抑えるテクノロジーを多数取り入れています。

日中・夜間・月末・月初など、時間によってサーバへの負荷を与える業務は異なります。以前は、それぞれの負荷のピークにあわせて個別にサーバを用意していました。SPARC Enterpriseは筐体内のリソースを分割し、動的に再構成することで、必要な資源を必要な時に追加・削除することができます。そのため、このような業務に柔軟に対応することができます。また、お客様ビジネスの発展にも、最大256コアまで搭載可能な拡張性がしっかりサポートいたします。

増大するWebアクセスをスピーディーに処理

SPARC T4-1, T4-2, T4-4は、高スループット・省電力・省スペースを徹底追及したサーバです。Webフロント業務をはじめとして、アプリケーション業務、オンライントランザクション処理等に最適です。

これらの業務は、負荷の小さいトランザクションを1度に複数処理するという特徴があります。そのため、サーバには高いスループット性能が求められます。高スループットプロセッサ「SPARC T4」は、1プロセッサあたり最大128スレッドで効率よく命令処理を行うことができるので、複数処理を並列でスピーディーに実行する用途に最適です。

また、SPARC T4-1, T4-2, T4-4は、「消費電力の増大」、「設置スペースの不足」の問題を解決します。高密度なシステムを構築することが可能になったことで、スペースあたり・消費電力あたりの処理性能を向上しています。さらに、最新の仮想化技術により業務を集約することで、増大するサーバを集約し、TCO削減を実現します。


[徹底解説] 基幹システムを支えるSPARC Enterprise。その先進機能を、徹底的に解説します。