FUJITSU Server GS21 2600モデルグループは、2019年9月30日に販売終息しました。
本ページで紹介している情報は、2019年9月30日時点のものです。
最先端CMOSテクノロジーの採用による高性能化。信頼性、可用性、柔軟性の高い基幹業務システムを実現
最先端の高集積・高性能なCMOSテクノロジーを採用。256KBの一次キャッシュメモリを備えた8個のCPUコアと、24MBの二次キャッシュメモリ、メモリコントローラー、I /Oプロセッサを1チップ上に搭載したことで、オンライン・トランザクション処理性能は従来モデル(GS21 1600)に比べ最大約40%向上しています。
二次キャッシュの容量拡大に合わせ、仮想マシン(VM)ごとにキャッシュ領域を分けることで、VM間でのキャッシュ競合を回避し性能劣化を抑制します。
システム立ち上げ時に万が一CPUが故障した場合でも、スペアCPUに自動で切り替えシステムを立ち上げます。(1CPUモデルに標準装備)
FUJITSU Server GS21は、高信頼化のための各種機構を標準装備しています。
システム・オン・チップの採用によるLSI数の大幅削減(14個→1個)、チャネルエレメントの小型化、マルチクラスタシステム専用装置(SSU、CLCU、SVPM等)の集約・統合、これらにより、GS21 2600の設置面積(保守エリア含む)は従来モデルに比べ最大約1/3に縮小しています。
GS21 2600では、前面吸気・背面排気の冷却方式を採用するとともに、信号・電源ケーブルのとり回しにおいても従来の床下配線に加え天井配線を可能とするなど、データセンターにおける設置性を大幅に向上しています。
BMCチャネル、OCLINKチャネルに加え、8Gbps対応の高速FCLINKチャネルを搭載できます。この高速FCLINKチャネルにより、エンタープライズ向けディスクストレージシステム「FUJITSU StorageETERNUS DX8000 S2 series」との高速なデータアクセスや、パス数の削減を実現します。また、I/Oアクセスパスも最長10kmまで延長できます。10ギガビットイーサネット対応のONA4(Open Network Adapter 4)は、TCP/IPネットワークを経由したオープンサーバとの高速データ連携を実現します。
システム・オン・チップの採用による部品点数の大幅削減などにより、GS21 2600の性能当りの消費電力は従来モデルに比べ最大約50%低減しています。
また、環境温度と部品温度の両方を監視し、状況に応じてファン回転数を柔軟に制御することで、冷却のさらなる効率化を実現しています。
「80 PLUS GOLD」認証を取得した小型で高性能な電源装置の採用により、エネルギーロスの少ない安定した電源供給を実現しています。
溶剤揮発が原因となる公害問題への配慮として、筐体塗装には無溶剤の粉体塗料を採用。これにより、揮発性有機化合物(VOC)の含有量を全廃しています。
また、システムボードやチャネル等のプリント板へのコンデンサー等電子部品の接着(半田)においても、完全鉛フリー化を実現しています。
SSUは、半導体メモリ素子で構成される高速・大容量の記憶装置で、クラスタ間の高速通信や、クラスタの追加・切り離しなどの動的構成制御を行います。さらに、各クラスタが連携して効率的にデータ処理を行えるよう、オーバーヘッドの少ない高速な排他制御を実現します。
GS21 2600では、最大16のマルチクラスタシステムを構成できます。クラスタのCPUアップグレードやクラスタ増設により、必要に応じて随時処理能力を増強でき、投資の最適化を図れます。
全社業務の大量バッチ処理に対応するため、並列処理技術を用いてバッチ処理時間の短縮やスループット拡大を実現します。
クラスタは、システムを稼働させたままで増設・保守(活性増設・活性保守)ができます。また、二系統受電機構により、電源供給系統や電源装置の異常によるシステム停止を回避します。さらに、ロードシェア構成や高速ホットスタンバイ構成により、24時間365日連続運転を実現します。
クラスタの活性増設・活性保守に加え、「FCLINKスイッチ」などを利用した周辺装置の活性増設・活性保守も行えます。
AIMオンラインシステムにおける運用・待機のマルチクラスタ構成では、SSUを利用した秒オーダーでのホットスタンバイシステムを実現。運用クラスタの障害時も、利用者に意識させることなく瞬時にクライアントの接続先を待機クラスタへ切り替えることができます。
クラスタとそれに連動した周辺装置の電源投入・切断操作、電源系の異常検出・通報、空調など外部設備やコンピュータ環境の監視・制御
クラスタおよびクラスタグループに対するIPL、リセット、ダンプ起動、CPU停止・始動などの操作
クラスタとSSUの接続などクラスタグループの動的構成変更を制御
クラスタと周辺装置との接続切り替え
ソフトウェア「AVM/EX」連携によるゲストVMの操作・異常監視
ソフトウェア「MC/FSOCKET」連携による稼働中ソフトウェアの監視