5G、beyond5Gコアネットワークを支えるネットワークスライシング技術

5Gおよびbeyond5Gにおいては、人とモノが相互に大量の情報を収集・蓄積・分析して利活用するので、サービスの高度化・多様化に対応でき、極めて短時間のうちに変動する要求にも応じられる、カスタムネットワークの提供が求められます。

AI等を活用した自動的で自律的な制御で、用途に応じたコンピュータやネットワークのリソースを適切に配分したカスタムネットワーク(スライス)を提供するネットワークスライシング技術は、ベストエフォートという従来の概念を脱し、これまでにないUX(ユーザエクスペリエンス)を提供するキーテクノロジの一つです。

  • ネットワークスライシング技術(注1)

(注1) 出典:総務省「将来のネットワークインフラに関する研究会」(第3回) 中尾構成員提出資料
総務省「将来のネットワークインフラに関する研究会」報告書,2017.7.18,p.30

技術の進展イメージ

例えば、総務省「将来のネットワークインフラに関する研究会」報告書においては、以下に示すようなネットワークスライシング技術の進展イメージが報告されています。

2020年頃
電気通信事業者が、eMBB(超高速)やmMTC(多数同時接続)用のコアネットワーク・バックボーンネットワークのスライスを提供

2025年頃
電気通信事業者が類型化した複数のスライスを提供、サービス提供事業者はサービスに適したスライスの選択が可能に

2030年頃
End to Endの範囲で、極めて短時間のうちに変動する要求に応じ得るスライスの提供が可能に

  • ネットワークスライシング技術の進展イメージ(注2)

(注2) 出典:総務省「将来のネットワークインフラに関する研究会」(第1回) 内田(義)構成員提出資料より作成
総務省「将来のネットワークインフラに関する研究会」報告書,2017.7.18,p.30

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