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ブロックチェーンのセキュリティ強化技術

最終更新日 2017年5月30日

「ブロックチェーン」って?

インターネットや企業間ネットワークなどの上で、重要なデータやコインのやりとりを安心・安全に扱うことができる技術です。データを複数の企業と人で共有するので、「分散型台帳技術」とも呼ばれています。
ブロックは、企業同士の取引情報、ビットコインの受け渡しなどの記録をまとめたもので、チェーンはくさり状に各ブロックをつなげて保存していくことです。

「チェーン」と呼ぶのは、取引記録を単に保存しているのではなく、ブロックごとに得られる値、つまり「ハッシュ値」を次のブロックに伝えていくことで、ブロック同士がつながっていることを表しています。 

「ハッシュ値」ってなんだろう?

ハッシュ値は、ブロックの中の取引記録から、ある計算式によって作られます。そのハッシュ値を次のブロックにも伝えていくので、常に前のブロックのハッシュ値が次のブロックのハッシュ値に影響をあたえます。つまり、取引記録の内容を勝手に変更されるとハッシュ値が変わるので、すぐにわかります。

「ブロックチェーン」の良いところ

ハッシュ値が入っているから、勝手にデータを変更されにくい(変更するとすぐにわかってしまう)ということです。また、参加している人同士で取引記録を共有しているので、その記録の信頼性が高まる、ということです。

参加している人同士で取引記録を共有していることがなぜ、信頼性がたかまることになるのか、説明します

共有していると誰か1人が違う記録の場合、その人の記録は間違いということになります。みんなが同じ記録だと、その記録の信頼性が高まります。また、コンピュータが壊れて記録がなくなっても、共有している人にコピーしてもらえる、という利点もあります。ブロックチェーンで保存している取引記録の内容は、大切な契約書だったり、代表的な例としてビットコインの取引記録もあります。

「ビットコイン」って?

ビットコインは、仮想の通貨の一つです。実際の紙幣や硬貨は存在していませんが、パソコンやスマートフォンなどをお財布代わりにして、買い物などができます。ビットコインの場合、ある口座から別の口座にどれくらい送付されたか、などの記録がブロックチェーンを使って保存されます。

ブロックチェーンの課題

 実際に使われているブロックチェーンですが、課題があります。「①他人による”なりすまし”の防止」と「②関係者だけの秘密保持を実現すること」です。

①ビットコインを使った他人による”なりすまし”の例

通常、本人しか使えないパスワードのようなカギがあります。そのカギを盗まれてしまうと他の人に自分のビットコインを使われてしまうことがあります。

他人による”なりすまし”の被害を少なくするためには・・

カギを盗まれないようにするのが基本ですが、万が一、盗まれてしまった場合を考えて、カギを利用時に条件を追加することができます。例えば、本人が買い物にしか使えないように条件をつけると、なりすました人がそのカギでゲームをしようとすると使えません。

②関係者だけの秘密保持を実現する例

関係者だけが見られるようにするために、関係者だけが持つ秘密カギの部品を用意します。その秘密カギの部品がそろわないと、秘密のデータを見ることができません。

まとめ(富士通研究所が開発した技術)

①他人による”なりすまし”の被害を最小限に防ぐ技術

カギは数字や文字が並んだものです。このカギに取引を制限する条件を追加します。条件にあった場合のみ使用可能なので、被害を最小限に防ぐことができます。

②関係者だけの秘密保持を実現する技術

通常使われているカギの部品を複数の利用者で管理し、一定数の部品がそろうと秘密情報を見ることができます。そのカギを生成する仕組みを開発しました。

今後

  金融分野をはじめ様々な分野でブロックチェーンの業務適用を想定した検証を進め、 本技術の実用化を目指します。 

関連ページへのリンク

  (プレスリリース)
   ・ブロックチェーンのセキュリティ強化技術を開発 (2016年10月19日)
  (FUJITSU JOURNAL)
   ・Fintechで注目されている「ブロックチェーン」、安全な取引を実現するセキュリティ技術とは?

 

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