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いちご株式会社 様

いちご株式会社様 導入事例

IoTシステムでインバウンド客へのスムーズな対応とホテルフロント業務の省力化を図る

一期一会を商号の由来とするいちご株式会社は、既存不動産に新しい価値を創造する「心築(しんちく)」を軸に、J-REIT運用などの不動産関連事業をグループで展開しています。同社が心築した「THE KNOT TOKYO Shinjuku」が2018年8月8日にリニューアルオープン。新ホテルでは従来と客層が逆転して8割をインバウンド客が占めるようになり、外国語ができるスタッフの不足からスムーズな顧客対応ができないといった課題がありました。そこでフロント業務を効率化するため、富士通九州システムズ(以下、FJQS)の「GLOVIA smart ホテルシステム」と自動チェックイン機やスマカギを連携、チェックイン業務や客室業務の効率化により、ホテルスタッフのみならず利用者の利便性向上をめざしています。

[ 2018年11月29日掲載 ]

課題と効果

導入前の課題

  • リニューアル後の新ホテルでは、従来と客層が逆転して外国人が8割を占める。そのインバウンド客に対して十分な対応ができる語学力のあるスタッフが不足していた。
  • チェックイン/アウト時にお客様が集中する事態を避けて、フロント業務を効率化したい。

導入後の効果

  • GLOVIA smart ホテル SaaSと自動チェックイン機の連携で、チェックイン/アウトなどでフロント業務の省力化につながる環境が整備された。
  • ルームキーの受け渡しを非接触型ICキーもしくは暗証番号にすることで、利用者のスマートな体験および利便性向上に貢献している。
 

リニューアルでインバウンド客が大幅に増加

いちごの主軸となる心築とは、「心で築く、心を築く」を信条に、建物を「壊す」のではなく、建物の価値を活かして不動産に新しい価値を創造する事業です。2018年8月8日にグランドオープンした「THE KNOT TOKYO Shinjuku」は、心築事業に基づくいちごライフスタイルホテルの第2弾のプロジェクトになります。

心築事業を担ういちご地所の細野 康英・代表取締役社長は次のように説明します。
「THE KNOTは、宿泊特化型ホテルにもラグジュアリーホテルにも属さない、日本のホテルマーケットにおける新領域の創出に向けたプロジェクトで、新宿では、耐震補強などを実施するとともに、インバウンド需要を主なターゲットに内装やテナントを一新し、ホテル運営を担うオペレータの方々と二人三脚で、心をこめた丁寧な価値向上を図っています」

新宿のオープンに先立つ2018年3月に、いちごとFJQSはホテル事業でビッグデータ、AI技術、IoTを活用した新たなビジネス創出に向けたソリューションでの共創を発表。いちごのレベニューマネジメントシステムとGLOVIA smart ホテルシステムとを連携させたソリューションの開発で合意しました。

合意に基づき「THE KNOT TOKYO Shinjuku」においては、ホテルシステムと自動チェックイン機などとの連携ソリューションを開発し、展開しています。その背景には、客層の変化が予想されたことがありました。
「実際、コンセプトが一新した新ホテルは、従来の日本人7割、外国人3割から完全に逆転し、外国人が8割を占めるまでになりました」と「THE KNOT TOKYO Shinjuku」の神足 大・宿泊部部長は指摘します。「そこで英語、中国語、韓国語など、インバウンド客への十分な対応ができるスタッフの不足が問題になりました。チェックイン/アウト時に、フロントにお客様が集中してスムーズな対応ができないことは大きな課題で、ホテルスタッフの業務負荷の軽減に加えて、お客様の利便性向上のためにもシステムによるサポートは必須でした」

細野 康英 氏

いちご地所株式会社
代表取締役社長
細野 康英 氏

神足 大 氏

THE KNOT TOKYO Shinjuku
宿泊部 部長
神足 大 氏

チェックイン機やカギとのシステム連携で業務を省力化

今回、「THE KNOT TOKYO Shinjuku」において、FJQSはIoTによる管理コスト削減をめざし、クラウドサービスであるGLOVIA smart ホテル SaaSをベースに、従来から導入されていた自動チェックイン機との連携、および新規採用したスマカギ連携を実施しました。

自動チェックイン機は、チェックイン/アウトをお客様自身が操作して、フロント精算業務(予約検索~チェックイン/アウト)を完了することで、スタッフの業務負担の軽減や省人化を図ることをめざしています。 「現時点では、自動チェックイン機自体の操作性といった問題もあり、すべてを機械で処理できているお客様は15%程度に留まっています。他のお客様はスタッフのサポートが必要なため省力化には至ってはいませんが、利用率が高まることで業務効率化に貢献してくれるものと期待しています」と神足部長。
細野社長は「大切な点は、いち早く新しい試みに取り組んで知見を積み上げていくことです。それを基に改良を進めて、より使いやすいものにしたいと思います」と語ります。
「理想形は銀行のATM。通常の操作はお客様自身で完了できて、特殊な操作などが必要な時にだけスタッフがサポートするようなシステムにしていきたいですね」(神足部長)

もう一つの連携システムであるスマカギとは、IoTプラットフォームを活用したデジタルドアロックの遠隔管理サービスです。鍵の開錠は、部屋のドアに設置されたデジタルドアロックにICカードキーをかざすか、暗証番号(PINコード)を入力します。今後は、お客様のスマホをルームキーとして利用することも見据えています。
スマカギは2018年2月に国内でのサービスが開始されたばかりで、当初は操作がわからないなどの問題もありましたが、今はほぼ解消しました。「デジタルドアロックのデザイン性が高く、外国人のお客様からは『未来的でとてもクール』などの評判の声も寄せられています。その意味でも、新たな価値の提供になっていると考えています」(細野社長)。

今回のシステムは、いずれもクラウドサービスならではの運用の容易さ、アップデートの速さ、設置スペースが不要というメリットもあります。「富士通の非常に堅牢なデータセンターでシステムが稼働しているため、BCP対策としても有効な提案ができたと考えています」(FJQS:小川 秀行)

小川 秀行

富士通九州システムズ
産業流通ソリューション本部
ホテルソリューション部長
小川 秀行

瀬野 修二

富士通九州システムズ
産業流通ソリューション本部
ホテルソリューション部
瀬野 修二

お客様の個々の要望に、より細かな対応を実現していく

細野社長は今回のシステム導入について、次のように評価します。
「FJQSは、自動チェックイン機およびスマカギと、異なるベンダーが提供するシステム間を仲立ちして、上手くつないでくれました。特に、スマカギは民泊を主な対象としたサービスにも拘わらず、今回、国内初で、しかも400室規模にもなる大きなホテルでの導入で、ノウハウがない中でも、クラウド間でのサービス連携をスムーズに実現してくれました」

今後は、自動チェックイン機の利用率を高めるとともに、予約検索のヒット率を上げて、スタッフが対応する必要がない手の掛からないシステムを実現すること、加えて個々のお客様の要望により細かに対応できるようにすることをめざしたいと言います。
「例えば、同じタイプの部屋でも、新宿公園に面した部屋をお客様が予約時に選択できるようになれば、細かく販売価格を変えて単価を上げたり、マーケティングやプロモーション活動にも役立てられます」と神足部長。

また、スマカギから日々、IoTプラットフォームに蓄積される入退室や部屋の滞在時間などのデータの活用も考えられるのではないかと言います。「IoTプラットフォームを通じて予約管理システムとの連携など、より利便性が高いサービスの提供に貢献できるようご提案していきたいと思います」(FJQS:瀬野 修二)
さらにシステムの運用を通じて知見を積み上げ、ソリューションとしての外販も視野に入れていく方針です。

お客様概要

いちご株式会社様

東証一部上場企業であり、一期一会の「いちご」として、「心築(しんちく)」を軸とする不動産価値向上、J-REITやインフライールドコの運用、太陽光発電事業を中心としたクリーンエネルギー事業をグループで展開している。いちご地所は、いちごの主軸となる心築事業を担っている。心築とは、「心で築く、心を築く」を信条に、既存ストックとして有効活用されていない中規模不動産を取得し、遵法性の治癒や耐震補強、稼働改善等を通じ、不動産のもつ本来の価値を活かし、既存不動産に新しい価値を創造する事業である。

名称 いちご株式会社
設立 2000年3月17日
所在地 (本店)〒100-0011 東京都千代田区内幸町1-1-1 帝国ホテルタワー
代表者 代表執行役社長 長谷川 拓磨
資本金 268億400万円 (2018年8月末現在)
事業内容 アセットマネジメント、心築、クリーンエネルギー事業
URL https://www.ichigo.gr.jp/Open a new window

関連情報

ご紹介したサービス・製品

ダウンロード資料

いちご株式会社 様 導入事例 (2.03 MB )

お問い合わせ先

株式会社富士通九州システムズ(FJQS)
産業流通ソリューション本部
ホテルソリューション部
電話:03-6424-9767

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