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プレスリリース

2016年6月22日
株式会社富士通システムズ・ウエスト

共和薬品工業株式会社様、医薬品納入実績管理業務の業務委託を開始

~ システム構築することなく、実消化データのタイムリーな活用を実現 ~

株式会社富士通システムズ・ウエスト(本社:大阪市中央区、代表取締役社長:宮田 一雄、以下、FWEST)は、共和薬品工業株式会社様(本社:大阪市淀川区、代表取締役社長:角田 礼昭、以下、共和薬品工業様)に、「実消化データ管理業務の外部委託サービス(実消化BPOサービス)」の提供を開始しました。
   本サービスでは、FWESTの実消化業務に精通したSEを集約した「実消化サービスセンター(大阪市中央区)」が、お客様の医薬品納入実績データのクリーニングやマスタメンテナンスなど日々の業務を代行します。これにより、共和薬品工業様は、複雑な業務ノウハウの継承や人材育成への不安を払しょくでき、専門性を伴う実消化データ管理業務の継続性を確保しました。なお、データ受渡し型サービスにより、独自にシステムを構築することなく、短期間での運用を開始されています。
   FWESTは、共和薬品工業様の成長戦略でもある、「より多く、迅速にジェネリック医薬品を提供する研究開発体制の強化、医療現場を的確にサポートする情報提供体制の強化」を、実消化業務で支援してまいります。

病院や薬局の新設、廃院等の変化や、卸の合併や事業体の変更など、医薬品流通の構造変化が進む中、世界の医薬品市場に展開するルピングループの一員として精神科領域に強みを持つジェネリック医薬品の共和薬品工業様は、日々の実消化データ管理業務の負担増大により、変化への対応や将来的な実消化データ管理システムの維持・運用が困難な状況にありました。また、実消化データのクリーニングにも時間を要していたため、マーケティングや営業活動へのタイムリーな活用も課題となっていました。

これらの課題に対してFWESTは、「共和薬品工業様が受信された医薬品納入実績データを実消化サービスセンターにて受取り、クリーニングや関連する各種マスタ情報のメンテナンス等を実施して、クリーンな作業結果(実消化)データを提供する」 というデータ受渡し型の外部委託サービス(実消化BPOサービス)を提供しました。

実消化データ管理業務をトータルでサポートすることにより、共和薬品工業様において、(1)業務負担の軽減と業務継続性の確保、(2)整備時間の短縮によるタイムリーな実消化データの利活用、(3)実消化データ品質の維持向上 を実現しました

当社は、担当営業である株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、 代表取締役社長:藤田 正美)と連携し、共和薬品工業様の成長戦略推進に向けて、今後も尽力していきます。

実消化BPOサービス概要図

【 共和薬品工業株式会社様からのエンドースコメント 】

専門性を伴う業務でありながらノウハウ継承や人材育成が難しくなっている実消化業務において、今回の外部委託ご提案により、業務システムを構築することなく、精度・鮮度の高い実消化データを毎日定時に受け取ることができ、運用負荷から解放されたシステム運用部門も、データを利活用する営業部門も、大変喜ばしく感じております。当社だけでなく、関係会社である共和クリティケア株式会社においても同様のサービスを委託し、データをマーケティングや営業活動に利活用しています。

今後も、富士通グループのICTと、実消化業務に精通した富士通システムズ・ウエスト様にご支援いただき、医療現場を的確にサポートする情報提供体制を強化してまいります。

共和薬品工業株式会社
営業本部    営業企画部    越田雅人
財務室  IT統括部  北野圭

【 参考 】 実消化データ管理業務の外部委託サービス(BPOサービス)概要

◆背景

製薬業界においては、自社製品の安全性に関わる情報を流通全体において伝達することが医薬品に対する法規制で義務付けられており、製薬会社は卸業者が病院・薬局などへ販売した実績までを管理する必要があります。そのため、これまで製薬会社は、卸業者より卸販売(実消化)データの提供を受け、独自に管理するデータベースシステム(実消化データ管理システム)を構築し、それらのデータを、製品の販売・流通に関する的確な把握だけでなく、マーケティングや営業活動促進の基礎情報として利用してきました。

医薬品流通の構造変化が進む中、実消化データベースシステムの維持運営、実消化データの品質維持、ノウハウ継承や専門性を伴う業務の継続性確保が大きな課題となっていました。

◆外部委託サービスの内容

実消化データの取込みからクリーニング、関連する各種マスタ情報のメンテナンス等、実消化データ管理業務を包括的に代行します。

<主な対象業務>

  • 卸販売データの取込み・クリーニング
  • 卸販売データ取込み時のエラーデータの救済
  • 卸販売データクリーニングに必要な卸得意先情報や卸組織情報のマスタメンテナンス
  • アルトマーク情報の取込み
  • 製薬会社が独自に管理する施設情報のマスタメンテナンス
  • 卸在庫報告データの取込み・クリーニング
  • クリーニング結果データの提供(実消化データ、卸在庫報告データ)

◆外部委託サービスの特長

専門性の高い実消化業務を安心してアウトソースできる!

クリーニング作業中に、製薬会社が取引している卸や販社への情報確認(問合せ)が発生した場合にも、本サービス内で直接問合せを行い、結果を反映した実消化データを提供します。

データ受渡し型での運用も可能!

実消化サービスセンターでクリーニングやマスタメンテナンスに必要な環境を準備し、システム構築が不要で、導入コストやランニングコストを大幅に抑えることができます。
共和薬品工業様は、データ受渡し型のサービスをご利用いただいています。
従来通り、「製薬会社資産としたシステム構築」、「クラウド型での利用」 も可能です。

【 関連サイト 】

【 商標について 】

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

お問い合わせ先

《お客様お問い合わせ先》

  • 株式会社富士通システムズ・ウエスト
    産業システム本部 第二システム事業部 第二産業システム部
        須藤・込山・林
    E-mail: fwest-pharmacy@cs.jp.fujitsu.com

《報道関係お問い合わせ先》

  • 株式会社富士通システムズ・ウエスト
    経営推進本部 経営企画統括部 企画部 曽我部・伊藤・川波
    電話 : 06-6920-4207(直通)
    E-mail: fwest-press@cs.jp.fujitsu.com

以上


プレスリリースに記載された内容は発表日現在のものです。
その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。