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Fujitsu

Japan

小泉産業株式会社 様

小泉グループ全体でセキュリティレベルとICT資産の運用管理を向上

[2015年2月2日掲載]

照明・家具・住宅設備など、日々の暮らしに豊かな快適空間を提供する価値創造の専門集団・小泉産業グループを統括する小泉産業株式会社様(以下、小泉産業様)。より安全で利便性の高い情報管理体制の構築を目指して、グループネットワークに接続する端末へICTガバナンスの統制支援ツール「FUJITSU セキュリティソリューションProIT Policy N@vi」(注1)(以下、「ProIT Policy N@vi」)を導入されました。富士通システムズ・ウエスト(以下、FWEST)はグループセキュリティポリシーの策定からグループ各社への導入、PDCAサイクルによる運用の向上まで、継続的な提案とサポートで貢献し続けています。

【課題と効果】

導入前の課題   導入後の効果
グループネットワークへの接続端末やソフトウエアなど、各社のICT資産の実態が把握しにくい。
インベントリ収集機能により各社の「ICT保有資産のいま」が明確化され、運用管理がスムーズに。
各社のICTデバイス活用シーンが異なり、情報セキュリティ対策も水準が異なりリスクが大きい。
テンプレートを活用し共通のグループセキュリティポリシーを策定し、遵守率の「見える化」も実現。

「必ず守るべきセキュリティレベル」に絞り実現したグループの統一ポリシー

グループ経営統括部
情報システム部
部長

矢本 博康 様

「KOIZUMI」ブランドを展開する小泉グループは、今回グループ7社の統一セキュリティポリシーを策定し、「ProIT Policy N@vi」を導入して保有ICT資産の管理・運用を強化しました。

「各社で事業内容も業務フローも違い、セキュリティポリシーの統一は難しい。一方で、グループ共用のICTインフラを統括する立場として、かねてから最適な管理ツールの必要性を感じていました」。そう振り返るのは、情報システム部長の矢本博康様です。

最大の懸念は、1社でも情報漏洩などの弱点があれば「蟻の一穴」となり、グループ全体の安全と信用が崩壊することです。セキュリティレベルの統一という課題解決に向け、FWESTの冨田綱樹は7社が足並みを揃える難しさを踏まえ、一つの提案をしました。「まずは必ず守るべきセキュリティレベルに絞ったグループ統一ポリシーを共通の出発点にしてはどうですか」。

統一ポリシーの早期策定に役立ったのが、「ProIT Policy N@vi」のポリシーテンプレートです。グループ全体で守ること、各社の運用に任せることを選別し、ウィルス対策ソフトの運用状況やWindows更新プログラムの適用時期など、グループネットワークの接続に関する約20項目のグループポリシーが決まりました。「各社の運用を尊重した柔軟性の高いものに、という方向性を変えずに済みました。FWESTさんのアドバイスがなければ、まだ先が見えないままだったでしょうね」(情報システム部課長の杉村剛様)。

各社の課題を共有し、更なるICTガバナンスの意識向上

グループ経営統括部
情報システム部
営業開発1課 課長

杉村 剛 様

グループポリシーを策定する舞台となったのが、各社の情報システム担当者で構成する「グループ情報協議会」です。グループの効率的なICT投資を検討し、各社の課題も共有する場として定期的に開催しています。「 方向性を示すのは私たちでも、投資コストを負担し、実際に運用するのは各社。高い納得性を得るには、吟味に値する付加価値が必要です。『ProIT Policy N@vi』はセキュリティ以外に資産管理機能もあり、端末台数やインストールソフトウェア数など、保有ICT資産の『いまの姿』が把握できる。各社の関心はそちらの方が高かったほどです」(矢本様)。

2014年春、グループ7社に導入を完了した「ProIT Policy N@vi」は、インベントリ収集機能で、グループ各社が保有する約1,400台のマルチデバイスとインストールされたソフトウエアを一元管理し、適材適所の配置・活用や不正利用の是正につなげています。またセキュリティ面でも、統一ポリシーの遵守率や「何が守られていないか」をWebダッシュボード画面で見ることで、潜在する課題に対応できるようになりました。また、連携ソリューションとして「iNetSec Smart Finder」(注2)も導入し、さらに高度なグループネットワークのセキュリティ体制を確立しています。「協議会メンバーから各社のログの問い合わせも増え、グループ全体でICTガバナンスの意識が高まっているのを、肌で実感しています」(杉村様)。

「あるべき姿」を目指して継続的な運用向上へと始動

将来のあるべきICTガバナンスの姿を描き出すグループ情報協議会はいま、「ProIT Policy N@vi」の運用向上が新たなテーマです。「各社の本格的な運用でポリシーを進化させながら、グループ全体でセキュリティと資産管理の運用を向上させたいですね。さらに管理データの有効活用も重要と感じています。端末電源の利用時間を労務管理に連動させた残業削減や、増えるBYOD(注3)の活用シーンへの対応など、新たな価値を生み出す可能性を広げて、グループシナジーにつなげていきたいですね」(矢本様)。「社内システムとして初めてクラウドサービスを導入し、もっとクラウドを活用してみたいと、今後に向けて弾みがつきました。的確なサポートをこれからもお願いしますよ」(杉村様)。

期待の声に、FWESTは力強く応えます。「サービスを導入して終わりではなく、継続的な運用が重要です。新たなセキュリティ対策など今後の環境変化に対応できるよう、様々な価値を提供してまいります」(冨田)。「常に最新機能が使えるというクラウド環境のメリットを活かし、立ち止まることなく、高い満足度につながる提案をしてまいります」(笠井省宜)。

コイズミ産業株式会社様の皆様と富士通マーケティング、富士通システムズ・ウエスト プロジェクトメンバー

(注1) ProIT Policy N@vi:
「セキュリティ・ICT資産統制・エコ・システム運用」の4つの最適なポリシーを策定し、ICTガバナンスの向上を支援するマルチデバイス対応のオールインワンクラウドサービス
(注2) iNetSec Smart Finder:
LAN上の不正侵入を防ぐ端末制御装置(PFU社製)
(注3) BYOD:
Bring Your Own Device/私用・個人所有端末の業務利用

お客様概要

名  称 小泉産業株式会社 様
設  立 1943(昭和18)年6月25日
(1716年創業)
所在地 大阪市中央区備後町3-3-7
代表者 代表取締役社長 梅田 照幸
従業員数 85人(グループ連結・1599人)
(2014年3月31日現在)
事業内容 照明事業(住宅・店舗の照明空間設計)、家具事業(学習環境家具・高齢者向け介護機器や自立支援家具)の企画・開発・製造・販売、住設販売事業(住宅設備機器の販売・取付)、物流事業、セットアップ・サービス事業(ホテル・会社施設への家具・什器・設備の搬入設置)など幅広く事業展開。
URL 小泉産業株式会社様Webサイト

事例紹介(PDF版)

以下より、PDF版の事例紹介をダウンロードできます。
事例紹介 小泉産業株式会社 様 (821 KB)

お問い合せ先

株式会社富士通システムズ・ウエスト
ビジネスソリューション本部
スマートコンテンツソリューション事業部
電話: 06-6920-6050
E-mail: contact-itpolinavi@cs.jp.fujitsu.com


本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材当時のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。