PRESS RELEASE

2017年5月29日
株式会社富士通エフサス

働き方改革をICTで支援する
「IDリンク・マネージャー」のSaaS版を販売開始短期間かつ最適コストで、定時退社促進、PC強制終了の仕組みの導入が可能に

当社は、このほど、長時間労働を抑止し「働き方改革」を支援する「FUJITSU Software IDリンク・マネージャー 長時間残業抑止 SaaS」(以下、IDリンク・マネージャー SaaS)の販売を開始いたします。

本商品は、従来、オンプレミス型のソフトウェア商品としてご好評頂き、既に約60社13万ライセンス以上導入いただいている長時間残業抑止ソリューション「IDリンク・マネージャー」をSaaS化するとともに、システム初期設定や管理者向けサポートもあわせてパック化し、月額のサービス利用型として提供するものです。

これにより、お客様においては、システム部門やSE会社との調整が最小限に抑えられ、よりスピーディーな導入と運用負荷軽減が可能になります。また、スモールスタートも可能(注1)で、中堅・中小規模のお客様はもとより、大規模なお客様においても、特に残業が多い部門や、多拠点展開で目が行き届きづらい支店・店舗などでの導入にも適しています。

当社は、今後ともクラウド、IoTを始めとする最先端 ICT の活用によりワークスタイルを変革し、お客様の「働き方改革」を支援し、社会の発展に貢献してまいる所存です。

近年、わが国では、官民挙げた「働き方改革」の動きが活発化しており、行政においては、過労死等防止対策推進法の施行、長時間労働が疑われる企業の監督指導・公表はもとより、今後、残業時間の公表義務付けなど、様々な施策が予定されています。また多くの企業では、生産性の向上、ダイバーシティの推進、多様なライフスタイルへの対応などのため、従来の労働慣行や人事制度の見直しを図るとともに、ICTを活用した新しいワークスタイルに取り組み始めています。

一方で、長時間労働については、企業への是正に向けた一層の努力が求められ、その結果、かえってサービス残業が増加するなど、就業ルールが徹底されないという問題も起こっています。

IDリンク・マネージャーは、これらの課題をICTで解決すべく、終業時刻前など特定の時刻に、PCに定時退社促進や残業申請起票のポップアップメッセージを表示させ、さらにPCを強制シャットダウンさせることで、長時間残業を抑止するソフトウェアです。上司は事前の残業申請に基づき、部下の残業時間や業務内容の把握ができ、コミュニケーションの活性化や、社員のワーク・ライフ・バランス向上を推進することが可能になります。

改正労働基準法が施行された2010年よりオンプレミス型として「IDリンク・マネージャー」の提供を開始してまいりましたが、クラウドファーストの潮流の中、お客様や市場の要望にお応えし、より導入が容易なSaaS版での提供を求められ、今般、販売開始するものです。

これにより、お客様においては、システム部門やSE会社との調整が最小限に抑えられ、よりスピーディーな導入と運用負荷軽減が可能になります。また、専用サーバへのシステム構築が不要となるためスモールスタートも可能で、最適コストでの導入を実現します。中堅・中小規模のお客様はもとより、大規模なお客様においても、長時間労働が常態化している部門や、人的コストを下げたい管理部門に絞った導入、在宅勤務やテレワークなどを限定的に導入している企業や、多拠点展開で目が行き届きづらい支店・店舗など、様々な単位でのご導入に適しています。

当社では、2010年の「IDリンク・マネージャー」、2013年の「オフィスまるごとイノベーション」の提供など、「働き方改革」に早くから取り組んでおり、これらは既に多くのお客様にご導入いただくとともに、自社内でも社内実践しております。今後ともこうした知見・ノウハウをもとに、お客様の「働き方改革」を支援してまいります。

「IDリンク・マネージャー」の機能について

IDリンク・マネージャーは、PCの利用時間や業務内容を「見える化」することで、長時間残業やサービス残業、無駄な残業の抑止を図るとともに、個々人の時間を意識した働き方、業務の効率化に向けた意識向上を促し、より良い労働環境を実現するソリューションです。

PC利用者が直感的にわかる残業抑止ソフト

「IDリンク・マネージャー SaaS」の特長

  1. 「所有」から「利用」へ
    設計・構築作業がほぼ不要のため、初期費用をかけずにスモールスタートが可能になります。 また、利用ID数の変更は、10 ID単位で可能であるため、必要な時に必要なだけ利用(注2)することができます。
  2. 運用・保守に関する負荷を低減
    導入後、管理者は専用サービスデスク(注3)のサポートを受けることができ、運用・保守に関する負荷を低減することが可能です。
  3. 安心・安全な運用を実現
    他のお客様環境と物理的に分離されるシングルテナント(注4)により、セキュアーなサービス提供が可能です。
    また、データセンターでの運用のため、BCP対策も安心です。

【(ご参考)IDリンク・マネージャーの導入実績】

約60社、約130,000ライセンスを販売(2017年3月時点)

なお、4月から富士通株式会社および株式会社富士通研究所 35,000人に導入を開始

販売価格

標準価格:1 ID=980円/月額(税別)
※200 IDからのご利用となり、10 ID単位での変更が可能。

販売目標

2020年度までに「働き方改革」関連のビジネス全体で累計400億円を目指す。

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • 注1:
    スモールスタートも可能
    1 ID=980円(税別)、200 IDからのご利用となります。
  • 注2:
    必要な時に、必要なだけ利用
    利用ID数の変更は、10 ID単位で可能です。
    最低利用期間は1年間となります。なお、最低利用期間中でも、ID数の変更は可能です。
  • 注3:
    専用サービスデスク
    お客様のシステム管理者より、Webのお問い合わせフォームにて対応。
    受付時間は24時間365日、回答は月曜日~金曜日までの9:00~12:00、13:00~17:00となります。
  • 注4:
    シングルテナント
    クラウドシステムにおいて、顧客企業が一つのシステムを専有する方式。
    顧客企業に適した個別の環境を構築することができ、信頼性が高い。

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