PRESS RELEASE

2017年2月23日
株式会社富士通エフサス

「みなとみらいInnovation & Future Center」をリニューアルデジタル時代のイノベーション創出と人財育成を加速

当社はこのほど、デジタル時代のイノベーション創出と人財の育成を加速するため、「みなとみらいInnovation & Future Center」(神奈川県横浜市)をリニューアルいたします。

今回のリニューアルでは、より創造的な対話とコラボレーションを生み出す場として、ワークショップのデジタル化対応や、IoTなどの最新デジタルテクノロジーを気軽に体験・実験できる環境の整備を進めるとともに、イノベーションの発信源である米国西海岸を意識した、より明るく開放的な空間デザインへと刷新いたします。

当社は、「研修センター」と「フューチャーセンター(注1)」を融合した施設として2013年6月に本センターを開設し、お客様・社会との豊かな未来の共創を目指すとともに、社内インキュベーション制度を新設するなど、「イノベーション力」を高めるべく、社内の人財育成や組織風土変革に取り組んでまいりました。

今般、これまでの800回を超えるワークショップを通じて培った、社内外の多様な人々とのオープンな対話とコラボレーション、創造をカタチにするプロトタイピング(注2)などのノウハウを活かしたリニューアルを行い、さらなる対話の活性化、本センターの活用促進を図るものです。

当社は今後とも、「みなとみらいInnovation & Future Center」を通じて、デジタルトランスフォーメーションに向け、人財のさらなる強化を図るとともに、お客様・社会との共創を通じた新たな価値の創出に取り組んでまいります。

近年、業種、規模を問わず多くのお客様において、他の業種とICTでつながることによる新規ビジネスの創出、さらに、「AI」「IoT」「VR/AR」などの先進技術を活用してビジネスを根本的に変革する「デジタルトランスフォーメーション」への期待が高まっています。

当社は、2013年6月に本センターを開設・運営し、社内インキュベーション制度を新設するなど、「場」「組織」「人財」を整備していくとともに「イノベーション力」を高め、共創に取り組んでまいりました。本センターでは800回を超えるワークショップを開催し、お客様や社会の多様なステークホルダーの方々にも参画いただくことで、本質的課題の発見や創造的アイデアが生まれ、そこから新たな価値創出につながる事例も出てきました。

こうした実績を踏まえ、当社は、このほど「みなとみらいInnovation & Future Center」を、より創造的な対話とコラボレーションを生み出す場とするため、3つの観点でリニューアルいたします。

主なリニューアルポイント

1.ワークショップのデジタル化対応 共創活動を支援するプラットフォーム「WebコアInnovation Suite(注3)」や大型タッチパネルディスプレイ、指タッチ対応プロジェクター、大型タブレットなどのハードウェアを新規導入し、アイデアの投稿、選択、整理をPCやスマートデバイス、タッチパネルディスプレイ上で実施できる環境とします。この環境とあわせ、800回を超えるワークショップの実践で蓄積されたノウハウを集約した「アイデアカード」を活用していくことで、これまでより効率的で創造的な対話を促進し、議論のスピードアップ、質の向上を目指します。

ワークショップのデジタル化対応

2.IoTなどのデジタルテクノロジーを気軽に体験・実験できる環境の整備 センサービーコンを活用した屋内測位技術によって、来場者の「動き」「興味」を可視化する「EXBOARD(注4)」や、近距離無線通信インフラとしてのIoTゲートウェイを導入し、施設内を見学しながら、気軽にIoTを体験できる環境を整備しました。また、ドローンやロボットなどデジタル活用のアイデアを促すための機器類や、気軽にプロトタイプを製作できる3Dプリンターや各種センサー、シングルボードコンピュータなども導入・整備したことで、アイデアの着想から検証までの一連の活動をより強力に支援していきます。

  • 来場者の「動き」「興味」を可視化する「EXBOARD」

    来場者の「動き」「興味」を可視化する「EXBOARD」

  • ドローン

    ドローン

3.米国西海岸を意識した、より明るく開放的な空間へとデザインを刷新 東京湾やみなとみらい21エリアを臨む窓からの景色や、施設全体の明るい雰囲気を活かしながら、イノベーションの発信源である米国西海岸のビーチの開放的な雰囲気を参考に、空間デザインを刷新しました。青い海と青い空を感じさせる明るく開放的な空間デザインが、来場者の心理的な緊張をときほぐし創造性を喚起していくことで、より闊達な対話を促します。

米国西海岸を意識した、より明るく開放的な空間へとデザインを刷新

【ご参考】「みなとみらい Innovation & Future Center」について

  1. 目的
    お客様と社会の豊かな人財を育成し、社内外の多様な人と知識をつなぐオープンイノベーションを実践します。
  2. 活動内容
    お客様と社会の豊かな未来を築くため、人と人をつなぎ、対話とコラボレーションを促すワークショップやセミナー、創造をカタチにするプロトタイピングなどの活動を社内外の多様な人々と共同で推進してまいります。
  3. 開設時期
    2013年6月26日
  4. 場所
    神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-3 クイーンズタワーB棟 9・10階
  5. 規模
    延床面積:約3,800平方メートル

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

  • (注1)
    フューチャーセンター
    フューチャーセンターとは、対話を通じて豊かな未来を共創していくための場です。所属する分野や専門性、年齢、地位などの垣根を越えて、多様な価値観、知識を持つ人々が集まり、豊かな未来に向けた対話が生まれ、新たな解決策が創造されます。1990年代にスウェーデンで誕生し、企業や大学、行政などセクターを越えた様々な組織で開設が普及しつつあります。
  • (注2)
    プロトタイピング
    プロトタイピングとは、サービスや製品の仕様検討や設計段階で、試作品を作成して検証を行うことを 指します。ここでは特定のサービスや製品に直結しない初期のアイデア段階の試作も含みます。
  • (注3)
    WebコアInnovation Suite
    株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリの共創活動を支援するプラットフォーム。
  • (注4)
    EXBOARD
    株式会社富士通アドバンストエンジニアリングのさまざまな測位技術に対応する位置情報活用基盤。

関連リンク

以上

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