PRESS RELEASE

2006年4月26日
国立大学法人 北陸先端科学技術大学院大学
富士通サポート&サービス株式会社
物産ネットワークス株式会社

北陸先端科学技術大学院大学キャンパスネットワーク更新で
次世代ネットワーク基盤を構築

FRONTNETを構成するネットワーク装置を刷新し、次世代インターネット技術を取り入れた
最新の10Gbpsネットワークインフラへ

北陸先端科学技術大学院大学（石川県能美市、学長：潮田 資勝）は、キャンパスネットワークFRONTNETの基幹機器を更新し、2006年3月より新システムの稼働を開始いたしました。この更新にあたっては、ネットワーク基盤に対する本学の高度な要求に応えるため、ネットワークの広帯域化・高機能化を焦点に選定・導入を進めました。広帯域化の面では、学内広範にわたる10ギガビットイーサネット^（注1）化を、また、高機能化の面では、インターネットの次世代技術であるIPv6（Internet Protocol version 6 ）^（注2）やマルチキャスト通信^（注3）への対応を目指しました。

本学情報科学センター（センター長：松澤照男）は、1991年（平成3年）4月に設立されて以来、全学の学生および教職員に対し、先端科学技術分野の進展・変化のスピードに対応できる水準の高い情報環境の提供に取り組んでおります。FRONTNETは本センターが提供している情報環境の基幹をなすもので、全学の情報流通の基盤となるものです。これまでも常に時代をリードする機器を選定・導入し、24時間365日の連続運用により、本学の教育・研究の現場からの高度な要求に応え続け、教育・研究の発展を支えてまいりました。

このような要求に対し、この度の更新においては、基幹ネットワーク（バックボーン）を構成する機器としては、富士通サポート＆サービス（株）ならびに物産ネットワークス（株）のサポートの元、米国Foundry Networks社製のBigIron RX-8ならびにFastIron Super-Xを導入いたしました。

本学では、今後本ネットワークを活用することにより、次のような教育・研究開発の促進を図ってまいります。

1） ファイルサービス等、すべての教育・研究活動の基盤となるサービスの高度化

2） 遠隔授業・蓄積型授業など、大容量マルチメディアコンテンツの伝送・配信にかかわるサービスの向上ならびに研究開発

3） 次世代インターネット技術にかかわる先進的な研究開発

今回の導入は、1. RX-8の高いパケット交換能力（768Gbps/571Mpps）、2. 高いポート密度による設置容積の低減と低いポート単価、 3. マルチベンダー環境における高い相互運用性、4. IPv6やマルチキャスト機能等の先端技術への積極的な対応、5. 障害などの際の開発元までも含んだ迅速なサポート体制など、性能・機能や価格性能比の良さを評価した結果であります。

富士通サポート&サービスでは、今回の北陸先端科学技術大学院大学FRONTNETに導入した米国Foundry Networks社製の機器など、マルチベンダー対応で、ネットワークシステムのライフサイクル（企画・設計、導入・構築、運用・保守まで）を網羅したサービスを一括してご提供しております。今回は、安定性を追求した高度な冗長化構成の上、ネットワーク構築をおこなっており、今後は安心してご利用頂ける様、更なる安定稼働に努めてまいります。

物産ネットワークスは、Foundry製品に関する知識・ノウハウ・納入実績は、国内随一であり、Foundry米国本社との技術交流を行い、技術・サポート力のレベルアップにも努め、お客様に安心してお使い頂ける環境をご提供しています。北陸先端科学技術大学院大学FRONTNETでお使い頂いている Foundry製品につきましても、私共の持てる力でサポート致します。

以上

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