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導入事例レポート 株式会社佐賀銀行様

株式会社佐賀銀行様 将来的なTCO削減を目指しマルチベンダーを活用したシンクライアントでICT基盤を再構築

佐賀県、福岡県、長崎県を中心に103支店・出張所を展開する佐賀銀行様は、地域経済の中核をなす金融機関として、地元の産業振興と発展に貢献してきました。佐賀銀行様では、Windows XPサポート終了を契機に、現行システムを刷新し、OSやハードウェアのライフサイクルに依存せずに、将来的なICT投資のTCOを削減できるICT基盤の構築を目指していました。その際に課題となったのは、従来の業務アプリケーションを新たなICT基盤でも動作させるための互換性の確保と、営業(渉外)担当者が銀行外で活用するタブレット端末の導入を見据えたセキュアーなモバイル環境の構築でした。富士通エフサスは、マルチベンダーで構成する、シンクライアントとInternet Explorer互換ブラウザ、手のひら静脈認証システムの導入を提案し、それぞれの課題を解決しました。


課題:・現行のシステムでは、OSやハードウェアの更改に応じて全体の改修が必要であったため、ICT投資のTCOを削減することが困難だった。・基幹システム上で動作する従来の業務アプリケーションを新しい基盤で動作させる確認作業に工数がかかった。・営業(渉外)担当者がモバイル環境でもセキュアーに銀行内のシステムにアクセスできる環境を構築し、業務効率を高める必要があった。 解決策:・シンクライアントの導入によりOSやハードウェアごとのライフサイクルの違いを調整し、ICT投資の平準化と将来的なTCO削減を実現した。・業務アプリケーションを新しいICT基盤でも動作可能とする双日システムズのIE互換ブラウザ「thinforie」を採用し、Internet Explore6でしか動作しない業務アプリケーションでも、一時的にシンクライアントで使用できるように互換性を確保した。・手のひら静脈認証システムとモバイル閉域網で、銀行の外部からでもセキュアーなアクセスを実現する環境を構築した。

導入までの背景

OSやハードウェアのライフサイクルに依存しないTCO削減に効果的なICTシステムを

株式会社佐賀銀行 執行役員 システム部長 二瓶 富夫 様

佐賀銀行様は、1882年(明治15年)の創業以来、北部九州エリアを中心とした地域経済の振興と発展に貢献してきました。2013年度からスタートした第14次中期経営計画では、「元気で暖かい銀行、どこか違う銀行」を目指し、よりお客様に密着した良質な金融サービスの提供に取り組んでいます。インターネットバンキングをはじめ、営業店を訪れたお客様が本部の専門担当者に相談できるTV相談システムの仕組みを検討するなど、ICTによる先進的な取り組みを進めているのも、その一環です。
佐賀銀行様では、2014年のWindows XPサポート終了にともない、ハードウェアの更改が必要でした。その際に懸念されたのが、ハードウェアやOSのライフサイクルに依存したままでは、将来的なICT投資のTCOを削減できないことです。銀行のシステムはわずかな改修であっても、確実に動作することを確認するための検証が必要です。ましてやPCやOSの更改となると、業務アプリケーションを含むシステム全体の見直しが求められます。執行役員 システム部長の二瓶富夫様は、「現行のシステムでは、ハードウェア、OS、業務アプリケーションごとのライフサイクルの相違を調整できませんでした。どれかを更改すると、システム全体を見直さなくてはならなかったのです。OSのバージョンアップやPC更改のたびにシステム全体を改修していては、膨大なコストがかかってしまいます。そこを改善し、OSやハードウェアのライフサイクルに左右されず、TCOに優れたICT基盤にしたいと考えていました」と当時の背景を語ります。


導入以前の課題

従来の業務アプリケーションと互換性とモバイル環境に対応したセキュリティの強化

株式会社 佐賀銀行 システム部 システム企画・開発グループ 副部長 杉谷 俊輔 様株式会社 佐賀銀行 システム部 システム企画・開発グループ 副調査役 林田 浩明 様

新たなICT基盤の構築にあたってはいくつか課題がありました。その1つが互換性の確保です。当時、基幹システム上で動作する「格付自己査定」「稟議支援」「取引履歴」などの業務アプリケーションは、Windows XPとInternet Explorer 6(以下、IE 6)での利用を前提に構築されていました。そのままでは、Windows 8やIE 8、IE 10といった新しいOSやブラウザで構成されるICT基盤からアクセスしても動かすことができません。システム部 システム企画・開発グループ主任調査役の杉谷俊輔様は、「新しいICT基盤では、基幹システム上で動く業務アプリケーションとの互換性を確保することが求められました。互換性を確保することで継続的な利用が可能となり、ICT投資のTCOを削減できると考えました」と振り返ります。
また、互換性の確保とあわせて、お客様先や営業先など銀行の外部からでも、ICT基盤にアクセスできる環境を整えることも課題でした。銀行の営業(渉外)担当者は、生命保険や投資信託など、様々な金融商品を扱っています。「ノートPCや、タブレット端末を持ち、資料や簡単なシミュレーションをお見せするといった使い方ができれば、業務効率も向上します。そのために、お客様先や営業先など銀行外部からでも銀行内のシステムを安全に利用できる環境を整えることが必要でした」(二瓶様)。
同時に、セキュリティも重視されました。「ノートPCやタブレット端末に、重要な情報を保存していては、紛失や盗難の際に情報が漏えいしてしまうリスクがあります。そういったリスクを回避できる仕組みの構築も検討していました」(二瓶様)。


導入の概要

マルチベンダーによるシンクライアントで互換性、TCO削減、セキュリティの課題を解決

富士通エフサス 西日本本部 九州支社 福岡支店 岡松 祐樹富士通エフサス 西日本本部 九州支社 福岡支店 平野 拓也

基幹システム上で動く業務アプリケーションとの互換性を確保し、TCO削減に効果的なICT基盤の構築に向け、富士通エフサスはシンクライアントの導入を提案しました。シンクライアントであれば、OSや業務アプリケーションなどが全てサーバ上に置かれるので、利用者は必要な業務アプリケーションをシンクライアント端末に表示させて使用できます。提案にあたっては、VMware社の「VMware Horizen View」と双日システムズのIE互換ブラウザ「thinforie」、VMware専用ストレージ「Tintri Vmstore」という、マルチベンダーでの構成を推奨しました。
シンクライアント導入について、IE8やIE10へとバージョンアップしていく中での追加投資が課題となっていました。しかし、IE互換ブラウザのthinforieであれば、IE6用とIE8用のどちらの業務アプリケーションでも、シンクライアント端末上で動かすことができます。システム部 システム企画・開発グループ副調査役の林田 浩明様は、「富士通エフサスからの提案を検証した結果、ブラウザのバージョンが変わるたびに更改する必要がなくなることがわかりました。ライフサイクルに左右されず、TCO削減に効果のあるICT基盤を構築できることから、富士通エフサスの提案を採用しました」と導入に踏み切った経緯を語ります。
また、銀行外部からの安全なアクセスを確保するため、モバイル閉域網「FENICSネットワーク」を構築しました。

株式会社 佐賀銀行様 概要図


導入の効果

シンクライアントで業務効率を向上
手のひら静脈認証でセキュリティも強化

シンクライアントの導入により、まずは業務効率の向上が図られました。IE互換ブラウザの採用により、一部のIE6でしか動作しない従来の業務アプリケーションでも、シンクライアントで使えます。従来の業務アプリケーションを使用する業務も、それ以外の業務もシンクライアントでスムーズに行えるようになりました。
また、FENICSネットワークの構築とあわせて、営業(渉外)担当者が銀行外で活用できるように、手のひら静脈認証システム「PalmSecure」付きの営業(渉外)用タブレット端末を試験導入し、外出先からでも安全に銀行内のシステムを活用できる準備も整えました。佐賀銀行様では、平成27年度中にタブレット端末の持ち出し運用を予定しています。現在は試験運用の最中ですが、「これまでは、営業、渉外担当の職員が外出先でお客様から様々な金融商品へのお申込みなどをいただいても、一度、銀行に戻って決済や承認に関する処理をしていました。その後に、また別のお客様を訪問するといった段取りでは効率が上がりません。これからは外出していてもセキュアに業務アプリケーションを利用できます」(林田様)と、安全な利用と業務効率の向上に手ごたえを感じていらっしゃいます。
また、以前はお客様に応じた金融商品のプランなどを紙に印刷して持参することもありました。しかし、紙は紛失や盗難のリスクがあります。「シンクライアントなら、端末には重要情報を保存することができない仕組みのため、端末を紛失してもそこから情報が漏えいするリスクは低いといえます」(林田様)とセキュリティが強化されたことの効果を語ります。


今後の展望

ペーパーレスをさらに推進することが銀行業務の変革につながる

シンクライアントの導入により銀行業務の一層の効率向上と、モバイル環境でのセキュリティ強化を図った佐賀銀行様が、今後、期待しているのが、さらなる「ペーパーレスの推進」(二瓶様)です。シンクライアントやタブレット端末と手のひら静脈認証システムをさらに活用して、より確実な本人認証ができるようになれば、現在、銀行内で担当者が自分のデスクで処理している業務、例えば稟議書にサインをするような仕事でもモバイル環境でできるようになります。「本人確認がより厳密にできるようになれば、新しいICT基盤を活用してペーパーレスをもっと推進できるようになります」(二瓶様)と期待していらっしゃいます。
ただし、佐賀銀行様が目指しているペーパーレスとは、単純に紙を減らすだけの取り組みではありません。「本当の意味でのペーパーレスの実現には、安全に銀行内システムにアクセスできる環境の構築がとても重要でした。そうなれば、場所を選ばずに銀行業務を行えるようになり、業務の変革にもつながっていきます。今回、富士通エフサスが構築したICT基盤には、現時点で当行が実現したかったことがほぼ全て盛り込まれており、理想実現に向けた第一歩が踏み出せたと感じています」(二瓶様)。富士通エフサスも歩調を同じくし、次なる一歩を踏み出します。

サービス詳細

掲載日:2015年6月3日


株式会社 佐賀銀行様
株式会社 佐賀銀行様
   
<本店所在地> 佐賀県佐賀市唐人二丁目7番20号
<従業員数> 1,441名(2014年3月31日現在)
<ホームページ> http://www.sagabank.co.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は取材時のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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