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導入事例レポート 宮城大学様

宮城大学様 ハイブリッドクラウドで場所を選ばず、災害時でもアクセスできるシステムを構築。

看護、事業構想、食産業と3つの学部を通じ、地域貢献できる学生を育てる宮城大学様。学内ネットワークの品質向上に加え、災害時でも大学サービスが持続できるシステムの構築が課題でした。富士通エフサスは、東日本大震災を教訓とし、プライベートクラウドとパブリッククラウドを組み合わせたハイブリッドクラウドでシステムを構築。場所を選ばず、災害時でもアクセスできるシステム環境を実現しました。


課題1.学内ネットワークの品質向上と通信速度の高速化 2.どこからでも学生と連絡ができるシステムを構築したい 3. 大学の外から管理できるシステムを構築したい 解決策:1.全学部のネットワーク更改によりネットワークおよびシステムの高品質化を実現 2.パブリッククラウドを活用し、あらゆる場所からメールの送受信が可能 3.外部に設置したプライベートクラウドで学外からネットワークの維持管理が可能

導入までの背景

今後、5~6年は使える、将来性のある学内ネットワークにしたい。

宮城大学 事業構想学部 デザイン情報学科 教授 工学博士 富樫 敦 様

高度な専門性と実践的能力を身につけることで、地域発展をリードし世界に貢献できる人材を育てている宮城大学様。看護、事業構想、食産業と3つの学部からなる地域に根ざし世界に開かれた大学です。
今回、宮城大学様では、情報ネットワークシステム・情報基盤システムと、学内ネットワークの更改を行いました。4年に1回の定期的なリプレースと重なりましたが、今回の更改では、学生を中心に多くの要望を踏まえた、教育研究を活性化させるネットワークの基盤づくりを目指しました。
「以前までの更新は、非常に簡単なA4用紙、3枚程度のRFP(提案依頼書)を書いてお願いしていたという経緯がありました。ただ、そうしてしまうと結局はシステムができあがってきても、世の中の技術にすぐに追いつかれて追い抜かれてしまう。その反省点も踏まえ、今回は、更改の2年前くらいから学生の意見も聞き入れ、かつ、課題はどこにあるかをさまざまな観点から調査し、4年というスパンではなく、今後少なくても5~6年は使えるものを創りたいと綿密に考えていました」と宮城大学様。
将来を見据えた、高品質なネットワークシステムを構築したいと、導入前から次期ネットワークシステム検討委員会というチームを作り、大学一丸となって取り組んでおられました。


導入以前の課題

  1. 学内ネットワークの品質向上と通信速度の高速化
  2. どこからでも学生と連絡ができるシステムを構築したい
  3. 大学の外から管理できるシステムを構築したい
宮城大学 看護学部 教授 博士(医学)山田 嘉明 様宮城大学 事務部総務課 広報グループ 主査 高橋 賢一 様

導入にあたり、教職員をはじめ学生にアンケート調査をした結果、多くの課題が見えてきたと宮城大学様はおっしゃいます。
「例えば、大学におけるインターネットへのアクセス速度は、家庭用インターネット回線の数倍程度の速度しかなく、教育研究の推進に支障をきたしていました。大学で使用しているパソコンOSも起動に時間がかかっていました。
さらには、学生のアンケート調査などにより、大学構内の一部で無線ネットワークがつながりにくいという課題も見えてきました」。
特に宮城大学様では、デザイン情報学科など最新のICTが必要不可欠な学科もあるため、高度な情報ネットワークシステム及び情報基盤システムの構築が急務でした。
また、2011年に東日本大震災が起こったことで、学内ネットワークの新たな課題も見えてきました。
「東日本大震災当時は、キャンパス内にサーバ類と回線の入り口を抱えていました。システムを動かすためには大学に行かなければならず、震災の影響で大学へ行く交通手段が途絶えてしまい、その結果システムを管理することが自分たちではなかなかできませんでした」と宮城大学様は当時を振り返ります。特に、メールサーバを学内に設置していたため、サーバの停止により学生との連絡がつかず一人ひとりの学生の安否を確認することが容易ではなかったと、災害時対策の必要性を感じていました。
「だからこそ、今回の更改ではいつ災害が起きても、まずは学生の安否が確認できるよう、最善の対策をしたいとの思いが強くありました」と宮城大学様はおっしゃいます。

それらを踏まえ、学内ネットワークの高品質化に合わせて、突然の災害でも対応できるよう、宮城大学様からは、自前で持つのは最小限に留め、メールサーバや主要なシステムは、なるべく外へ出すことで安心安全なシステムにしたいという要望がありました。


導入の概要

  1. 全学部のネットワークとインフラサーバを、パブリッククラウドとプライベートクラウドを合わせたハイブリッドクライドで構築
  2. 無線LAN、Windows8を最適化して導入

「メールサーバや主要なシステムはほとんど外に設置しました。更改後、学内に持っているのは最低限のシステムです」と宮城大学様。
富士通エフサスでは、イントラネット・インターネット環境、無線LAN環境、シングルサインオン環境、コンピューターラボ環境、有償ソフトウェア環境、印刷環境、ウェブサービス環境、電子メール環境、セキュリティ・アクセシビリティ環境、バックアップ・アベイラビリティ環境、教職員環境など多岐に渡り構築。学生が使うシステムを中心に、学内ネットワークシステム全体に及びました。それらを、パブリッククラウドとプライベートクラウドを駆使したハイブリッドクラウドによる最新鋭の情報ネットワークシステムとして構築しました。
また、学生からの声として要望が多かったパソコンOSもWindows8へアップグレード。より学生が使いやすく時代を先駆けた環境を整えました。
「Windows8はまだ教育機関では導入事例が多くはありません。その中で、試行錯誤していただいたその対応力と結果にはとても満足しています」と評価していただきました。
その中でも、特に気を配ったのは東日本大震災を踏まえた学生との連絡手段。パブリッククラウドをベースにしたことに加え、海外にサーバがあるため、日本国内で災害が起こっても通信環境さえあればメールの送受信が可能となり、安否確認ができます。
同時に導入したプライベートクラウドは、認証用のサーバやファイルサーバ、プロキシサーバやWEBサーバ、DNSなどをデータセンターに設置。たとえ交通手段が途絶えて大学に行けなくなっても、しっかりと管理できる体制づくりを構築しました。
本案件導入時を振り返り、宮城大学様からは「設計書をそのまま構築するのではなく、1つの要望をお願いすると、2、3ではなく10の提案を返してくれる。それはつまり、言葉だけではなく、その言葉が発せられた思いまで汲み取ってくれて提案してくれるのが富士通エフサスであり、導入時心強かった」と評価していただきました。
また、「結局、設計書をベースにしながらも、富士通エフサスが改善提案し、採用している部分もあるため、再提案してもらったようなもの。もし設計書が当初のままであったとしたら、もしかしたら機能せず、効果を発揮しないものなどあったのではないかと思います」とも評価していただきました。

<情報ネットワークシステムの特徴>


導入の効果

学内ネットワークの高品質化を実現。
ハイブリッドクラウドで、災害時でも安心安全に管理できるシステムができました。

富士通エフサス 東日本本部 東北支社 カストマサービス部 岡内 弘徳

>今回導入した学内ネットワークですが、宮城大学様ではすでに効果がでているとおっしゃいます。
「導入後の効果としては、無線LANで証明されています。例えば、学生が所持している性能が違うパソコンで無線LANを利用した場合でも、回線スピードはほぼ一定で、しかも高速でアクセスできるという結果が出ています。
実は導入の際、学生に呼びかけてネットワークテストという接続試験をしました。これは、約20人の学生に新旧さまざまなパソコンを持ってきてもらい一斉にアクセスしてみようという内容。結果、当初の目標の50倍近いスピードが出たので、学生はもちろん私たちも驚いています」。
宮城大学様では、冒頭でも述べたとおり、学生が使いやすいシステムづくりを目指していました。だからこそ、学生が実際にテストし、更改を体験してもらうという評価軸を設けました。
また、パソコンOSの起動時間も速くなったと宮城大学様。
「従来はパソコンの起動にストレスを感じていました。今回のアップグレードでは、Windows8にしただけでなく、さまざまなチューニングを加え、最適化・スピーディ化したことで、従来に比べ、1/4の早さで起動できるようになりました。大学などの教育機関ではWindows8の導入事例が多くはありません。その中で、試行錯誤していただいた粘り強い対応力と結果はとても頼りになりました」と評価していただきました。
さらに今回の導入では災害時の対応についても、安心感という効果を得ている、と宮城大学様。
「災害時のBCP対策も踏まえたクラウドのシステムに対して思うのは、以前だとサーバに不安がなくても、大学でトラブルがあったとしたら通信が途絶えてしまいます。しかし、外にサーバを置くことで、どこからでも安否確認ができ、情報が共有できる。以前は、大学でのネットワーク環境と大学外の環境でプロキシが違っていたため、アクセスできるところが限られていました。しかし今では、大学にいようと自宅にいようと新幹線の中にいようと、ほぼアクセス環境が変わりません。そういった意味では災害だけではなく、日常においても、どこでも学生が利用でき、教職員も仕事ができるという環境ができあがりました」と宮城大学様はおっしゃいます。


今後の展望

学内ネットワークを活かし、今後は業務システムを安全かつ安定稼働させるシステムを構築予定。

今後の展開は、まず学内ネットワークの構築、基盤づくりでは十分に満足できるシステムを得られたと評価していただきました。
また今後は、すでに更改予定である業務システムをシングルサインオン対応にするなど基盤を十分に生かし安全に安定稼働させ、宮城大学様の理念でもある地域をリードし世界に貢献できる人材育成を、情報ネットワークシステムと情報基盤システムで戦略的に行いたいとおっしゃます。
「例えば、他校で作ったシステムや新しいシステムを導入しようとしても、それがそのまま使えるかどうかはわからない。そのため宮城大学のネットワーク基盤に合わせたチューンナップが必要になる。それを富士通エフサスとともに、完成度を高めていきたい」と宮城大学様。
今後、富士通エフサスに期待することとして、「本学でのサービス展開を他の多くの大学、企業、自治体で展開してもらいたい。ICT面から日本の発展を達成する一翼を担っていただきたい」とのお言葉をいただきました。

サービス詳細

掲載日:2014年7月22日


公立大学法人宮城大学様
<所在地> 宮城県黒川郡大和町学苑1番地1
<開学> 1997年4月
<学長> 西垣 克 氏
<学生数> 1,949人(2013年5月1日現在)
<教職員数> 212人(2013年4月1日現在)
<大学組織>  
看護学部、事業構想学部(事業計画学科・デザイン情報学科)、食産業学部(ファームビジネス学科・フードビジネス学科・環境システム学科)、看護学研究科、事業構想学研究科、食産業学研究科
<ホームページ> http://www.myu.ac.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページ の閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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