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導入事例レポート 筑波技術大学様

筑波技術大学様 障がいのある学生のための教育システムを、柔軟性をもって構築。

国内で唯一、視覚障がい者と聴覚障がい者を対象とした高等教育機関である筑波技術大学様。障がいのある学生も活用しやすいICTシステムの構築が課題でした。富士通エフサスは徹底したユーザー視点かつ柔軟性のある提案と、マルチベンダーでのサポートにより、さまざまな視覚障がいに対応できる教育システムを構築。パソコンの利便性向上と授業の活性化を実現しました。


導入までの背景

障がいのある学生が活用しやすい機器、そして教育システムを導入。

富士通エフサスでは、障がい者が活用しやすい教育システムを創る、その想いを胸に、日々、改善を目指しています。
例えばリプレース時、筑波技術大学様では、通常私たちが利用する目線と全く異なるところに改善のヒントが隠されていることが数多くあるので、何を導入したら更に使い勝手が良くなるのかを学生の視点に立って熟考しなければいけません。
筑波技術大学様と富士通エフサスは、教育システムにおいて、以前からお付き合いさせていただいています。そのため、障がいのある学生へ向けた教育システムへの想いや考え方など、導入するシステム以外でも、人と人の信頼関係も重要な要素と捉えています。


導入システムと効果

筑波技術大学 保健科学部 情報システム学科 准教授 博士(工学)小林 真 様

ICカードでセキュリティを担保しつつ、容易にログインができるスマートアクセス

今回、筑波技術大学様からいただいたご要望は、セキュリティを担保した上で、視覚障がいのある学生が、パソコンにログインできる最適なシステムが欲しいというものでした。
「通常、パソコンにログインする際は、ICカード(非接触カード)をかざした上でパスワードを入れます。しかし、視覚に障がいがあり音声でコンピュータを操作している場合、自分が今どんな文字を打ったのか、音声による読み上げがないと自分の打った文字を確認することができません。けれども音声出力してしまうと、ヘッドフォンをしていても周囲に聞こえてしまう危険性がある。そのジレンマを解決したログインシステムを導入しなければいけませんでした。」と筑波技術大学様。視覚障がいのある学生が安心かつ容易にログインできるかが重要なポイントでした。
そこで富士通エフサスが提案したのは、ログイン時のパスワードをなくし、カードのみにすることで視覚障がいのある学生が容易にアクセスできるスマートアクセスでした。あえてセキュリティを下げる提案でしたが、学生はカードをかざすだけの、使い勝手の良いアクセス方法として評価いただいています。
また、導入後の柔軟な対応という点でも富士通エフサスを評価されています。
「システムのバージョンアップに伴い、ログイン前後に鳴っていたスマートアクセスのメッセージ音がなくなってしまった際も、メッセージ音が鳴るように個別にカスタマイズし、利便性を図ってくれました。メッセージ音は視覚障がい者にとって、次の作業に進むためのタイミングを知らせる重要な機能となっており、とても助かっています。」とのお言葉をいただいています。

筑波技術大学 保健科学部 情報システム学科 助教 福永 克己 様

あらゆるメーカーの機器でも柔軟に対応できるマルチベンダー。

さらに、障がい者一人ひとりの立場に立ったシステムを構築するためには、マルチベンダー環境の構築が必要不可欠です。
「例えば、ハードウェアに関して、拡大読書器や点字ディスプレイ、点図ディスプレイなど障がい者用の機器は使用可能なメーカーが限られています。加えて、ハードウェアとソフトウェアの相性の良し悪しがあります。そのような時でも、事前検証の上、対策に必要な提案やカスタマイズをしてくれるのが富士通エフサスでした。また、導入した機器が壊れた際、それが他のメーカーのものであってもすぐに直してくれる。電話一本、メール一本でその日のうちに回収してもらい、代用品を用意してくれており、とても助かっています。」と筑波技術大学様。


導入後の対応

富士通エフサス 東日本本部 関越支社 筑波支店 支店長 土谷 宣行

富士通エフサス 東日本本部 関越支社 筑波支店 長谷川 和正

柔軟性とスピーディーな対応、「現場力」という名のサービス。

筑波技術大学様からご相談いただく際には、リプレース時に何を導入したら学生にとって、更に使い勝手が良くなるのかを多くのヒアリングや検証も取り入れて提案しています。こちらでシステムを決め込むのではなく、次のシステムはこうしましょうか、と筑波技術大学様と一緒に考えることで、リアルな現場が想定でき、より効率的な教育システムが導入できています。
「通常であれば、大人数をどう効率的かつ効果的にまとめられるか、管理していくかがICTソリューションの役目です。しかし、本学は、一人ひとりの要求が違うので、機器もその学生専用のものに近い。その対応をしてくれるのが富士通エフサスです。特に、今回のスマートアクセスやマルチベンダーを活かした教育システムでは、個々に対するカスタマイズと汎用性のバランスをうまく落とし込んでもらうことで柔軟性のあるシステムができました。」と筑波技術大学様。一人ひとりに合わせた丁寧な提案とICTの知識を活かした汎用性のある提案、ふたつの視点からの提案に高い評価をしていただきました。

「我々は障がい者だけの環境を考えているというのではなく、社会に出てもリーダーシップを取れるような、環境づくりを心掛けています。」と筑波技術大学様。富士通エフサスの現場を想定した「気づき」の提案も喜ばれています。
ただし、実際に設置してみると、改良を加えないと使いにくい、ということが発覚します。「小さな改善の積み重ね、その対応が富士通エフサスの魅力だと思っています。」とおっしゃっていただきました。
富士通エフサスが大切にしているのは、最新のハードであるとかソフトウェアなどの提案ではありません。新旧さまざまな機器を、障がいのある学生一人ひとりが使いやすくなったと感じていただける教育システムを創ることです。
さらには、社会に出ても活躍できる社会人になっていただきたいからこそ、筑波技術大学様のインターシップを受け入れ、障がい者の立場に立った「気づき」を意識しながら、徹底したユーザー視点で教育システムを提供していくことです。
筑波技術大学様からは今後の期待も含め、富士通エフサスとの関係を以下のように表現していただきました。
「富士通エフサスの魅力は人。それに尽きます。特殊な機器もそうですし、ソフトウェアもしっかりと我々と同じ思いで検証してくれる。それこそ十人十色の対応にもきめ細かく対応してもらっています。我々はある意味、富士通エフサスの人の誠意、柔軟さ、対応の素早さを導入している、ということなのかもしれません。」


今後の展望

障がいの制約を受けることがないICT環境を共に創る。

障がいのある学生が社会に出てからも、ビジネスに対応できる環境を一緒に創っていきたい。それは筑波技術大学様、富士通エフサスの共通した願いであり使命です。
「視覚障がいの人がコンピュータを使えるということを、もっと伝え障がい者の印象を変えていきたい。全盲者はスクリーンリーダーや点字ディスプレイなどを使って、メールの読み書きをするし、ネットショッピングもする。そういうことを楽しんでやっている、ということを知ってもらいたい。」と筑波技術大学様。富士通エフサスと創り上げている教育システムをうまく使うことで、障がい者がこれからの社会に役立てていけるものを一緒に構築していきたいとおっしゃっていただきました。
「この大学のシステムを参考にすることで、多くの会社で視覚障がいのある人が働いてもらえる環境が創れる。障がい者が一般の企業で、より働ける仕組みづくりを一緒に考えていきたい。」とおっしゃっています。

掲載日:2014年4月1日


国立大学法人 筑波技術大学様
<所在地> 茨城県つくば市
天久保4丁目3番15
<学長> 村上 芳則氏
<創立> 1987年10月
<学生数> 365名
(2013年5月1日現在、大学院除く)
<大学組織>    
産業技術学部(産業情報学科・総合デザイン学科)、保健科学部(保健学科・情報システム学科)
<ホームページ> http://www.tsukuba-tech.ac.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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