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導入事例レポート 国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院様

国家公務員共済組合連合会 横浜南共済病院様「新病棟の建設にあわせ、医療情報システムを支える院内ネットワークを構築、業務の継続性を確保」

横浜市南部における急性期医療の一翼を担う横浜南共済病院様。同病院では現在、大規模災害対策の強化を目的として新病棟の建設を進めており、これにあわせて医療情報システムを支える堅牢な院内ネットワークを富士通エフサスの協力のもと構築しました。さらには高度な医療サービスの提供を目指し、スマートフォンや電子カルテなども導入しています。


導入までの背景

耐震性に優れた新病棟の建設を計画

横浜南共済病院 事務部長 松岡 博 様

1939年(昭和14年)の開院以来、地域の中核病院として急性期医療を担ってきた横浜南共済病院様。しかし一方で、同病院には建設から40年以上経過した病棟が多く、耐震性などを考えると早急に大規模な改修を行う必要がありました。また、これらの建物はスペース的にも機能的にも十分とは言えず、最新医療を提供するためのインフラおよび設備の強化が課題となっていました。
「東日本大震災以降、災害の際に拠点となる病院の重要性がクローズアップされています。特に当院は海が近いこともあり、大規模災害・床上浸水対策は不可欠です。そこで今回、神奈川県の災害拠点病院としての責務を果たすべく、耐震性を備えた新病棟を建設することになりました」と横浜南共済病院様は説明します。
2016年5月に完成を予定している新病棟では、最新医療の提供および療養環境の改善を図るための工夫が随所に施されています。また、大規模災害発生時には、災害拠点病院としての機能を最大限に発揮させるため、公開空地を患者トリアージ空間として活用できるようになっています。


導入以前の課題

  1. 医療情報システムの刷新
  2. 院内電話環境のIPネットワーク化

横浜南共済病院 電算課 課長 鈴木 博 様

横浜南共済病院 施設課 建築担当 課長 岡本 達也 様

横浜南共済病院様では、新病棟の建設と並行して、医療情報システムも刷新することに決めました。既存の環境では、検査・処方などに使用するオーダリングシステムは導入していたものの、カルテは「紙」のままです。そこで、電子カルテを導入し、業務の効率化および医療サービスの向上を図ることにしました。しかし、高度な医療情報システムを運用するためには、高性能かつ堅牢なネットワークが必要となります。
また、既存の院内電話環境が、PHSであることも課題でした。携帯電話やスマートフォンの登場により、徐々にその数を減らしつつあるPHSは、将来的な運用・管理に不安があります。「そこで新病棟では、運用管理の効率化を目指し、IP電話環境を整備することにしました」と横浜南共済病院様は目的を語ります。


導入の概要

  1. 指名型プロポーザル方式によるベンダー選定
  2. 電話システムと医療情報システムのアンテナを一体化

富士通エフサス 神奈川支社 情報サービス部 渡辺 敦

富士通エフサス 神奈川支社 情報サービス部 山本 徹

業者の選定に際し横浜南共済病院様は、競争入札方式でなく指名型プロポーザル方式を採用。複数のベンダーに提案を依頼しました。そして、意欲・適性・能力などを総合的に評価した結果、富士通エフサスをパートナーに特命。2012年5月からプロジェクトがスタートしました。富士通エフサスを選んだ理由について横浜南共済病院様は「いずれのベンダーも当院が求めるネットワークの堅牢性・可用性などの要件を満たしていましたが、富士通エフサスは高速ネットワークの提案において一段優れていました。そして何より重要視したのが、統括責任者(PM)の意欲と人柄です。プロポーザル方式は例えればお見合いのようなもの。システムの刷新という困難を乗り越えていくためには、パートナーの協力が欠かせません。その点、富士通エフサスのPMはとても信頼できる方でした」とおっしゃっています。
実際の構築においては、IP電話と無線LANの環境整備がポイントになりました。当初の設計では、IP電話と無線LANのアンテナはデュアルに取り付けることになっていましたが、富士通エフサスの提案により設計方式を変更してアンテナを一体化。二重投資を抑え、外観にも配慮することができました。「基本設計の段階からよりよい提案をいただき感謝しています。結果的に、アンテナの運用・保守効率が向上したほか、IP電話の音声品質も良くなりました」と横浜南共済病院様はおっしゃっています。
そして、無線LANの高品質化に貢献しているのが次世代テクノロジー「Meru」です。Meruの活用により、通話とデータ通信を統合して無線LANを使うケースにおいても、高い音声品質を確保することが可能になりました。さらに、アクセスポイント間を移動する際にも切り替えを意識させないため、話し中であっても音切れが発生することはありません。
また、プロジェクト期間中は、週に1、2回ミーティングの機会を設定。十分にコミュニケーションを取り、ネットワークへの思いや目指すゴールを両者で共有したことにより、理想に近い環境が構築できました。


導入の効果

  1. 医療業務の継続性を確保
  2. 災害・津波対策の実現
富士通エフサス 神奈川支社 情報サービス部 下地 里佳

新たなネットワークの導入・移行は、第一期工事の終了に合わせて実施。2012年12月、新病棟のサーバルームに新コアスイッチや基幹系・情報系サーバなどを設置し、既存病棟のフロアスイッチと結んで、全てを新ネットワークに切り替えました。
当初は、新しいコアスイッチのみを移転し、医療情報システムは既存環境で運用することを予定していました。しかし同病院には、災害拠点病院として災害・津波対策を早急に整備する責務があります。「結果として、部門システムの移転を含む大がかりで野心的なプロジェクトとなりましたが、必ず成功させるという強い意思のもと、無事に移転することができました。
医療業務の継続性という点を考えると、早期移行には大いに意味があったのではないかと思います」と横浜南共済病院様は手応えを感じています。
新病棟では、コアスイッチやサーバ群は3階に設置されており、仮に津波が来た場合でも、十分に対応可能とのことです。また、耐震性に優れた新病棟に機器が移ったことで、地震に対する不安も解消されました。現時点(取材時)では移行したばかりのため、業務効率の向上や、医療サービスの充実といった成果については、新病棟での診療が始まる2013年2月以降に現れてくるものと思われます。


今後の展望

  1. 医療情報システムの整備
  2. IPネットワークを利用したスマートフォンの活用

横浜南共済病院様は現在、新たなプロジェクトをスタートさせており、第二期工事の終了(2015年3月)にあわせ、新たな医療情報システムが稼働する予定です。「現在は院内のIPネットワークを活用し、スマートフォンを内線電話として活用しています。今後はさらに医療情報システムとスマートフォンの連携を検討中です。システムとの連携によりスマートフォンで院内の情報を職員にメールで知らせたり、医師に患者さんの検査の終了を通知したりといったことも可能になるでしょう」と横浜南共済病院様はさまざまな構想を描いていらっしゃいます。
その他、タブレット端末を利用した医療情報の閲覧や、監視カメラと連動した不審者の通知など、順次インフラを整備していきたいとのことです。富士通エフサスには今後の継続的な支援とともに「人の命を扱う病院のシステムを支えているということを肝に銘じ、患者さんに寄り添った提案をお願いします」と期待を寄せています。

サービス詳細

掲載日:2013年4月15日


国家公務員共済組合連合会
横浜南共済病院様
<所在地> 神奈川県横浜市金沢区
六浦東1-21-1
<院長> 蜂谷 將史 氏
<創立> 1939年(昭和14年)6月
<病床数> 655床(一般病床591、精神64)
<職員数> 1,014名
(医師156名、看護師508名、その他350名)
<ホームページ> http://www.minamikyousai.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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