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導入事例レポート 常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ様

スパリゾートハワイアンズ様 ネットワーク環境の復旧支援で災害に強いITインフラを養う。

「フラガール」で知られる福島・いわき市の総合レジャー施設「スパリゾートハワイアンズ」。東日本大震災で施設全体・ネットワーク環境は大きく損壊、復旧させるだけでなく災害に強いITインフラを構築する必要がありました。そこで富士通エフサスは、「ループ式」ネットワークを構築。1ヶ所が分断されても全体がダウンすることのない環境を作り上げました。


導入までの背景

震災から1ヶ月後、福島を襲った「余震」で、施設もネットワークも壊滅的な打撃。

常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ SRH営業本部 営業部 マネージャー 村田 知博 様

2011年4月11日。東日本大震災からちょうど1ヶ月のその日、福島県域を大きな余震が襲い、3月11日以降、復旧に向け動き始めていたスパリゾートハワイアンズ様の各施設も、大きな揺れに見舞われました。「正直言って3月11日の時よりもはるかに大きな揺れでした」とスパリゾートハワイアンズ様。施設内いたるところで壁や天井が倒壊し、直後は建物内に入ることも困難だったといいます。「余震がある程度収まった数日後、中に入ることができましたが、ネットワークが壊滅に近い大きな打撃を受けていることは間違いない状況でした」とスパリゾートハワイアンズ様。
実はこの日が来るまでは3月11日の被害からの復旧にはめどが立っており、7月には施設全体の営業が再開できる予定でした。しかしこの「余震」により、復旧計画は大幅な変更を余儀なくされます。「復旧の時期を計画することさえ困難になってしまいました」。施設全体の復旧計画が立たないまま、大きな被害を受けたネットワークの復旧も、先の見えない状況でした。


導入以前の課題

  1. 震災により損傷したネットワークの復旧
  2. 復旧業務中のネットワーク環境の維持
  3. 災害に強いネットワーク環境
常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ システムサポート室 リーダー 齋藤 計市 様

8月に入ってようやく復旧のめどが立ち、まずは10月に部分復旧、そして2012年2月8日、スパリゾートハワイアンズ様の中心施設となる「ウォーターパーク」の再開にあわせ、グランドオープンの日が設定されました。「ウォーターパークはスパリゾートハワイアンズの象徴です。ここが復旧してはじめて、すべての施設が復旧したと言えるのです」とスパリゾートハワイアンズ様。ウォーターパークの再開を中心に全ての復旧計画は立てられ、それはネットワークの復旧も例外ではありませんでした。
2月8日に向けて急ピッチで進められる復旧。まず建物・設備の復旧が優先され、ネットワークはそれらが整ってからということになります。「復旧作業をしながらも、ネットワークは業務上必要です。復旧時にも最低限のネットワークを確保することが求められました」。同時に災害に強いネットワークの構築も課題となりました。


導入の概要

  1. 「ループ式」ネットワークによるネットワークの冗長化
  2. 使用する光ケーブルの削減によるコストダウン
  3. 施設全体の復旧作業に対応しながらの構築

スパリゾートハワイアンズ様と富士通エフサスとは、2003年に新財務システム導入のためのネットワークを設計・構築した頃からのおつきあいです。当時大規模な光ケーブルの敷設を行い、さらにPOSシステム構築のために拡張し、その後も引き続き保守・運用を担当させていただいていました。また震災の直前には、新しいホテル「モノリス・タワー」のネットワーク構築、および基幹ネットワークの更新作業の計画をしていました。震災後もスパリゾートハワイアンズ様と一緒に現場確認をし、復旧の計画を一緒に作り上げていきました。「富士通エフサスには全体の復旧作業が進行していく条件下で、最大限災害に強いネットワークを作るための最適な答えを出していただいたと思っています」とスパリゾートハワイアンズ様。
復旧作業の範囲内でコスト的にも特別な投資を必要とせず、どこまで災害に強いネットワークを構築できるかという課題に対し、富士通エフサスはネットワークでループを作る「ループ式」ネットワークのアイデアを提案しました。通常は「スター型」と呼ばれる、一ヶ所から施設全体に分岐するネットワークの形がスタンダードになっていますが、「スター型」ではスパリゾートハワイアンズ様の施設中央にある「ウォーターパーク」を経由してネットワークを構築するため、膨大な光ケーブル配線が必要となり、復旧にコストも時間もかかることが予想されました。また、施設全体を復旧していく中で、ネットワークのあちこちが一時的に工事によって切断される懸念がありました。「ループ式」にしたことで、プールを迂回し周辺に位置する各施設とつながる事ができ、上記課題を克服できました。
またスター型では8kmほど必要とされた光ケーブルもループ式では約6kmに削減でき、20%のコストダウンができました。「スター型では、各拠点のネットワークを動かしながら新たなネットワークを構築し、さらに2月8日のグランドオープンに間に合わせるという条件を満たすことはおそらくできなかったでしょう」とスパリゾートハワイアンズ様。まさに社運をかけた復旧事業への対応力を評価いただきました。


導入の効果

ネットワーク環境を維持しながら、2月8日のグランドオープンに合わせ復旧完了。

富士通エフサス 東日本本部 東北支社 郡山支店長 兼 いわき支店長 成田 明彦

2月8日、無事に「ウォーターパーク」を含む施設全体が復旧し、無事にグランドオープンを迎えることができました。「まずはネットワークも含めすべての復旧作業がグランドオープンに間に合ったことがうれしい」とスパリゾートハワイアンズ様。さらに復旧作業中にもネットワークが途切れなかったことも評価いただいています。2011年の10月頃に「アロハタウン」と呼ばれる料飲・物販エリア、「アミューズメント」と呼ばれるウォーターパークフロントの2施設のネットワークをつなぐことで「ループ式」ネットワークの基本構造が完成しましたが、その後各施設の復旧工事が進む中で、一度もネットワークが途切れることはありませんでした。
「震災からの復旧という流動的な状況の中でも、ネットワークを使い続けることができる状況を保ったままで復旧できた事が非常によかった」とスパリゾートハワイアンズ様は評価します。また復旧作業にはJV(共同企業体)が入っています。どうしても建物自体の復旧が優先するため、JVの作業を優先しながらの作業になりがちでした。「JVの作業工程に組み込まれる形での作業が必要な場面やJVの安全基準に従っての作業などにも富士通エフサスはよく対応してくれました」と対応力を高く評価していただきました。


今後の展望

「復旧」を乗り越え、次の事業展開へ。システムもそれを支える。

富士通エフサス 東日本本部 東北支社 いわき支店 木村 俊一

2月8日のグランドオープン以後、来訪のお客様は順調に増えてきているとスパリゾートハワイアンズ様はおっしゃいます。「震災前と同等、とはまだいきませんが、県内、近隣県のファミリー層を中心に、多くのお客様に楽しんでいただいています」。グランドオープンと同時にオープンした新しいリゾートタイプのホテル「モノリス・タワー」の評判も上々だと言うことです。
今後は「復旧」を超え、新しい事業展開を目指していきたいとスパリゾートハワイアンズ様。ともに震災とその後の困難を乗り越えてきたパートナーである富士通エフサスに「今のネットワークの可能性を広げるさらなる提案をしてほしい」と期待の言葉をかけてくださいました。

掲載日:2012年11月7日


常磐興産株式会社 スパリゾートハワイアンズ様
<所在地> 福島県いわき市常磐藤原町蕨平50番地
<設立> 1944年3月31日
<代表取締役社長> 斎藤 一彦氏
<社員数> 連結 445名/単体 320名
(2012年3月31日現在)
<ホームページ> http://www.hawaiians.co.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

【お問い合わせ】

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