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導入事例レポート 財団法人 平成紫川会 小倉記念病院様

財団法人 平成紫川会 小倉記念病院様「デスクトップ仮想化サービス」導入で安心・安全な医療を護る。

地域医療支援病院として多くの患者様を抱える小倉記念病院様。その院内システムには、高いセキュリティが求められます。そこで富士通エフサスは、病院の新築移転を機に「デスクトップ仮想化サービス」を導入。端末上にデータを置かず、仮想デスクトップからインターネットや院内サーバにアクセスすることで、セキュリティを向上させました。


導入までの背景

地域医療の中核。新築移転を機に、さらに求められる医療の高度情報化。

財団法人 平成紫川会 小倉記念病院 情報システム課主任 森 勝昭 様

1916年に設立、北九州地域の医療の中核として「地域医療支援病院」の指定を受けている小倉記念病院様。特に循環器系の診療では全国でもトップレベルの技術と実績を持ち、九州地域はもとより全国各地から患者様が集まってくる病院です。小倉記念病院様では、施設の拡充およびアクセスの改善を目的に、2010年末にJR小倉駅前への新築移転を予定していました。「HIS(病院情報システム)による本格的な医療機関の情報化が進む以前から、当病院では画像サーバなどを活用していました」とおっしゃるように、もともと小倉記念病院様は情報化に先駆的に取り組んできた実績をお持ちです。さらに2009年からは電子カルテも導入。しかし移転を控えていたため、旧病院ではインフラを拡充せず、そのため電子カルテなど高度情報化への対応にはパフォーマンス不足を感じていたと言います。新築移転後は、約40社60システムで構成される本格的なHIS運用に対応した、新しいインフラを構築することが急務となっていました。


導入以前の課題

  1. 高度情報化に対応したネットワーク構築・インフラ構築
  2. ネットワーク・インフラのセキュリティ向上
  3. 端末の移転
財団法人 平成紫川会 小倉記念病院 情報システム課 城崎 安隆 様

高度情報化に対応した新しいネットワーク構築・インフラ構築が求められていた小倉記念病院様。ネットワーク・インフラの拡充だけでなく、セキュリティの向上も求められていました。「従来はそれぞれの端末でインターネットとイントラネットが共用できたため、ウイルス感染などの恐れがありました」と小倉記念病院様。さらにサーバ機器・端末の移設に関しては、短期間で、病院機能の移転と連動した移設となるため、綿密な計画を立案できる提案力と、それを正確に実行する対応力が求められました。「病院全体の移転ですので、システムだけでなく、入院患者様・医療スタッフ・医療機材・什器など、さまざまな移送作業が同時に発生します。全体像が把握できないままに移転しなければならないこともあります。臨機応変な対応をしてくれる企業をパートナーに選びたかった」と小倉記念病院様は600床を超える大規模病院の移転業務の難しさと、そのパートナーに求められる要件を話してくださいました。


導入の概要

  1. 幹線10Gbps/支線1Gbpsの広帯域でネットワークを拡充
  2. インターネットとイントラネットの分割によるセキュリティ向上
  3. 合計1,300台の端末移転

上記課題に対応するため、新病院には幹線10Gbps/支線1Gbpsのネットワークを敷設しました。また、これまで共通だったインターネットとイントラネットを分割し、セキュリティを向上させました。「これまで一つの端末で両方使えていたものが別々になるわけですから、現場からの戸惑いの声が予想されました」と小倉記念病院様。そこで富士通エフサスは、ネットワーク分割による不便を解消するために「デスクトップ仮想化サービス」を提案。利用端末にデータを持たせず、ユーザが利用するデスクトップ環境をサーバ側で仮想化することで、一つの端末内でインターネット環境とイントラネット環境を利用することが可能になります。「インターネットとイントラネットを分けるといっても、各ユーザーに2台の端末を供与するわけにはいきません。『仮想デスクトップ』であれば上記の課題を解決できる上に、ユーザーごとにデスクトップを持つことで、人事評価などの重要情報を共用PCのフォルダで管理する必要がなくなるというメリットがあり、導入を決めました」と小倉記念病院様はおっしゃいます。旧病院で使っていた合計1,300台の端末を含む基幹システムの移転業務を遂行していくパートナーとして富士通エフサスを選んだ理由を、小倉記念病院様はこう語ります。「富士通エフサスとは汎用コンピュータの導入・運用を通じて10年以上の付き合いがありました。やり取りを通じて、課題に対するレスポンスが早いのは分かっていました」。電子カルテシステムが富士通になったことを契機に、インフラも富士通系で統一した方が安心だという事務長のご意向に応えたのが、富士通エフサスの対応力だとおっしゃいます。「他のベンダーは契約通りのことしかやってくれないことも少なくありません。富士通エフサスは、移転プロジェクトを成功させるという観点から、新病院建築中の建設業者含め、病院関係者や部門ベンダー各社・運送業者などと調整を図り、円滑に作業を進めてくれました」と柔軟な対応を評価していただきました。


導入の効果

無事に大規模移転を完了。「デスクトップ仮想化サービス」で使い勝手は変わらずセキュリティ向上。

富士通エフサス 西日本本部 九州支社 情報サービスビジネス部 久野 智平

当初、電子カルテ等の基幹サーバ群と約800台の端末を担当予定だった移転作業が、移転直前に事務系・部門系の端末約500台を加えた合計1300台規模に拡大するなど、大規模移転ならではの流動的な状況も、メンバーの努力で乗り切ることができました。さらに電子カルテ・部門システムを新病院のネットワーク体系に移行するという複雑な作業も移転期間中に終了。病院移転プロジェクトは無事完了しました。「開院初日に問題なくシステムを動かすことができたのが一番の導入効果」と小倉記念病院様は笑って振りかえります。2010年12月の移転から1年が経過しますが、新病院ではネットワークのパフォーマンスについての不満はない、とおっしゃってくださいました。また、富士通エフサスからの提案により追加で導入することとなった「デスクトップ仮想化サービス」に関しても「当初は『そこまでしなくても』という反応でしたが、使い勝手を悪くすることなくセキュリティが向上できましたし、ナースステーションなど、一つの端末を複数のスタッフが使っている部署では、人事評価などのデリケートな情報を他人に見られる不安が解消しました」と小倉記念病院様。「デスクトップ仮想化サービス」導入のメリットと同時に、このサービスのさらなる活用の可能性を感じていらっしゃるようです。


今後の展望

スマートフォン対応、アジア圏との情報連携。さらなる情報化で医療の進歩を支える。

今後について、小倉記念病院様から二点展望をお話しいただきました。一つはスマートフォンなどのモバイル機器活用への対応。「今、診療の現場でスマートフォンを使いたいというドクターが増えてきているんです。情報収集や、場合によってはタブレットを使っての患者様へのご説明など、いろんな使い方を模索しています」と小倉記念病院様。高いセキュリティを確保しながら、無線LAN利用エリアを拡大していくことが求められています。もう一つは海外の医療機関とのネットワーク連携。「当病院から中国に医師を派遣するプロジェクトが進行中です。特に循環器系の医療技術を中国の医師と共有していくつもりです。中国から画像を送ったり、日中間のテレビ会議など、情報共有のニーズが高まると思います」と小倉記念病院様。こうした将来展望をしっかりとシステム的にフォローしてほしいと、富士通エフサスへの期待を語ってくださいました。

掲載日:2012年07月30日


財団法人 平成紫川会 小倉記念病院様
<所在地> 福岡県北九州市小倉北区
浅野3丁目2番1号
<開設> 2010年12月25日
<病院長> 延吉 正清 氏
<職員数> 連結:1,212人
(パート含む 2011年4月1日現在)
 
<ホームページ> http://www.kokurakinen.or.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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