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導入事例レポート 株式会社富士通エフサス

株式会社富士通エフサス ITコスト削減、ITガバナンスの強化、事業継続性の確保を目指し部門サーバを2拠点のプライベートクラウドへ統合し、2拠点間でディザスタリカバリを実施

近年、リスク管理やコスト削減を目的にクラウドの関心が高まっておりますが、中でも、システムの運用管理の問題に対する解決策として「仮想化からプライベートクラウド」への流れが進んでおります。当社は本社移転を契機として2011年4月に本社とデータセンターの2拠点にプライベートクラウドを自社導入しました。
さらに、セキュリティ対策の強化や災害対策を施すことで、「ITコスト削減」、「ITガバナンスの強化」、「事業継続性の確保」などを実現しました。
そこで、この経験を当社クラウド関連サービスに適用し、お客様へ安心・安全なクラウドシステムの構築・運用に寄与していきます。


経営層によるITシステムへの要望

ビジネスのグローバル化や環境問題などが進むにつれて、企業には社会的責任(以下、CSR)への対応が求められております。当社においても適切な企業統治、環境や個人情報の保護など、「(1)CSRの対応強化」は重要な経営目標です。加えて、「(2)社会情勢の変化に対する迅速な対応」が必須であり、実現に向けてITシステムが果す役割が年々高まっております。

そこで、ITシステムへの要望について、顧問の藤島聰行がご説明します。

1.CSRの対応強化

CSRやコンプライアンスを重視した企業経営を実践する上で、適切な情報公開や法規制への対応は必須です。実現には、「Ⅰ.ITガバナンスの強化」が必要であり、情報システム部門(以下、情シス部門)が主体となったシステム調達~運用管理の一元化への移行が欠かせません。
また、近年、外部からの不正アクセスなどによる情報漏えいが社会問題化する中で、「Ⅱ.情報セキュリティ対策の強化」の重要性が増しております。そこで、データが散在することによる漏えいリスクの高まりに対する早急な対策が必要です。
そして、企業の持続性を確保するためには、災害や停電などによるシステム停止への備えが必要です。当社の保守サービス部門は富士通と共同で事業継続マネジメントシステム規格「BS25999」を取得しておりますが、万一の場合、お客様に対する復旧体制を確保するには、他部門を含めた全社ITシステムの「Ⅲ.事業継続性の強化」が欠かせません。
さらに、「Ⅳ.省エネへの対応」です。当社では3ヵ年の環境行動計画を策定し、電力使用量の削減目標などを掲げておりますが、使用電力の大部分をITシステムが占めており、早急な対策が必要でした。

(2)社会情勢の変化に対する迅速な対応

当社のビジネス強化の観点で捉えた場合、刻々と変化する顧客ニーズに対応するために、「Ⅴ.サービス提供の迅速化」が必須です。これまでサービス提供の基盤となる社内システムの調達に長時間(約40営業日)掛かっておりましたので、サーバの調達期間の短縮が必要です。

【ITシステムへの要望】

  1. ITガバナンスの強化
  2. 情報セキュリティ対策の強化
  3. 事業継続性の強化
  4. 省エネへの対応
  5. サービス提供の迅速化

株式会社富士通エフサス 顧問 藤島 聰行


経営層からの要望の実現に向けた、情報システム部門の対応

経営層からの要望を受けて情シス部門で対応方法を検討したところ、既存システムの運用保守コストがIT予算の約70%を占めており、新規のIT投資が困難な状況でした。

そこで、社内調査を行い以下の問題が判明しました。

(1)ITコストの増加

各部門が独自に業務サーバを調達しており、更に、事業計画の策定前に購入予算を申請していたことから、オーバースペックのサーバが乱立。また、他部門で使われなくなったサーバやソフトウェアを流用することなく新規に購入するなど、無駄の発生と、サーバ台数の大幅増加に伴う、保守費用の大幅増加を招いておりました。

(2)サーバの運用

各部門の運用担当者(兼務)にバックアップやパッチ適用などが任されており、部門ごとに運用・セキュリティのレベル差が発生。また、サーバ台数に比例して運用工数が増加し、業務時間外の作業も増加傾向にありました。
原因は「ITガバナンス」が効いていないことからサーバの乱立を招き、「ITコストの増加」「ITシステムの消費電力増大」「運用工数の増加」などの無駄が発生。更に、運用レベルの格差による「セキュリティリスクの増大」、バックアップの未取得による「データ損失リスクの増大」などの問題が発生しておりました。

【ITシステムの問題原因】
「ITガバナンスの不在」によるサーバ乱立と運用レベルの格差の発生

  • サーバ台数の増加に伴う「ITコストの増加」
  • サーバ台数の増加に伴う「ITシステムの消費電力の増大」
  • サーバ台数の増加に伴う「運用工数の増加」
  • 運用レベルの格差による「セキュリティリスクの増大」
  • バックアップの未取得による「データ損失リスクの増大」

プロジェクトの実現に向けた経営層への報告

経営層からの要望への対応と、ITシステムを取り巻く課題の解決を模索した情シス部門では、両方を解決する手段として、クラウドコンピューティングに着目しました。
なかでも、「プライベートクラウド」は外部のサービスを利用する「パブリッククラウド」と比較して、「初期コスト」、「消費電力」、情シス部門の「運用負荷」が掛かるものの、「ガバナンス」、「事業継続」、「セキュリティ」の強化に加えて、ノウハウ蓄積の観点で優位な点が多いことが判明しました。

以上の検討結果から、情シス部門は経営層に向けてプライベートクラウドの導入メリットを訴求。経営層から「プライベートクラウド導入プロジェクト」のゴーサインが出ました。

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本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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