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導入事例レポート ヤマハ発動機株式会社様

ヤマハ発動機株式会社様 部品管理システムの更改でグローバルな部品物流ネットワークを造る。

ヤマハ発動機株式会社様では、30万アイテムもの部品を世界に届けるための管理システムに、より高い安定性と信頼性が求められていました。そこで更改を機にシステムを冗長化。高い信頼性と安定稼働を実現するとともに、システム監視などの運用支援も行い、障害の早期発見と解決が可能な運用体制を作り上げました。


導入までの背景

加速する物流の効率化・グローバル化の波に、ICTを活用したSCM構築で対応

ヤマハ発動機株式会社 部品事業部 SCM部長 主管 増田 康一 様

バイク・スクーターをはじめ船舶など輸送用機器の製造では世界トップクラスのヤマハ発動機様。製品の種類は多岐にわたり、その販売網はグローバルに広がります。販売した製品性能を維持するための部品も膨大な数に上り、補修用部品を一元管理している「グローバルパーツセンター」では、約30万アイテムもの部品を扱っています。以前は物流拠点ごとに部品供給を管理していましたが、次第に高まる効率化の要請を受け、2002年にSCM(サプライチェーンマネジメント)システムを導入し、一元化した連結供給管理を開始しました。さらに2006年にかけ各物流拠点を統合、現在の「グローバルパーツセンター」に集約しました。「国内の1万店舗、世界180ヶ国から受発注を行なっています。24時間、365日に近い形での稼働が求められます」とヤマハ発動機様。補修用部品事業の中核となる「グローバルパーツセンター」、およびそれを支えるシステムの重要性はますます高まっています。


導入以前の課題

  1. 部品管理システム「G-FAST21 L4システム」の機器老朽化
  2. システムの安定性・信頼性の向上
ヤマハ発動機株式会社 部品事業部 SCM部 部品物流グループ 主査 伊藤 英克 様

ヤマハ発動機様の補修用部品の管理を支えていたのは「L4システム」というシステムです。2004年に導入されたL4システムは、機器のサポート期間が終了しており、更改の必要がありました。「重要システムの更改ですので、万一にも失敗やトラブルは許されません」とヤマハ発動機様。更改に際しては、これまで以上の安定性・信頼性の向上を課題としました。更改を担うベンダーには、これまで構築してきた大規模で複雑なシステムへの高い理解と、柔軟な対応力が求められました。ヤマハ発動機様ご自身がプロジェクトマネージャーの役割を担いながら、各ベンダーをコントロールする状況の中で「『会社は違えど、チームとして動く』意識のあるベンダーに頼みたかった」と、難しい状況に一緒に取り組む姿勢のあるベンダーを求めていらっしゃいました。


導入の概要

  1. クラスタリングによるサーバの統合
  2. 冗長化による安定性の向上
  3. 保守サポートの強化
ヤマハ発動機株式会社 部品事業部 事業企画部 事業企画グループ グループリーダー 秦 幸市 様

ヤマハ発動機様がシステム更改のベンダーとして富士通エフサスを選んだ理由は「私たちのシステムをよく理解していること、これまでの付き合いを通じてミスやトラブルがないこと、支社が近いことによる対応の速さ、保守部品を弊社から距離的に近いところに保管していること」があったとおっしゃいます。富士通エフサスの業務の進め方を総合的に評価し、そこに高い信頼をお寄せいただいた結果の決定でした。「今回は我々がプロマネの立場でありながら、さまざまなハードルを乗り越えるために、各ベンダーさんには、本来業務を越えたことをお願いしなければならない時もありましたが、富士通エフサスさんは最大限歩み寄ってきてくれたと感じています」と「会社は違えど、チームとして動く」姿勢が、富士通エフサスの業務から見えたとおっしゃいます。ヒアリングを重ねた結果、富士通エフサスからはクラスタリングによりサーバを統合し、省スペース化を図ること。同時に冗長化を行い安定性を向上させること、保守サポートの強化という3つの柱を持った提案がなされました。構築には、通常案件と比較しても長い期間がかかりました。「L4システム」はヤマハ発動機様にとって極めて重要なシステムであるとの認識から、ヤマハ発動機様の強い意向もあって、十分な事前テストののちデータ移行を行い、さらに本番テスト(性能測定含む)、評価・決定という手順により更改が行われたためでした。富士通エフサスの作業範囲が終了し、引き渡した後でも、アプリケーションのパラメーター変更などによってサーバの設定をしなおしたりなどの苦労もありましたが、富士通エフサスとしても業務範囲に「のりしろ」を持ち柔軟に対応してくれた、と高く評価していただきました。


導入の効果

「安定稼働」「保守サポート強化」のほか、リソース強化も大きな効果。

富士通エフサス 中部本部 静岡支社 浜松支店 外村 満

2011年8月から稼働している新しい「L4システム」ですが、「導入前から目的としていた『安定稼働』、『保守サポートの強化』は図れている」とヤマハ発動機様では評価していらっしゃいます。「これまでのところ大きなトラブルがないのはもちろんですが、万一トラブルが起こったとしても、担当者にメールが配信される仕組みになっているので安心感が高い」とヤマハ発動機様。また、「現場からは、入出庫作業に使う無線ハンディターミナルの反応が良くなったという声が出ています」と、更改前は意図しなかったことですが、リソース強化による作業スピードの向上も導入効果として大きかったとおっしゃいます。さらにクラスタリングによってCPUの負荷が軽減され、データ容量が増えてシステム全体に余裕が生まれたため、今後の拡張性が広がったことも導入効果として挙げていらっしゃいました。


今後の展望

常に改善を続け、次世代の部品物流ネットワークへ。

今後の展望についてヤマハ発動機様では「現状の業務フローに満足することなく、常に改善の機会を捉えていきたい」とおっしゃいます。具体的にはまだわからないが、と前置きした上で、「物流業界全体の課題として『先入れ先出し』や『トレーサビリティ』への対応強化などがあがっています。今はまだ具体的な動きはありませんが、そうした物流のトレンドをいち早く取り入れてさらなる効率化を図ることが、今後の課題になっていくでしょう」とヤマハ発動機様はおっしゃいます。そんな状況の中で、富士通エフサスには「これら次世代の部品物流ネットワークを支える基礎となるシステムの信頼性を守っていって欲しい」と期待を寄せて下さいました。

掲載日:2012年5月30日


ヤマハ発動機株式会社様
<所在地> 静岡県磐田市新貝2500
<設立> 1955年(昭和30年)
<代表取締役社長> 柳 弘之 氏
<従業員数> 連結:54,677人
単体:10,159人(2011年12月末現在)
<ホームページ> http://www.yamaha-motor.co.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

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