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導入事例レポート 大阪狭山市教育委員会様

シンクライアントで情報漏えいを防止しながら教職員全員に充実したパソコン環境を提供

情報漏えい対策として注目され、金融機関やセキュリティを最重視する企業・自治体を中心に導入が進むシンクライアント。データやアプリケーションを集中管理するサーバと低価格のパソコンで実現できるシンクライアントは、本格的な実用段階に入っています。
大阪狭山市教育委員会様は、市内にある10校の小中学校の教職員に1人1台パソコンを配付する際、児童・生徒の個人情報などを守るセキュリティ対策としてシンクライアント環境を導入されました。今回は、その導入の経緯と効果を、大阪狭山市教育委員会様に伺いました。


導入までの背景

教職員1人1台パソコン体制で小・中学校の教育環境をより充実したものに

大阪狭山市立南中学校 校長 柳 充 様

大阪狭山市は、大阪府南東部に位置する、人口約6万人のベットタウン。7世紀に作られたとされる日本最古のダム「狭山池」があることでも有名なまちです。大阪狭山市では「豊かな個性をはぐくむ子育てにやさしいまちづくり」を掲げ、幼稚園と保育所を一元化するなど、子育ての支援に力を入れています。
その一環として、小・中学校教育の学力向上策にも注力しており、教育環境の充実化をはかることにも力を入れられています。その具体策として、市内にある7校の小学校と3校の中学校の教職員に対し、1人1台のパソコンを配備することになりました。


導入以前の課題

  1. シンクライアントで児童・生徒の個人情報を守る強固なセキュリティを実現したい
  2. 自宅からでも安全にアクセスできる仕組みが欲しい

大阪狭山市教育委員会事務局 教育部 教育総務グループ 高橋 宏征 様

今回のパソコン整備にあたっては、セキュリティが一番の課題になりました。学校では、子ども達の氏名・住所・テストの点数といった個人情報が扱われます。これらの情報がUSBメモリなどで持ち出されて紛失するといったことは起きてはならないことで、大阪狭山市教育委員会様は徹底したセキュリティ管理を一番の課題にされました。
「子ども達のテストの点数などの情報は本来は子ども達のものですが、ともすれば先生方はそれが自分の情報だと錯覚しがちです。その意識を変えて、徹底して情報漏えいを防ぐ仕組みが欲しいと考えました。市では、USBメモリなどを使わないという内規がありますが、それをシステム化するために、シンクライアントにするのが大前提でした」とおっしゃるのは今回のシステム導入を担当した大阪狭山市立南中学校 校長の柳様。
また、教職員の方々は教えるための勉強をしたり、児童・生徒からの要望に対応するなど、自宅でも仕事をする機会がどうしても発生します。そのような時でも、自宅から学校内のシステムを安全に利用できる仕組みも必要でした。


導入の概要

  1. XenAppシステムによるシンクライアント環境で、データやアプリケーションを一元管理
  2. SSL-VPNでセキュリティを保ちながら、自宅から学内へのアクセスが可能に
  3. 教職員用ネットワークを児童・生徒用ネットワークと分離し、セキュリティをさらに向上
株式会社富士通エフサス 関西本部 ビジネス推進統括部 ソリューション技術部 有満 泰希

そこで、今回のシステム導入を担当された柳様と高橋様は、数社のシステムを検討した結果、当社が提案したシステムを導入されることになりました。
大阪狭山市様が今回導入したシステムは、市内にある10校の小・中学校のうち1校にブレードサーバを設置し、残り9校と教育委員会からシンクライアント環境が利用できるというもの。シンクライアント環境は、WindowsベースのOSから利用者が従来の操作感のまま利用できるCitrix XenAppを使って構築しています。富士通エフサスからは、シンクライアントに加えて、ネットワークの観点からも安全性を高めるご提案をし、その構成が採用されました。

【富士通エフサスからのご提案のポイント】

  1. Citrix XenAppを採用したシンクライアントシステムで、従来と同様の操作性で快適にアプリケーションが利用できる環境を提供する。
  2. 教職員用のネットワークと児童・生徒用のネットワークを切り離し、2つのネットワークを別々にコントロール。子ども達が安全、かつ自由に調べ学習ができる環境を作る。
  3. ネットワークサーバによるSSL-VPNで自宅から学校へのセキュアな通信を実現。ネットワークサーバIPCOMのクライアントチェック機能で、利用者認証のみならずクライアント端末の認証をかけ、管理外のパソコンが使えないようにする。
  4. ブレードサーバと低騒音ラックを採用することで、省スペース化と騒音対策を実現する。


導入の効果

  1. シンクライアント化することでセキュリティを大幅に向上
  2. パソコンやネット利用をすべて教育委員会事務局からコントロール可能に

2010年3月から本格運用が始まっている本システム。当初からセキュリティを最重視して運用しているため、セキュリティリスクは非常に低くなっています。インターネットアクセスなども制限し、Webメールを使って書類を自宅に送るといったセキュリティリスクの高いことも行えないようにすることで、さらなるセキュリティ強化が図られました。
シンクライアントで高いセキュリティを保つと、逆に気になるのがその使い勝手。実際には「最初から普通に使われています。以前は数少ないパソコンを共有する形だったので、仕事で活用できるパソコンが増えたことの方が現場の教職員には喜ばれているようです」とのこと。シンクライアントシステムに入れ替えてから、パソコンの利用率も上がってきている様子でした。
また、自宅からのVPNアクセスも、利用希望が多いとのこと。単なる認証だけではなく、従来は可能だった個人パソコンの利用をクライアントチェックを行うことにより抑止し、教育委員会事務局から完全にコントロールできる仕組みができました。シンクライアントシステムを動かすサーバもブレードサーバとすることで、最小限のスペースで運用できる環境を実現。配線をスッキリさせるといった工夫も、お客様には好評でした。
「こちらの思いはすべて仕様に盛り込み、それに対する提案を数社から聞きました。その中で、お願いしたことに誠実に素早く対応してくれたのが富士通エフサスでした」とシステム構成とともに、対応の的確さと素早さも高くご評価いただいています。


今後の展望

運用を見直し、安全でありながら快適に使える環境を目指したい

大阪狭山市教育委員会様に導入されたシンクライアントシステムは、まだ本格稼働が始まったばかり。最初はWebアクセスにも厳しい制限を入れているため「必要なサイトへのアクセスは、意見を吸い上げて対応していきたい」と、セキュリティを高く保ちながらさらに利便性を高めていく運用の改善を今後の課題としてあげられていました。現在は校務のために使われているシンクライアント環境ですが、「今後は子ども達の調べ学習にも利用範囲が拡大できたら」と、さらなる活用範囲の拡大にも期待されています。
児童・生徒の個人情報を扱うことから、高いセキュリティ環境が求められる教育現場。より導入しやすくなったシンクライアントの利用範囲は、今後も拡大していくと思われます。
富士通エフサスは、シンクライアントにいち早く取り組み、自社導入して実際に使うことで培ったノウハウをいかし、お客様に最適なソリューションをご提案しています。

サービス詳細

掲載日:2010年6月8日


大阪狭山市教育委員会様
<所在地> 大阪府大阪狭山市一丁目2384番地の1
(2010年5月現在)
<ホームページ> http://www.city.osakasayama.osaka.jp/

本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等は掲載日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

【お問い合わせ】

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