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PRESS RELEASE

2011年4月28日
富士通フロンテック株式会社



入出金コントロールが可能なATM用紙幣鑑別ユニット「BV100」を海外向けに販売開始

世界最多256種類の紙幣に対応し、毎秒15枚の高速鑑別を実現!

当社は、このほど“偽札等を受け入れない、出さない”をコンセプトとした、紙幣の特徴で入出金コントロール可能な紙幣鑑別ユニット「BV100」を新規開発しました。これにより、利用者とのトラブルを未然に防ぐことを可能としました。

また、各国紙幣に対応し、世界最多の256種類の紙幣を同時に鑑別可能で、最大15枚/秒の高速処理を実現しました。

今後、当社が販売する海外向け紙幣処理ユニットに搭載していきます。

【 背 景 】

新紙幣鑑別ユニット「BV100」

従来、入金機能のあるATMでは、各国中央銀行の規定などに準拠した偽札検知機能を搭載するのが一般的でした。しかしながら、世界各国で巧妙化する偽札が増加する中で、より高精度な鑑別性能が求 められています。従来、真偽判定を必要としていなかった出金ユニットにおいても、偽札等を市場に流通させないため、出金する手前での鑑別による排除が必要となっています。

そこでその解決策として、4つの機能を持たせた 新紙幣鑑別ユニット「BV100」を開発しました。

【 概 要 】

  1. "同時取扱い紙幣を世界最多の256金種に拡大"
  2. "新センサと新画像処理アルゴリズム" (注1)を開発して、より精度の高い紙幣識別を実現!
  3. "紙幣を画像データ化"して全取引の紙幣情報を記録することで、トラブル発生時の速やかな追跡が可能
  4. "シリアルナンバー照合による入出金コントロール機能"で偽札対策をさらに強化(Option)

【 特 徴 】

1)同時取扱い紙幣を世界最多の256金種に拡大

海外においては、複数国の紙幣を取り扱う場合が多いことから、同時に取り扱える紙幣金種を、従来の80金種から 世界最多の256金種まで拡大しました。

2)新センサと新画像処理アルゴリズムを採用

光学センサや磁気センサなど、全てのセンサを ラインセンサ化 (注2)しました。特に光学センサは、10種類(クラス最多)以上の波長を同時検出可能な高性能センサを開発し搭載しました。また、 新画像処理アルゴリズムで識別精度・偽札検知性能を向上させました。さらにアルゴリズムを高速化させ、最大15枚/秒の鑑別を実現しました。

3)紙幣を画像データ化

全取引の紙幣の特徴を、リアルタイムにイメージ画像化して、文字データと画像データの両方を保存可能です。 "紙幣を画像データ化"することで利用者情報とリンクさせ、どの紙幣がいつ使用されたかを特定することが可能となります。

4)シリアルナンバー照合による入出金コントロール機能(Option)

特定紙幣のシリアルナンバー情報を最大500件登録可能で、入出金紙幣のナンバーとリアルタイムに照合することにより、偽札等が入金されたときの運用設定(例えば、返却、回収、通報・・)が可能となります。また、出金ATMに利用した場合は、カセットへ現金をセットする前に判別する手間が不要となり、運用の効率化が図れます。
ATM搭載用としてシリアルナンバー照合による入出金コントロール機能は世界初となります。

注1 新画像処理アルゴリズム:画像データとして保存した紙幣を高度な画像処理を行うことで、鑑別性能を大幅に向上させる。
注2 ラインセンサ化:イメージスキャナの技術を応用し、センサを横一列に配置。移動する紙幣をライン状に読み取り、紙幣全体を一枚の画像として認識する。

【販売価格】

個別見積

【販売時期】

本日より販売開始、4月末より出荷

【販売目標】

今後3年間でグローバル市場において6万台(紙幣ユニット搭載出荷含む)の販売を目指す。

お問い合わせ

富士通フロンテック株式会社
グローバルビジネス本部
icon-telephone 電話:042-377-2649(直通)
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第二営業統括部 営業部
icon-telephone 電話:042-377-2658(直通)
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