Skip to main content

English

Japan

世界で初めてカラー電子ペーパーを採用、大画面で薄さ12mmの超軽量な携帯情報端末

ユビキタス・コンテンツ・ブラウザ「FLEPia(フレッピア)」のサンプル販売開始

富士通フロンテック株式会社(代表取締役社長 海老原光博、以下 富士通フロンテック)は、株式会社富士通研究所(代表取締役社長 村野和雄)と共同で開発したカラー電子ペーパーを採用したユビキタス・コンテンツ・ブラウザ「FLEPia(フレッピア)」を製品化し、本日よりサンプル販売を開始します。本製品は、世界で初めてカラーの電子ペーパーを搭載しており、大画面で薄さ12mm、320gの軽さ(A5タイプ)、最大50時間の長時間連続使用を実現しています。4ギガバイトのSDメモリーカード(別売)により、新聞1年分、漫画週刊誌2年分、新刊書5,000冊分に、それぞれ相当する大量のコンテンツを携帯することができ、ペーパーレス社会の実現に貢献します。

2007年4月20日

このたび、富士通フロンテックは世界で初めてカラーの電子ペーパーを採用した携帯情報端末である、ユビキタス・コンテンツ・ブラウザ「FLEPia(フレッピア)」を開発し、日本国内におけるサンプル販売を本日より開始します。

なお、「FLEPia」は、5月17日(木曜日)、18日(金曜日)に東京国際フォーラム(東京都千代田区)で開催される「富士通フォーラム2007」に出展します。

写真  FLEPia A4タイプ(左)、A5タイプ(右)

「FLEPia」は、電源を使わずに静止画像を半永久的に表示可能なカラー電子ペーパーを採用することで、携帯に適した薄型化・軽量化・低電力化を実現しました。A4タイプ(12型)とA5タイプ(8型)の2つのサイズをご用意し、A4タイプは480g、A5タイプは320gの軽さを実現しています。両タイプともに12mmの薄さで、最大50時間の長時間連続使用が可能です。

「FLEPia」では、標準搭載の高速無線LANによりコンテンツをSDメモリカード(別売)に保存し、「いつでも」、「どこでも」コンテンツを簡単に見ることができます。例えば、お出かけ先の無線LANスポットやネットカフェで、最新のコンテンツを高速にダウンロードして閲覧することができます。 今回のサンプル販売は、カラー電子ペーパーを用いたビジネスをお考えの企業を中心に、実証実験にご活用いただくことを目的としており、様々なアプリケーションにご利用いただけるようUSB mini-Bコネクター、音声コンテンツ対応のステレオ・スピーカーも装備しています。

「FLEPia(フレッピア)」製品情報

【ユビキタス・コンテンツ・ブラウザ「FLEPia(フレッピア)」の特長】

〔1〕見やすい表示画面とカラーバリエーション

大画面表示が可能なA4タイプ(12型パネル)と持ち運びに便利なA5タイプ(8型パネル)の2種類があり、いずれも768ドット×1,024ドット(XGA)の高精細な解像度で、8色または4,096色のカラー表示に対応しています。
また、様々な方々にご利用いただけるよう、「FLEPia」本体色として、ホワイトパール、ピンクパール、シルバーの3色のカラーバリエーションをご用意しました。

〔2〕やさしい入力操作

12型または8型の大型タッチパネルを搭載し、容易にコンテンツの指定、操作を行うことができます。また、ボタン入力として上下左右、決定を指示できるスクロールボタンと6つのファンクションボタンをご用意し、すばやい画面操作を行うことが可能です。

〔3〕長時間のバッテリー駆動

表示部に電子ペーパー技術を採用しているため、電源がなくても静止画像を半永久的に表示することができます。画面の表示や書換えにのみ電力を使用するため、通常の液晶パネルと比較して長時間の駆動が可能です。1回の充電作業で50時間のコンテンツ表示を行うことができます。(コンテンツ表示間隔を1分として、8色のカラー画像を3,000ページ表示させた場合)。

〔4〕豊富な外部インターフェース

外部インターフェースとして、11/54MbpsのIEEE802.11b/gの高速無線LAN、USB 2.0(480Mbps) 準拠のUSB mini-Bコネクター、SDメモリーカードスロットを用意しており、運用形態に応じたデータ配信の方法をお選びいただけます。また、左右にステレオ・スピーカーを内蔵し、書籍、絵本等の読み上げ、ポップ広告での商品説明にご利用いただけます。

〔5〕Windows CE5.0を搭載

制御OSとして、マイクロソフト社の日本語版Windows CE5.0を搭載しており、コンテンツ・ブラウザとともに、インターネット・ブラウザ、電子メールの各種ソフトウェアを利用できます。また、マイクロソフト社のワープロ、表計算、プレゼンテーションの各アプリケーションのデータを表示することができ、外出先でのドキュメントの参照、電子メールの添付ファイルの参照等、携帯情報端末としての機能をフルに活かすことができます。文字入力については、ソフトウェアキーボードとタッチペンをご用意しており、メール返信等の短い文章を入力することができます。

〔6〕万全のセキュリティ対策

セキュリティ機能として、128ビット AES(Advanced Encryption Standard)によるコンテンツ保護ができ、16桁のセキュリティパスワードと併せ、万全の情報保護ができます。 また、本製品を紛失した場合には、探索/操作ロック/消去できる配信サービスを、富士通フロンテックより提供する予定です。

「FLEPia(フレッピア)」製品情報

【販売価格、および出荷時期】

製 品 名 サイズ 販売単位 サンプル販売価格(税別) 出荷時期
FLEPia(フレッピア) A5 10台 税込み157.5万円(10台あたり)
(本体価格150万円)
2007年10月末
A4 税込み262.5万円(10台あたり)
(本体価格250万円)
2007年10月末

(※お客様へのサポートを十分に行うため、企業向けに10台単位の出荷とさせていただきます)

【販売目標】

2007年度のサンプル販売は1,000台を予定(月間200台)。
2008年度より一般販売および全世界での販売活動を開始し、2010年度末までに累計売上100億円を目標といたします。

【関連リンク】

【主な仕様】

  FLEPia A4タイプ FLEPia A5タイプ
本体サイズ、重量 210(W)×304(D)×12(H)mm、480g 158(W)×240(D)×12(H)mm、320g
画面サイズ 184.3mm×245.7mm(12型) 120.2mm×160.2mm(8型)
本体色 ホワイトパール、ピンクパール、シルバー
表示ドット数 768ドット×1,024ドット(XGA)
表示色数 8色、または4,096色
書換え速度 2.3秒(8色)、10秒(4,096色)
操作部 タッチパネル、スクロールボタン、6種のファンクションボタン、電源スイッチ
内蔵無線LAN IEEE802.11b/g準拠(11/54Mbps*1)
SDカード*2 SDメモリスロット×1(別売り 1GB/2GB/4GB SDメモリ)
USBコネクター USB2.0(480Mbps) mini-Bコネクター×1
音声対応 ステレオ・スピーカー内蔵、ヘッドフォンコネクター×1
電源 リチウムポリマーバッテリー内蔵、ACアダプター添付
フル充電での使用時間:50時間(1ページ/1分、8色3,000ページ表示)
コンテンツ格納容量
(4GB SDカードの場合)
新聞朝夕刊:1年分(写真込みで1日分10MB)
週刊漫画雑誌:2年分(100冊相当、300ページで1冊分35MB)
新刊書:5,000冊(300ページで1冊分600KB)
セキュリティ 128Bit AES(Advanced Encryption Standard)
ソフトウェア FLEPiaアプリ、MicrosoftⓇWindows CE5.0
搭載CPU XScale RISC CPU
動作環境条件 動作時:温度5~35℃、湿度20~80%RH
非動作時:温度-10~60℃、湿度20~80%RH

*1:無線LAN 規格の理論上の最大値であり、実際のデータ転送速度を示すものではありません。
*2:BSQUARE社 SDIO Hx搭載
(※本仕様は、出荷開始までに変更される場合があります。)


【商標について】
WindowsⓇCEは米国Microsoft Corporationの米国およびその他の国における登録商標です。
SDはSD Card Associationの商標です。
その他、記載されている会社名、製品名は、各社の登録商標または商標です。
「FLEPia(フレッピア)」は、富士通フロンテックの商標登録出願中です。

日付: 2007年4月20日
会社名: 富士通フロンテック株式会社

お問い合わせ

富士通フロンテック株式会社 販売推進部
icon-telephone 電話:042-377-0445(直通)
平日9時~17時
お問合せフォーム http://www.fujitsu.com/jp/frontech/contact/