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Japan

PRESS RELEASE

2006年3月17日
富士通フロンテック株式会社



国内で初めて、 UHF帯RFIDタグの受託製造のワンストップ・サービスを提供

~2006年4月から販売開始、将来は年間5,000万枚製造体制に~

当社は、UHF帯RFIDタグの開発・製造技術と導入実績を活かし、RFIDタグの販売会社を対象に、本年4月から受託製造のワンストップ・サービスを提供開始します。本サービスは、RFIDタグ仕様のコンサルティングから、タグの設計・製造・評価・発行(注1)までを含む、国内初のトータルな受託サービスです。これにより、UHF帯RFIDタグの開発技術や製造設備を持たないお客様でも容易かつ短期間でRFIDビジネスへの参入が可能となります。

当社は、昨年7月にUHF帯RFID関連商品群のタグチップ、RFIDタグ、リーダ・ライタ、ミドルウェア、アプリケーション、およびサービスまで一貫したソリューションとして提供する「TagFront(タグフロント)」を富士通株式会社と共同で発表し、9月末より量産出荷を開始しました。

UHF帯RFIDタグは、2006年1月25日に施行された電波法の総務省令改正(注2)に伴い、今後フィールドでの本格適用や関連ビジネスの活性化が予想されますが、適用される環境、求められる特性や用途がお客様によって大きく異なるため、標準品の適用のみでは市場ニーズのすべてを満たすことができません。また、これからRFIDタグビジネスへの参入を図る企業にとっては、高度な専門ノウハウと大規模な設備投資が必要となります。

このような背景をもとに、当社はRFIDタグビジネスに関する実績と豊富なノウハウのメニュー化を進め、本年4月からUHF帯RFIDタグの受託製造のワンストップ・サービスの提供を国内で初めて開始します。

本サービスは、今後RFIDビジネスへの参入を図るお客様のご要望に応じて、RFIDタグの仕様のコンサルティングを行い、設計・製造を受託するとともに、評価や発行までを行うワンストップ・サービスです。

タグの読み取り率を向上させるには、使用環境に最適化した取付け方法や形状・素材等を十分考慮したチューニングが必要であり、これらのトータルなマネジメントを通じて初めて、最適な特性を引き出すことが可能となります。本サービスでは、UHF帯RFIDに関する各種の特性や用途、サイズや素材等のご要望と条件にお応えします。また、薄型金属対応、樹脂成形などの耐環境性のニーズにも対応してまいります。

この受託製造サービス開始にあたり、昨年9月に当社新潟工場に、RFIDタグの製造ラインを構築しました。従来からの富士通グループ向けUHF帯RFIDタグやリーダ・ライタ等の製品に加え、今後はお客様からの受託に応じた製品を製造、出荷してまいります。

【販売目標】 2006年4月から3年間のRFIDビジネス目標50億円のうちの約20%を目指します。

【新潟工場のRFID製造ラインの概要】
所在地:新潟県西蒲原郡吉田町東栄町17番8号
(2006年3月20日から、市町村合併に伴う地名表記変更により、「新潟県燕市吉田東栄町17番8号」に変更)
量産目標:年間5,000万枚の製造を予定

【注釈】
(注1)発行 :あらかじめお客様固有の情報をタグの表面に印刷、またはタグチップに書き込みを行うこと。
(注2)総務省令改正:UHF帯域の共用化技術、低出力型に関する改正。

以上


プレスリリースに記載された製品の価格、仕様、サービス内容、お問い合わせ先などは、発表日現在のものです。その後予告なしに変更されることがあります。あらかじめご了承ください。

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富士通フロンテック株式会社
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