2015年10月15日(木曜日)~16日(金曜日)の2日間、東京国際フォーラムにおいて「FIT2015(Financial Information Technology 2015:金融国際情報技術展)」が開催されました。
本展示会は国内最大の“金融機関のためのITフェア”で、今年のテーマは「金融サービス革新 〜未来を拓く先進技術〜」。現在、日本の金融界では、新たな潮流となりつつあるFinTech(フィンテック)や、ロボット・人工知能(AI)などの最先端技術に取り込む動きが活発です。一方、ネットバンクの不正送金対策やサイバー攻撃対策などのリスクに対する課題も山積しています。このような中で、未来を拓く先進技術を取り入れたソリューションやサービスを、様々な形でご提案するのが本展示会です。
富士通グループは、「Financial Innovation」をメインテーマに、3つのコンセプト(to Business, to Customer, to Society)をご紹介しました。
期間中は多くの金融機関および金融機関関係者の皆様にご来場をいただき、誠にありがとうございました。
富士通は、Fintechの潮流を捉え、金融サービスのオープンイノベーションを加速させるコンソーシアム「Financial Innovation for Japan (FIFJ)」を7月21日に設立しました。ステージでは、「Financial Innovation with Technologies ~イノベーションを支えるテクノロジー~」と題し、FIFJに入会されている各企業様のプレゼンテーションをご覧いただきました。
制度の開始が2016年1月と迫ってきたマイナンバーについては、手のひら静脈認証などの生体認証と個人番号カードを紐付けて、高度なセキュリティの確保と様々な業務の効率化を実現する、近未来の本人認証サービスをご紹介しました。
税公金業務の改革として、流通業でみられるセルフレジを利用した、新しいワークスタイルをご提案しました。今まで窓口で行っていた税公金処理などを、金融機関様にご来店された方がご自身で行えるというもので、事務処理や窓口占有率の軽減、お客様の待ち時間短縮などが期待されます。
営業店業務を行う上で必要となる主な機器を、アタッシュケースにコンパクトにまとめ、営業店業務と同等のサービスが提供できるポータブルブランチをご紹介しました。渉外持ち帰り業務の軽減や過疎地での銀行業務遂行、災害時での利用などに威力を発揮する、可搬性に富むアタッシュケース型の端末です。
その他にも富士通グループブースでは、ICTを活用し、安心安全な環境のもとで、新たなイノベーションを起こす最新のソリューションをご体感いただきました。
ご来場いただいた多くのお客様の熱意にお応えするために、当社はこれからも最新の技術をもってご提案を続けてまいります。
当社では、本展示会でご紹介した製品以外にも、様々な製品やソリューション、サービスなどを紹介しています。この機会にぜひご覧ください。