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FIT2014(金融国際情報技術展) レポート

2014年10月9日(木曜日)・10日(金曜日)の2日間、東京国際フォーラム(千代田区丸の内)展示ホールにおいて、「FIT2014(Financial Information Technology 2014 : 金融国際情報技術展)」が開催されました。

本展示会は国内最大の“金融機関のためのITフェア”で、今年のテーマは『「つながり」が生み出す成長戦略 ~地域・世界・ネットワークで創る顧客価値~』。これまでの経済活動は、人や地域との様々な「つながり」の上に成り立っていましたが、IT技術の進展により、人や地域の枠組みを越えて、全ての物が世界規模で密接につながりあう時代となりました。この「つながり」が生み出す可能性を通し、金融界の持続的成長を支えるIT技術やソリューション、サービスを、様々な形でご提案する展示会です。

富士通グループブースでは「次世代チャネルソリューション」 ~共創~ をメインテーマに、現在~近未来~未来といった時間の経過と共に、富士通がお手伝い出来る、生活の中での様々なシーンでのICTの活用方法をご紹介しました。

期間中は全国各地からの多くの金融機関、および金融機関関係者の皆様にご来場をいただきました。ご来場、誠にありがとうございました。

会場受付・入口の様子会場受付・入口の様子

富士通ブース富士通ブース

近未来のくらしと金融サービス

ATMにICカードを挿入するだけで、画面や音声などをお客様に合わせて自動的に切り替えてくれる優しいATMとして、FACT-V X200を使ったデモをご覧いただきました。ETA(支援リクエスト)付きICカードを利用すると、お客様が何も操作しなくても、画面の文字やキーを大きく表示したり、英語やフランス語などの母国語に切り替えたりと、高齢者や外国人の方などにはとても使い心地のよいATMになります。大勢の外国の方々が来日する東京オリンピックに向けても、非常に期待されているサービスです。

また、2016年1月のマイナンバー制度開始後に想定される、新たな金融サービスについてもご紹介しました。マイナンバーやマイポータルを活用して、インターネットバンキングで納付を行ったり、インターネットバンキングを利用できない場合でも、スマートフォンをATM「FACT-V X200」にかざすだけで簡単に税金や公共料金などの支払い(Pay-easy)ができるというものです。これにより、利用者の利便性向上だけでなく、自治体・金融機関のペーパーレス化や事務効率化、延滞金収納の効率化や自動口座振替も促進することができます。
また、マイナンバーカードをATMにかざすことで、激甚災害時に緊急払い出しを行えたり、その場で住所変更を行うといったことが可能になると期待されています。

ETA付きICカードで英語・高齢者モードに切り替わったFACT-V X200ETA付きICカードで英語・高齢者モードに切り替わったFACT-V X200

FACT-V X200にスマートフォンをかざすマイナンバーのデモFACT-V X200にスマートフォンをかざすマイナンバーのデモ

お客様との「絆」を強化するオムニチャネルプラットフォームの実現

オムニチャネルの実現に向けた富士通の取り組みオムニチャネルの実現に向けた富士通の取り組み

近未来では、実店舗やネットバンクなど全てのチャネルが統合したオムニチャネルの登場が予想されます。富士通では、金融機関の強みである地域経済との密着や、充実した店舗網を活かし、利用者にメリットのあるオムニチャネルの確立が重要と考えています。そこで、それぞれのチャネルについて、CRM連携・分析した結果をもとに、オムニチャネルの実現に向けた富士通の取り組みをご紹介しました。

「オムニチャネル時代のATM活用」として、CRM情報の分析結果に基づいた最適なご案内をFACT-V X200に表示し、One to Oneセールスによる商談機会の創出を実現するデモを行いました。例えば、お客様のライフステージに合わせたコンテンツや、取引後に窓口へ行きたくなるような賞品引換券を、ATM画面やレシートに最適なタイミングで表示する、といったものです。
さらに、繁忙日などの情報をサーバのカレンダーに登録しておくことで、通常日には表示している詳しい案内画面を、繁忙日にはスキップし、スマートフォンでの閲覧や郵送へ誘導するといった制御も可能です。

ワークスタイル変革

手のひら静脈認証内蔵型タブレット手のひら静脈認証内蔵型タブレット

タブレットを活用した渉外活動支援、住宅ローンシミュレーションなどを、ふくおかフィナンシャルグループ様でご採用いただいている生体認証「手のひら静脈認証」内蔵型タブレットを中心にご紹介しました。お客様や行員様が見やすく快適に操作可能な12.5型の高精細液晶を持ち、行内ではクレードルに取り付けてキーボードとマウスを利用したPCスタイルでも利用が可能。
また、仮想デスクトップ基盤により、外訪先でも安心して行内システムを利用できるセキュリティ対策を実現することができます。
小型で高い認証率と利便性を実現した手のひら静脈認証高速センサー内蔵のタブレットによって、訪問先で的確かつタイムリーに提案が可能になり、営業力の強化に貢献します。

営業店のおもてなし提案

営業店の事務改革に関するご提案を、お取引終了までの一連の流れでご体感いただきました。自宅や外出先からスマートフォンで取引内容を事前に起票し、来店時にはタブレットを利用。これにより、待ち時間を大幅に短縮し、ペーパーレス・通帳レス・印鑑レスを実現します。
様々な本人確認を1台で行え、印鑑レスなどの場面で必要になる一体型本人確認装置を利用し、手のひら静脈認証の登録や本人確認などを行うデモもご覧いただきました。

ご来場いただいた多くのお客様の熱意にお応えするために、当社はこれからも最新の技術をもってご提案を続けてまいります。


当社では、本展示会でご紹介した製品以外にも、様々な製品やソリューション、サービスなどを紹介しています。
この機会にぜひご覧ください。

  • 手のひら静脈認証(生体認証)製品情報

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お問い合わせ

本製品のお取り扱いは富士通株式会社です。富士通株式会社までお問い合わせください。
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