富士通総研経済研究所では、2004年4月21日(水曜日)経団連会館において、特別企画コンファレンス『少子化克服の対応と展望』を開催することといたしました。
わが国の少子化の進展は、将来的に経済・社会に大きなインパクトを与えるという懸念が強まる中で、90年代以降、政府は様々な対策を講じてきました。しかしながら、出生率は依然として低迷しています。したがって今後、少子化対策を国の重要戦略と位置付け、本腰で取り組むことが喫緊の課題と言えます。
そこで今般、「日本における急速な少子化の流れを、どのようにして克服していったらよいか」という問題意識の下、識者を集めてコンファランスを開催したいと考えております。
主催者として私どもは、「子供は親にとって大切な存在であると同時に、社会全体にとって支援すべきかけがえのない存在であり、こうした社会的コンセンサスのもとに、社会(特に地域)、企業、国は最大限のサポートをするべきである」と考えております。
今回のコンファレンスでは、基調講演において、北海道大学の金子勇氏が「少子化対策に社会全体で取り組み、世代間・世代内の公平性を満たす10原則」を提示なさるとともに、弊社の渥美由喜上級研究員が、今後の出生・育児関連施策の在り方について、具体的な政策提言をいたします。パネルディスカッションでは、わが国の少子化対策について造詣の深い京都大学の橘木俊詔氏、読売新聞の榊原智子氏、NPO法人びーのびーのの奥山千鶴子氏もお迎えし、少子化対策の将来ビジョンについてご議論いただく予定にしております。
ご多忙中のことと存じますが、なにとぞ当コンファレンスにご参加賜りますようご案内申し上げます。
日時 | 2004年4月21日(水曜日)13時30分~17時 |
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会場 | 経団連会館 11階国際会議場(千代田区大手町1-9-4) |
Tel | (03) 5204-1500(代) |
最寄駅 | 地下鉄各線大手町駅 JR 東京駅 |
参加費 | 無料 |
定員 | 会場の定員は400名ですので、先着順で定員に達し次第、締め切りとさせて頂く場合があります。その場合はこちらからご連絡差し上げます。 |
プログラム
13時30分~13時40分 | 開会挨拶 | 富士通総研 理事長 島田 晴雄 |
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基調報告 | ||
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13時40分~14時20分 | 社会全体での共生と少子化対策10原則 -何もしなかった日本にならないように | 北海道大学 教授 金子 勇 |
社会変動としての少子化と長寿化によって、日本はまもなく還暦社会を迎える。そこでは老若男女の世代共生が必然になる。少子化対策は社会全体で取り組み、世代間・世代内の公平性を満たす10原則を軸としたい。 |
基調報告 | ||
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14時20分~15時 | 少子化克服の対応策 | 富士通総研 上級研究員 渥美 由喜 |
出生率が依然として低迷している中、今後、少子化対策を国の重要戦略と位置付け、本腰で取り組むことが喫緊の課題と考えられる。今後の出生・育児関連施策のあり方について、具体的な政策提言を行なう。 |
パネルディスカッション | ||
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15時15分~16時55分 | 「少子化克服の対応と展望」 | 【パネリスト】 NPO法人びーのびーの 理事長 奥山 千鶴子 北海道大学 教授 金子 勇 読売新聞解説部 記者 榊原 智子 京都大学 教授 橘木 俊詔 |
【コーディネーター】 富士通総研 会長 鳴戸 道郎 | ||
16時55分~17時 | 閉会挨拶 | 富士通総研 社長 長谷川 展久 |