Skip to main content

English

Japan

医療産業政策の将来ビジョン

~医療サプライチェーンの視点から~

共同シンポジウムまでの経緯

医療改革に対する国民の関心が高まっている。高齢者が増加することを背景に医療費が膨らむ一方、その大部分を現役世代が負担するわけであるから、医療の対費用効果、効率性向上に努力しなければならないことは言うまでもない。更には医療の質、安全性向上も同時に追求しなければならないが、これにもコストがかかる。この医療費節約と質・安全性の向上を同時に追求、達成する仕組みについては、これまでも様々な切り口で議論されてきた。しかし、この問題を“医療サプライチェーンの視点から”議論するというのは、わが国では初めての試みではないかと思われる。つまり、医療産業政策のあり方を医療における物、人、情報の流れの全体像、サプライチェーンの視点から眺め、日本社会経済の再生に役立つヒントを探ろうというわけである。

今回の1月28日(水曜日)のコンファレンスでは、この“医療サプライチェーンの視点から”医療産業政策の将来ビジョンを論じるのに最も相応しい講師の方々をお招きして活発な議論をして頂いた。

詳細

プログラム

13時~13時10分
開会挨拶
富士通総研会長
鳴戸 道郎
基調報告
13時10分~13時55分
医療改革を通じた日本再生
東京都江東高齢者医療センター
院長
佐藤 潔
少子高齢化を背景に日本の将来について悲観論が蔓延している。しかし、経営の近代化が遅れている医療分野を改革することで、国民のニーズに応えることが可能であることを示す。
米国報告
13時55分~14時45分
アメリカの医療サプライチェーンの最新動向
Health Industry Group Purchasing Association
(医療共同購買会社協会),
President and CEO
Robert Betz
市場規模が160兆円を超える医療産業はアメリカ経済最大のセクターであり、経済成長のエンジンである。その医療産業における医材・医薬、人、情報の流れ(=サプライチェーン)の最新動向を解説する。
14時45分~15時 休憩
パネルディスカッション
15時~15時20分
「社会保険病院の経営改革」
(社)全国社会保険協会連合会
理事長
伊藤 雅治
15時20分~15時40分 「日本の医療機関経営の課題と展望」 京都大学大学院経済研究科
教授
西村 周三
15時40分~16時55分
医療産業政策の将来ビジョン
~医療サプライチェーンの視点から~
【パネリスト】
伊藤 雅治
西村 周三
Robert Betz
【コーディネーター】
富士通総研 主席研究員
松山 幸弘
16時55分~17時 閉会挨拶 富士通総研 社長
長谷川 展久