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デザイン思考を活用したワークスタイル変革ビジョン策定

概要

ますます複雑化する経営環境において、デザイン思考で“将来のありたい姿”を共創し、柔軟なワークスタイルの実現を支援

近年、ワークスタイル変革は企業の取り組みにおける重要なキーワードの1つです。背景として、企業自身のグローバル展開や、社会の要請としてのダイバーシティや従業員のワークライフバランスの実現があります。場所や時間の制約をなくした中で、より質の高いコミュニケーションの実現や、それによるイノベーションの創出を企業は求めています。よくある失敗事例として最新のテクノロジーの導入から始める企業があります。UC(ユニファイド・コミュニケーション)基盤や、普段の生活で活用し、その便利さを感じているスマートデバイスやソーシャルメディアの業務での活用を目指します。 しかし、テクノロジーを導入するだけでは変革は実現できません。ルールや意識の変革や効果・KPIの定義が必要となります。

富士通総研では、各業界のトップ企業に対する支援実績をベースとして50種以上のワークシーン集(例えば、拠点を越えた情報共有、ペーパーレス会議の徹底など)を整理し、ルール策定を含めた施策や目指すべき効果を定義しています。企業によってワークスタイルのあるべき姿は異なりますが、このシーン集を参考とし、デザイン思考を活用することにより、将来の環境変化にも柔軟に対応できるビジョン策定が可能です。以下に、ワークスタイル変革ビジョン策定の実践事例をご紹介します。

課題

オフィス移転を機にグループがつながり、イノベーションの創出を実現するワークスタイルへの変革

製造業A社様では、数年後の本社オフィスの移転を計画しており、それと併せたワークスタイル変革への取り組みを経営層から指示されましたが、以下のような状況がありました。

  • ワークスタイル変革の範囲が曖昧で、何から始めるべきか分からない。
  • 情報システム部が中心となって変革を推進しているが、施策が明確でないため、関係部門の巻き込みができない。
  • これまでグループ会社が連携する機会が少なく、各社の意見がバラバラである。
  • 現状の課題を利用部門にヒアリングしたが、ほとんどが不平不満であった。

本質的な問題点として、推進担当がそれぞれ別々の方向を見て議論している状況がありました。また、従来から用いているプロセス思考により、現状の課題からの解決を目指していましたが、足元だけを見ていては、単なる改善にとどまり、イノベーションを創出するワークスタイル変革は実現できません。富士通総研は、これらの課題を解決するために、「新しいものを生み出す」活動に適した未来志向アプローチであるデザイン思考を用いて、変革ビジョン策定を支援しました。

思考の比較
【図1】思考の比較

解決策

持続的な成長を実現するワークスタイル変革ビジョンをデザイン思考により描く!!

当プロジェクトでは、以下のステップで推進しました。

1. ワークショップによるビジョンの策定

デザイン思考を活用し、関係者全員が共創することにより、今後10年間の環境変化を予測した上で、“将来のありたい姿”としてのビジョンの策定を目指しました。各グループ会社から代表者が約10名ずつ集まり、2日に渡るワークショップを開催しました。

ここでのポイントは2つあります。

  1. 参加者の目線を上げることを目的に、ワークシーン集を用いたインプットを行い、先進企業の変革事例(施策と効果)を共有。
  2. 富士通デザインと連携し、日常と異なる空間・場を提供することによる発想力の向上と、お客様の漠然とした想いをデザインすることによるイメージの共有を支援。

これらの相乗効果により、参加者全員が共感できるビジョンを描くことができました。

2. ビジョンを具体化しワークシーンを整理

ビジョンに基づき、必要となる「最新のICT活用」「ルール・制度変革」「組織・意識変革」を盛り込み、ワークシーン20種を定義しました。

ワークショップで参加者が発言した様々なキーワードを施策や目指すべき効果として記載することにより、A社様における現状から変革後の具体的なイメージを明確にしました。

3. アクションプランを策定し、実行フェーズへ

ワークスタイル変革のような全社規模のプロジェクトの場合、構想フェーズから実行フェーズへ移る際に、タイムラグが発生することが多く見受けられます。A社様では、オフィス移転の期日が確定しているため、推進スピードを落とすことはできない状況がありました。

アクションプランの策定では、富士通の最新技術要素(自動翻訳、音声テキスト変換等)を含めたソリューションにまで落とし込むことにより、ロードマップと推進体制を明確にし、実行フェーズへのスムーズな移行を支援しました。

【図2】検討の進め方
【図2】検討の進め方

成果

グループ企業が一体となり、ビジョンの実現に向けた取り組みを加速

デザイン志向の活用により、短期間で共感できるビジョンと具体的な施策が明確になりました。

課題であった、各推進担当者の検討の方向性統一と、未来志向による将来のありたい姿の検討が実現できました。

A社様では、現在、ビジョンの実現に向けた各々の取り組みを利用部門や人事・総務部門等、全社を巻き込んで推進されています。富士通総研は引き続き、この具体的な取り組みに対して運用・定着化まで見据えた支援を行い、10年後も廃れることのないワークスタイルの実現に寄与していきたいと考えています。

掲載日:2013年10月2日
(コーポレート基盤事業部 シニアコンサルタント 菊本 徹)


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