400Gbps DWDMオープンシステム用CFP2-DCOコヒーレントトランシーバの販売を開始

お知らせ

2022年3月1日
富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社

400Gbps DWDMオープンシステム用
CFP2-DCOコヒーレントトランシーバの販売を開始

富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社(以下「当社」)は、400Gbps DWDMオープンシステム用CFP2-DCOコヒーレントトランシーバを開発し、2021年度下期より販売を開始しております。 本製品は最大400GbpsコヒーレントDWDM伝送を可能とするプラガブルトランシーバです。標準規格のCFP2フォームファクタをサポートすることにより、次世代オープンシステムの実現に貢献いたします。
また、OFC2022展示会にて実施予定の「400G Open Transport Over C+L Line System Demo」(ブースNo.5041)へ本製品を提供させていただきます。

【400G CFP2-DCO コヒーレントトランシーバ】

背景

従来からコヒーレント通信市場に向けて、最先端の光コンポーネント製品を世界に先駆けて製品化し、コヒーレント通信市場をリードしてきました。近年では、高帯域化のニーズに応えるため、単一波長で600Gbpsまで対応可能な高帯域なコヒーレント トランシーバやこのトランシーバの送信部に用いられる64Gbaud LN変調器、受信部に用いられる64Gbaud集積コヒーレント レシーバなどの高帯域光コンポーネント製品を世界に先駆けて製品化しています。 今回グローバル ネットワーク サービス プロバイダやデータセンタ オペレーターなどの更なる大容量化へのニーズとより使い易く効率的なシステムアップグレードへのニーズに応えるため、近距離、都市内、都市間、データセンタ間、海底通信などのマルチアプリケーションに対応した、最大毎秒400Gbpsのコヒーレント伝送が可能なプラガブルトランシーバの開発に成功し、製品リリ-スを行いました。本製品は、32Gbaudから64Gbaud、QPSK から16QAM までの多様な変調方式へ対応し、変調方式を選択することにより、数千kmの都市間伝送、数百kmの都市内伝送及びデータセンタ間伝送など、様々なアプリケーションへ対応可能です。

本製品の特長

・最新の7nm CMOSプロセスを適用した高性能、小型、低消費電力のコヒーレント DSP、及び小型、低消費電力のSilicon Photonics COSA (Coherent Optical Sub-Assembly)、ITLA (Integrated Tunable Laser Assembly)、EDFA (Erbiulll-Doped Fiber Amplifier) を採用・集積化し、CFP2プラガブルフォームファクタに準拠した低消費電力の400G コヒーレントトランシーバを実現しました。

尚、本製品に搭載される低電力コヒーレントDSPは、総務省の委託研究「新たな社会インフラを担う革新的光ネットワーク技術の研究開発」により得られたデジタルコヒーレント光伝送技術を一部活用しています。

当社のSDGsへの貢献について

2015年に国連で採択された持続可能な開発目標(Sustainable Development Goals:SDGs)は、世界全体が2030年までに達成すべき共通の目標です。当社のパーパス(存在意義)である「イノベーションによって社会に信頼をもたらし、世界をより持続可能にしていくこと」は、SDGsへの貢献を約束するものです。

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商標について

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