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Japan

100ギガビット光コンポーネント、モジュールの最新ソューションを、OFC/NFOEC 2013において展示

2013年3月15日

当社は、来る3月19日から21日まで、米国カリフォルニア州アナハイムで開催されるOFC/NFOEC (注1)2013展示会の当社ブース(#1310)において、業界をリードする最新の100ギガビット光ネットワーク用光コンポーネント、及びモジュールのソューションを展示します。

近年、スマートデバイスの急速な普及によるモバイルブロードバンドサービスの拡大、及びソーシャルネットワークサービス、クラウドコンピューティング、動画配信などのインターネットサービスの更なる普及による、通信トラフィックの急激な増加に対応するため、100G光ネットワークの導入が急速に進んでいます。
この中で、コアネットワークにおいては、更なる長距離、大容量化の要求に対応するため、デジタルコヒーレント送受信方式 (注2)を用いた100G光ネットワークの普及が拡大しており、また、データセンター間を結ぶIPネットワークやメトロ・コアネットワークにおいては、大容量、高密度。低コスト化の要求に対応するため100Gイーサネットを用いた100G光ネットワークの普及が拡大しています。

当社は、従来から100G光コンポーネント技術において業界をリードしており、デジタルコヒーレント送受信方式の100G光ネットワークに対応した、100Gコヒーレント光トランシーバや100Gイーサネットに対応し、業界標準であるCFP MSAに準拠したCFPトランシーバ(LR4/ER4)を他社に先駆けて製品化しています。また、今回CFPの小型化を図ったCFP2トランシーバ(LR4)についても新たに製品化を完了しました。
また、100Gコヒーレント光トランシーバの送信部に使用される、DP-QPSK (注3)変調方式に対応した100G DP-QPSK LN変調器についても世界で初めて実用化し、光トランシーバの受信部に使用され、DP-QPSK信号を復調するための100G DP-QPSK集積受信モジュールも製品化することで、お客様の多様なニーズにトータルに対応してきました。

今回の展示では、100Gコヒーレント光トランシーバ、CFP及びCFP2光トランシーバ、100G DP-QPSK LN変調器、及び100G DP-QPSK集積受信モジュールの最新の製品ラインアップと今後の製品ロードマップを紹介し、当社がお客様の100G光コンポーネント、及びモジュールに対するニーズをトータルにサポートできることを示します。

【100Gコヒーレント光トランシーバ】
100Gの長距離、DWDM伝送モジュールの業界標準である OIF (注4)100GLH-EM仕様に準拠した、デジタルコヒーレント光送受信方式の100G光トランシーバです。本トランシーバは、デジタル信号処理により、信号劣化を補償することにより高分散耐力を実現しており、また内製の100G DP-QPSK LN変調器、100G DP-QPSK集積受信モジュールを使用することにより、高性能、高信頼を実現しています。

【CFP2トランシーバ】
CFP MSAのCFP2仕様に準拠した100ギガビットイーサネット仕様のトランシーバです。(LR4は製品化済、ER4は開発中) 電気インターフェースとしてOIFのCEI-28G-VSR仕様を適用した28GX4ラインの構成を採用し、従来のCFPトランシーバより大幅な小型化(従来CFP MSA仕様の約1/2の幅)と低消費電力化(従来CFP MSA仕様の約1/3)を図った光トランシーバです。

【100G DP-QPSK LN変調器】
OIF仕様に準拠し、DP-QPSK伝送方式に対応したリチウムナイオベート(LiNbO3)を用いたマッハツェンダ型128Gbps (32Gbaud) 外部変調器で、DP-QPSK信号を生成する変調光回路、偏波直交多重光回路、モニターPD等を小型筐体内に集積化し、広帯域で低駆動電圧を実現した変調器です。

【100G DP-QPSK集積受信モジュール】
OIF仕様に準拠し、デジタルコヒーレント受信方式に対応した100G集積受信モジュールで、90度ハイブリッド (注5)、バランスド・レシーバ (注6)、偏光分離機能をPLC技術 (注7)、マイクロアセンブリ技術で単一パッケージに集積することにより、小型、低コストで高性能な集積受信モジュールを実現しています。

また、FOCブースにおいて、株式会社富士通研究所が、DMT(Discrete Multi-Tone)変調方式を用いた400GbE伝送技術の動展示を"DMT Modulation Format 400GbE Transmission Demonstration'として実施します。

さらに、今回、OIFブースでの下記OIF Interoperability 2013へも参加します。

OIF Interoperability 2013
More than ten OIF member companies will unite under the banner of the Optical Internetworking Forum to showcase multi-vendor participation in OIF Interoperability 2013 – Enabling the Next-Generation of 100G Optical Modules. The OIF's PLL demonstration will showcase the draft CEI-28G-VSR implementation agreement key to enabling the next generation of more efficient, smaller form factor 4x 25G Optical Modules.
A public demonstration of the event will be on display March 19-21, 2013 at OFC/NFOEC in Anaheim, CA, OIF Booth #2769. Additional information can be found at http://www.oiforum.com/public/OIF_Interoperability_2013.html.

関連ホームページ

  • 国内サイト: http://www.fujitsu.com/jp/foc/
  • 海外サイト: http://www.fujitsu.com/jp/foc/en/

商標について

記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

(注1)Optical Fiber Communication Conference and National Fiber Optic Engineers Conferenceの略。

(注2)受信する光信号と単色光を干渉させた後に受光器で電気信号に変換し、デジタル信号処理を施すことで伝送路で発生する波形歪みを補償する方式。従来必要だった光分散補償器やその挿入損失補償用の光増幅器を削減できるため、システムの小型化、低コスト化が可能。

(注3)Dual Polarization-Quadrature Phase Shift Keyingの略。デジタル信号の位相変調方式のひとつで、P偏光、S偏光のそれぞれについて、変調された4つの光位相(0、90、180、270°)に2ビットのデータを割り当てることのできる方式。

(注4)Optical Internetworking Forumの略。光ネットワーク機器、部品全般に係わる業界標準(IA: Implementation Agreement)の推進を行うフォーラム標準化団体。

(注5)コヒーレント信号を復調するヘテロダイン、イントラダイン受信方式に必要な光部品。受信光と局部発振光(受信側に配置する光源)をミキシングして、バランスド・レシーバへ合成光信号を出力するデバイス。

(注6)受信方式のひとつで、90°ハイブリッドから出力される正相、逆相の光を受ける2つのフォトダイオードからなり、それらのフォトダイオード電流の差分を利用することで受信特性を向上できる方式。

(注7)Planar Lightwave Circuitの略。シリコンまたは石英基板上に光が伝搬する導波路を、光波長オーダを超える精度で形成した光回路チップ。

日付: 2013年3月15日

本件に関するお問い合わせ

富士通オプティカルコンポーネンツ株式会社
マーケティング部
icon-telephone 電話: 044-754-3135(直通)
icon-mail E-mail: foc-contact-pr@dl.jp.fujitsu.com