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ヤフー株式会社様

お客様のさらなる利便性向上を目指して、リアルタイム口座振替製品で「預金払い」決済を実現


ヤフー株式会社 本社

ヤフー株式会社  本社

   近年、パソコンのほか、スマートホンやタブレット端末などから手軽に買い物を楽しむ人が増え、お客様のニーズに応えて、商品やサービス内容も多様化しています。
   イーコマース事業のさらなる拡大を目指されているヤフー株式会社様は2016年5月、オンライン決済サービス「Yahoo!ウォレット」の新しい決済機能として、銀行口座から決済代金が即時に引き落とされる「預金払い」をリリースされました。本機能は、パッケージ「CARDNET COUPLER リアルタイム口座振替」を導入し、日本カードネットワーク社様が提供する「リアルタイム口座振替サービス」と接続し実現されています。
   「預金払い」提供の目的やパッケージ製品の選定理由・導入効果などについて、決済金融カンパニー決済サービス部企画1リーダー 細田様、決済サービス部企画1 松橋様、開発1部開発3 大谷様にお話を伺いました。

(インタビュー日:2016年7月8日)

「預金払い」提供の目的  ~Yahoo!ウォレットの利用促進を目指して~

決済サービス部企画1 リーダー 細田様

決済サービス部企画1
リーダー 細田様

   ヤフー株式会社は、3,300万人以上が登録する日本最大級のオンライン決済サービス「Yahoo!ウォレット」のさらなる利用促進を目指して、さまざまな施策に取り組んでいます。2015年4月に「Yahoo! JAPANカード」の発行を開始し、2016年1月には「ヤフオク!」の落札代金の支払い・受け取りを簡単・安心に行える決済サービス「Yahoo!かんたん決済」の手数料を無料化するなど、決済領域の強化を図ってきました。そして5月、「預金払い」、電子マネー「Yahoo!マネー」をリリースしました。
   「預金払い」とは、オークション落札代金や商品代金等を、利用者の銀行口座から即時に引き落とす決済方法です。ネット通販での決済手段は、クレジットカードが主流ですが、お客様の中には、低年齢のためクレジットカードを持てない方や、使いすぎてしまったり購入時期と引落時期がずれるためにクレジットカード使用を避けたい方もいます。そうしたお客様の声に応えるため、新たに「預金払い」の決済を取り入れました。お客様の銀行口座残高以上の引き落としはできず、また利用限度額の設定ができるなど使い過ぎに対する抑制にも繋がるはずです。
   「Yahoo!マネー」は、カードを発行しない電子マネーサービスで、ヤフオク!、Yahoo!ショッピング、LOHACOの決済手段として使用が可能です。電子マネーのチャージは、「預金払い」を利用して、利用客の銀行口座からの即時口座振替で行われます。

パッケージ「CARDNET COUPLER リアルタイム口座振替」の選定理由

   「預金払い」決済の導入にあたり、お客様の利便性を上げるため、少しでも多くの銀行と提携したいと考えることは当然です。しかし、銀行の一行一行と直接接続するシステムを個別に構築することは開発工数の面で現実的ではありません。そこで、日本カードネットワーク社のリアルタイム口座振替サービスを利用することにしました。そうすれば、多くの銀行と一気に接続可能です。
   次は、当社システムと日本カードネットワーク社センターとの接続です。通信方式は、CARDNET手順と定められ、分厚い仕様書にまとめられています。それを熟読し理解してプログラムに実装する、これは非常に時間と労力がかかることです。当社は、システムの早期開発を具体化すべく、CARDNET手順に対応した数少ない製品の中から富士通さんの「CARDNET COUPLER」を選定し、併せてリアルタイム口座振替を実現する各種製品の導入を決定しました。ヤフオク!などのeコマースのサービス提供側として絶対譲れない要件、24時間365日稼動に対応できる点も重要な選定理由です。

預金払いイメージ図

預金払いイメージ図

  ※1 CARDNET COUPLERリアルタイム口座振替GW for M:
業務アプリケーションにAPIを提供し、企業口座入金・引落処理を実施する製品
  ※2 CARDNET COUPLERリアルタイム口座振替 オプション:
リアルタイム口座振替接続を実現するオプション製品
  ※3 CARDNET COUPLER デビットオプション:デビットカード取引に対応したオプション製品
  ※4 CARDNET COUPLER:CARDNETオンラインセンターとの通信制御を実施する製品

パッケージ導入による3つの効果

開発1部開発3 大谷様

開発1部開発3
大谷様

   現在、リアルタイム口座振替のシステムは安定稼働しており、製品の品質は高いと認識しています。また、システム開発・運用における効果として、次の3つが挙げられます。
   1つ目は、センター接続においてCARDNET手順のほか、電文項目をも意識することなく、業務アプリの開発に専念できたことです。簡単なAPIを介し製品を呼び出すだけで、利用客の口座から代金を引き落とすことができました。さらに、通信エラー発生時などのエラー処理も製品内部で行われています。業務アプリにエラーを通知すると同時に、銀行のシステムへもエラーを通知して、誤って決済不成立の代金をお客様の口座から引き落とすことを防止しています。
   2つ目は、シミュレータ機能の有効活用です。ファイルに折返電文を設定するだけで、日本カードネット社センターの代替として動作します。これにより、センターに接続することなく、正常系はもとより、異常系のテストも実施でき、業務アプリの品質向上に大きく寄与しました。実際、銀行25行との接続試験が円滑に進み、わずか2.5ヵ月で終了しました。所要工数も5~6人月と約4人月削減しています。また、センターに電文を送信してから折返電文受信までの時間も自由に設定可能です。今回、間隔1秒を設定して、本稼働に似せた利用客が殺到する負荷テストの実施に役立ちました。
   3つ目は、当社システムが取り扱った件数、金額のサマリーの自動算出です。日本カードネットワーク社も扱った件数、金額を合計して算出しており、双方の合計を突合することで、正しく動作したことの検証ができます。ズレがあれば、直ちに原因究明の作業に入ることができます。

「預金払い」の利用促進に向けた今後の取り組み

決済サービス部企画1 松橋様

決済サービス部企画1
松橋様

   ネットワークをインフラとするサービスは、お客様の場所を選びません。「預金払い」サービスも同じで、リリースに向けてチームを結成し全国津々浦々、提携銀行を募ってきました。そのおかげで、リリース時の銀行数は、メガバンクから地方銀行まで合せて25行に及びました。取り扱い件数も、順調に推移し、地方銀行から「想定より多く使われている」との嬉しい声もいただいています。
   年内の提携銀行数は、13行を追加した38行を予定し公表していますが、お客様の利便性向上を継続していくためには、今後も全国のカバレッジを意識した活動が重要と考えており、どの地方銀行でも「預金払い」、「Yahoo!マネー」が使える状況を目指したいと思います。

担当SEからのひとこと

マーケティング基盤ビジネス部 森田

マーケティング基盤ビジネス部
森田

   「預金払い」、「Yahoo!マネー」といった重要な決済システムに「CARDNET COUPLER リアルタイム口座振替」を導入いただき、ありがとうございます。また、短い期間に多くの金融機関様との接続を実現するという、重要ミッションにおいて、弊社パッケージがお役に立てたことは大変光栄です。
   さらなる接続金融機関拡大に向けてお役に立てるよう、引き続きご支援させていただきます。


お客様プロフィール

名称 ヤフー株式会社  (英文社名:Yahoo Japan Corporation)
本社所在地 東京都港区赤坂9-7-1 ミッドタウン・タワー
設立 1996年1月31日
資本金 8,388百万円(2016年6月30日現在)
事業内容 ・インターネット上の広告事業
・イーコマース事業
・会員サービス事業
・その他事業
ホームページ http://docs.yahoo.co.jp/
ヤフー株式会社様 ロゴマーク

(平成28年6月現在)

関連情報

導入事例(PDF版)

  • CARDNET は、株式会社日本カードネットワークの商標または登録商標です。
  • 本事例中に記載の肩書きや数値、固有名詞等はインタビュー日現在のものであり、このページの閲覧時には変更されている可能性があることをご了承ください。

CO2削減効果  ~銀行との接続試験に対して~

   シミュレータ使用により業務アプリの高品質化が図れ、銀行25行分の接続試験では、3.7人月の工数削減、CO2の排出量換算で37%が削減されました。

項目 導入前 導入後 削減量
工数 10.0人月(想定)
(4.0カ月×2.5人)
6.3人月
(2.5カ月×2.5人)
3.7人月削減
(▲37%)
CO2 0.07 t/年 0.04 t/年 0.03 t/年削減
(▲37%)

(富士通ツールを使用した算出)