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Japan

PRESS RELEASE

2014年12月26日
株式会社富士通マーケティング

株式会社梅の花様、店舗展開における経営基盤強化に「GLOVIA smart 会計」を導入

~グループ全社の経営情報の一元管理を実現し、迅速な経営判断を支援~

   株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)は、飲食店やテイクアウト専門店などを全国に展開する株式会社梅の花(本社:福岡県久留米市、代表取締役社長:梅野 重俊、以下:梅の花)様に、「FUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart 会計(以下、GLOVIA smart 会計)」を導入し、2014年4月に運用を開始しました。

   「GLOVIA smart 会計」は、経理部門が持つ情報を、経営層から現場まで全社共通の経営情報として管理・運用を可能とし、事業拡大やグローバル化など、企業の成長に伴う変化に対応し、スピード経営を支援する会計システムです。

   梅の花様は、 2008年から外食事業や中食事業を含めた各事業を順次分社化し、グループ経営を展開しています。今回、「GLOVIA smart 会計」を導入したことで、グループ全社の経営情報の一元管理を実現し、月次決算業務が約3分の1に短縮され、迅速な経営判断を可能とする体制を構築しました。

   今後、梅の花様は、経営の意思決定に貢献するICTを活用し、グローバル展開などさらなる事業拡大を目指します。 また、富士通マーケティングは今後も、成長を続けるお客様にあわせたICTソリューションを提供していきます。

本システム導入の経緯

   梅の花様は、1990年2月に湯葉と豆腐の店「梅の花」を福岡県久留米市に開店後、関西、中京、関東地区と積極的に新店舗を展開しつつ、事業についても外食事業からテイクアウトや海外へと拡大、2008年から各事業を順次分社化し、急成長を遂げてきました。現在では「人に感謝、物に感謝」という理念のもと、「梅の花」や「チャイナ梅の花」などの飲食店をはじめ、テイクアウトの「古市庵(こいちあん)」など、北海道から沖縄まで全国で261店舗を運営しています。

   こうした事業の多角化や店舗数の拡大に伴う企業の成長を支えるには、迅速で細やかな経営管理が求められ、梅の花様においても外食事業や中食事業の中核となる子会社を含めた連結会計の処理を素早く実行し、経営戦略立案に必須の売上高やコストといった指標を正確に把握する必要がありました。

   しかし、従来の会計システムは、月末に基幹業務システムの関連会社間取引仕訳データを取り込み、全社の売上高やコストを集計するのみで、組織や予算といった項目を持っていないため、経営判断に必要な約100種類もの管理帳票はExcelを使って手作業で作成していました。加えて、科目などの詳細が抜けていた場合は、その都度現場の責任者に確認をとり、データに反映させるなど、必要なデータの収集にも手間がかかっていました。

   梅の花様では、さらなる事業拡大を見据え、増加するデータを素早く処理し、管理帳票を作成する月次決算業務の効率化および、経営判断に必要な数字を正確に把握し、経営情報を各店舗にもいち早く情報共有する体制構築のために、「GLOVIA smart 会計」を導入しました。

導入システムの特長と効果

  1. データの高速処理と管理帳票の自動生成により、月次決算業務のスピードアップと効率化を実現

       梅の花様の月次決算業務においては、2つの課題がありました。1つは、基幹業務システムから仕訳データを取り込む際の処理速度が遅く、夜間にまで及ぶことがありました。もう1つは約100種類もの管理帳票をExcelで作成するため、膨大な手間と時間がかかっていました。

       この課題に対し「GLOVIA smart 会計」は、データをメモリ上で管理する独自のインメモリアーキテクチャーによりデータの高速処理を実現しました。また、帳票作成に対しては、独自の関数で自動生成できるか、すべての帳票を検証し、自動生成の仕組みを構築しました。

       その結果、グループ全社の経営情報に関わる大量データの高速取り込み、経営管理帳票の自動生成を実現し、月次決算業務にかかる時間が従来の約3分の1になりました。加えて、手作業が大幅に削減されたことによりヒューマンエラーを抑止し、正確なデータを迅速に把握できるようになりました。

  2. 経営管理データの一元管理により、経営者の迅速な経営判断を支援

       従来の会計システムは組織や予算を管理するデータを持たず、基幹業務システムを含めほかのシステムから出力したデータと組み合わせ、経営管理帳票を作成していました。そのため、基幹業務システムのデータと各店舗から報告されるデータに差異が発生したり、属人化された集計方法により経年比較が困難になるといった課題がありました。

       「GLOVIA smart 会計」では、会計仕訳データとともに基幹業務システムより事業活動情報(店舗人員・来店者数といった非会計データなど)を取り込むことで、財務会計だけでなく経営管理を行うデータの一元管理を実現しています。また、経営管理の目的に合わせ仕訳データを作成することにより情報追跡や管理会計データの集計を可能にするデータベースを構築することができました。

       その結果、外食産業のコストバランスに必要な「フードの原価(F)・レイバーの人件費(L)・レント・賃料(R)」といったFLRのコストの内訳をグループ会社や店舗ごとに把握できるようになり、予算や売上実績とともに、前年実績といったデータを迅速に経営判断に活かせる体制を構築することができました。

  3. 店舗への迅速な情報共有により、店舗責任者の経営意識と店舗運営スピードを向上

       これまで店舗ごとの管理帳票は、全社の月次決算業務が終了してから作成し、店舗責任者に対してグループウェアで回覧していたため、情報共有までに時間がかかっていました。また、管理帳票には含まれない、消耗品といった経費の明細については、店舗が経理部門へ電話で確認するなど、双方に手間と時間がかかっていました。

       「GLOVIA smart 会計」では、ユーザライセンス制を廃止し、経営層から現場まで全社で共通した経営数値を把握することを可能にしています。

       これにより店舗責任者が直接システムにアクセスすることができ、情報開示がスピードアップすると共に、今後、店舗責任者の経営意識の向上、店舗ごとの戦略立案など、店舗運営の迅速化が期待できます。

【導入システムのイメージ図】
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今後の展開

   梅の花様は、現在出店しているタイ・バンコクを足がかりに、他のアジア地域へ店舗を拡大する計画があります。この海外店舗を含めたデータを日々、集計・確認できる仕組みを構築し、さらなる事業と売上げの拡大を目指します。

   富士通マーケティングは、事業や店舗の拡大、海外進出を目指す飲食業界のお客様に、「GLOVIA smart」を中心に最適なソリューションを提案し、お客様の成長を支援していきます。

梅の花様について

社名 株式会社 梅の花
設立 平成2年1月
代表者 代表取締役社長 梅野 重俊
資本金 4,123百万円(平成26年9月30日現在)
売上高 29,680百万円(平成26年9月末連結決算実績)
従業員数 社員618名、パート・アルバイト5,628名(平成26年9月30日現在)
店舗数 261店舗(平成26年9月30日現在)
事業内容 湯葉と豆腐の店「梅の花」を主とした飲食店、百貨店などで寿司を中心に販売する「古市庵」、「梅の花」の商品や季節の食材を使った惣菜などを販売するテイクアウト店の店舗展開など
URL http://www.umenohana.co.jp/n_ume_no_hana/新規ウィンドウが開きます

141226_2.jpg「梅の花」 おおたかの森店

関連Webサイト

梅の花様導入事例新規ウィンドウが開きます
GLOVIA smart 会計の紹介サイト新規ウィンドウが開きます

商標について

   記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

【お客様お問合わせ先】

株式会社富士通マーケティング お客様総合センター
icon-telephone 電話: 0120-835-554(フリーダイヤル)
受付時間: 9時~17時30分 (土曜・日曜・祝日 年末年始を除く)

【報道関係お問合わせ先】

株式会社富士通マーケティング  広報部
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