PRESS RELEASE
2014年10月23日
株式会社富士通マーケティング
~Microsoft Azure基盤ですぐに使える業務アプリケーションを提供し中小企業のIT化を促進~
株式会社富士通マーケティング(本社:東京都港区、代表取締役社長:生貝 健二、以下:富士通マーケティング)は、仮想プライベートクラウドサービス「FUJITSU Cloud AZCLOUD IaaS」のラインナップを拡充・強化し、ITインフラ基盤を手軽に利用できる「FUJITSU Cloud AZCLOUD IaaS Type-A (アズクラウドイアースタイプエー)」の提供を本日開始します。
「AZCLOUD IaaS Type-A」は、富士通の「FUJITSU Cloud A5 for Microsoft Azure」のクラウド基盤に、環境構築サービス、インターネットVPN回線、運用サポートをセット化し、提供するものです。
また、本基盤上ですぐに利用できる当社の「FUJITSUインフラ構築サービスAZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)」のクラウド版の提供も開始します。これにより、システム構築作業の手間が簡素化され、短納期、低コストで資産管理や会計システムなどの業務システムの導入が可能となり、中小企業のお客様でもアプリケーションの導入が容易になります。
今後当社は、中小企業のお客様のニーズに合わせたAZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)のクラウド版を基幹系、情報系に加え、セキュリティ、事業継続などの種類へ拡充を図ります。さらに、起業や新規事業の立ち上げに対応したサービスや、様々なクラウドサービスを一元的に利用できるようなサービスの提供を行い、中小企業のお客様のIT利用促進を目指します。
昨今、企業のクラウドサービス活用は、大手のみならず中堅中小企業にも急速に浸透してきています。とりわけ中堅中小企業においては、新規システムのすべてをIaaS/PaaS上に構築するといったニーズが高く、その用途としては、基幹系から情報系システムまでと幅広く、安定稼働やモバイル対応などの利便性も求められています。今後は、企業においてもインフラを意識せずに素早く手軽にアプリケーションを利用する方向に進むと予想され、サービス提供側がインフラの最適化を図り、提供することが重要になると考えられます。
富士通マーケティングでは、「お客様の情報システム部門を担う」というコンセプトのもと、中堅中小市場向けのSaaSやPaaS/IaaSといったクラウドサービスに注力してきています。インフラ基盤提供としては、2012年よりAZCLOUD IaaSを提供しており、また業務アプリケーションのFUJITSU Enterprise Application GLOVIA smart きららシリーズ、ホテルや図書館などの細業種に特化したSaaSの提供も行っています。併せて運用サポートサービスを提供することにより、専門の情報システム要員が少ない中堅市場のお客様を中心に数多く利用いただいています。
今回、これまで培ってきた中堅企業のお客様へのクラウドサービスの導入経験やサポート提供のノウハウを集約し、「AZCLOUD IaaS Type-A」の提供を本日開始します。中小企業のお客様にも手軽にすぐ使えるクラウドサービスとして、新規システムの早期立ち上げを可能とするとともに、お客様の既存システムの「AZCLOUD IaaS Type-A」への移行サポートの提供や、バックアップ対策も実現します。併せて、AZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)のクラウド版の提供も開始し、中小企業のお客様の一層のIT化促進を目指します。なお、以前より提供していた「AZCLOUD IaaS」は、「AZCLOUD IaaS Type-N」と改称し、引き続き提供いたします。
コンソール操作、仮想サーバ構築、OS構築などの環境構築サービスを当社で提供することにより、複雑なクラウド基盤の操作スキルが無くても、OS環境やアプリケーションを利用できます。また、お客様の既存システムの移行も、当社の技術要員が対応し、スムーズに行えます。
当社のAZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)のクラウド版と組み合わせることで、会計システムなどの基幹業務システムや資産管理、セキュリティなどのパッケージソフトをスピーディーに利用開始できます。
<主要なAZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)>
など
*富士通製アプリケーションは月額ライセンスモデルでの提供が可能です。
お客様の既存システムのバックアップとしての利用が可能となり、有事の際の早期稼働が実現します。また、Windows Server 2012の機能である「Hyper-Vレプリカ」により、クラウド上にレプリカ環境の構築が可能です。
メールによるQA対応(受付24時間365日、対応は営業日のみ)、運用に関するオペレーション代行、仮想サーバの構築など当社の技術スタッフが運用に関わる支援を行います。
中小企業のニーズに合わせた月額定額制でわかりやすい料金体系です。ネットワーク利用料を含んだ基本サービスに仮想サーバやディスクの増設にも対応し、これによりIT投資を計画的に進めることができ、事業拡大にも柔軟に対応できます。
サービス名 | サービス概要 | |
---|---|---|
基本サービス | 基本サービス 初期/月額 | IaaS基盤の初期構築と仮想サーバの初期セットアップを実施。 毎月1TBのネットワーク利用料と基本サポートを含みます。 |
仮想サーバサービス | 7スペックの仮想サーバを提供いたします。 | |
増設ディスクサービス | 1サーバあたり、最小100GBから2TBまでの増設ディスクを提供します。
注:1シリンダーあたりの容量は1TBとなります。 |
|
オプションサービス | 超過通信費用(500GB)
初期/月額 |
当月の通信容量が1TBを超過した際にご契約いただくメニューです。定常的に超過するお客様向けに「月額」メニューも提供いたします。 |
月額65,000円~(税別)
今後当社は、中小企業のお客様のニーズに合わせたAZBOX Hyper-V 構成済みアプリケーション(VHD)のクラウド版を基幹系、情報系に加え、セキュリティ、事業継続など種類の拡充を図ります。そして、ビジネス起業や新規事業の立ち上げに対応した「ビジネススターターセット」の提供や、業種に特化したサービスをセット化し、より一層中小企業のお客様に利用しやすいサービスの提供を行いIT利用のさらなる促進を目指します。
また、「AZCLOUD IaaS Type-A」を、販売パートナー様や中小企業向けマーケットプレイス「azmarche」を通じ提供することで、全国の中小企業のお客様へサービスの展開を図っていきます。
さらに、将来的には、マルチクラウド(複数のIaaSやSaaSの組み合わせ)を実現し、お客様が意識することなく様々なサービスを組合せて容易に利用できるような、ワンストップのクラウドインテグレーションの実現を目指してまいります。
中小企業を中心に今後3年間で2,000社への販売を目指します。
記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。
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