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Japan

PRESS RELEASE

2013年3月29日
株式会社富士通マーケティング

石巻市様、地域発展に向けた情報発信の核となるホームページをリニューアル

~CMSをクラウド環境で刷新し、情報提供の継続性を実現~

   石巻市様(本庁:宮城県石巻市、市長:亀山 紘)は、地域連携の強化と地域発展を見据えた情報発信を目的とし、株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下:FJM)のクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS(アズクラウドイアース)」環境上にCMS(コンテンツマネージメントシステム)(注1)を構築し、4月1日より市のホームページをリニューアルオープンします。

   石巻市様では、新しいホームページを情報発信ツールとして活用し、住民の生活に必要な各種情報や復興情報、観光情報など多くのみなさまに発信していきます。

   新しいCMSの導入により、コンテンツ作成に伴う職員の作業負荷が軽減され、デザインの統一やアクセシビリティに配慮した利用者の視点に立った利便性の高いページになりました。また、CMSをクラウド環境上に構築することにより、職員の運用負荷が軽減されるとともに、信頼性の高いシステムとタイムリーで継続的な情報提供を実現し、大規模災害時の継続的な情報発信が可能となりました。

   石巻市様では、本ホームページを通じて、住民への情報提供の充実化とともに、復興からのさらなる発展を見据え、『世界の復興モデル都市』として将来に向けた『絆と協働の共鳴社会づくり』につなげていきます。

   石巻市様は、2005年4月の旧石巻市と河北、雄勝、河南、桃生、北上、牡鹿6町との合併により、人口16万人を超える規模となり、地域の連携強化と発展のためのポータルサイトとして、新しいホームページの作成を目指していました。

   既存のホームページにおいては、住民向けコンテンツは充実していたもののシステムが老朽化しており、アクセス集中の負荷によりシステムがダウンするなどの現象が発生し、必要なときに必要な情報が提供できなくなっていました。また、発信する情報の増加に伴い、日頃のホームページの管理や作業負荷も大きくなっており、タイムリーな更新が行えないなど運用面でも課題を抱えていました。

   そのため、利用者の視点に立った誰にでも使える利便性の高いホームページの作成に向け、高いレベルでのアクセシビリティを確保しながら情報量が多くても運用しやすい新しいCMSの構築を必要としていました。さらには、2011年3月の東日本大震災を受け、災害時などの非常時でも住民への情報提供が継続して行えるよう、庁舎内に保有しないサービス提供型のシステムを検討されていました。


   そこでFJMでは、操作性、デザイン性、Webアクセシビリティ対応などサイト訪問者が利用しやすく、大規模災害時の継続的な情報発信や職員の運用負荷軽減が実現できるものとして、株式会社富士通ソーシアルサイエンスラボラトリのWebコンテンツ管理システム「WebコアEnterprise(エンタープライズ)」をFJMのクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS」環境上に構築しました。石巻市様では、4月1日より新しいホームページがオープンします。


石巻市様の新ホームページについて

   石巻市の新ホームページは、必要な情報を統一感のあるより見やすいデザインで提供するとともに、スマートフォンからもアクセス可能となりました。また、震災復興関連情報の継続的な発信とともに、復興からの前進を見据えた地域の産業や観光の情報などを全国に向けて発信し、石巻市様が描く復興計画である『産業・経済の再生』や、将来的な『絆と協働の共鳴社会づくり』へとつなげていきます。

  1. 地域連携強化
        合併した6町との連携強化、小中学校の連携強化、市、地域、企業大学、NPOなどとの産学官連携強化
  2. さらなる住民サービスの向上
        生活の各シーンである住む、便利になる、働くに対して必要な情報を発信
  3. 産業や観光の情報を発信
  4. 『世界の復興モデル都市』としての情報発信

画面イメージ

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新CMSの特長

  1. 「WebコアEnterprise」で、ホームページ利用者へのサービス向上を実現
    • テンプレート利用により、統一されたレイアウト・デザインの実現が容易になりました。
    • アクセシビリティに配慮(※)した、サイト訪問者に利用しやすいページとなりました。
        ※総務省指針 ウェブアクセシビリティ(JIS X8341-3:2010)AA(ダブルエー)対応
  2. 信頼性の高いクラウド基盤の活用により、情報提供の継続性を実現
    • FJMのクラウド基盤サービス「AZCLOUD IaaS」の活用により、サーバを庁舎内に設置する必要がなくなり、大規模災害時の継続的な情報発信を実現しました。
    • 必要なときに必要なだけ利用できるため、今後見込まれるコンテンツ増加に対しても柔軟に対応できます。
    • 富士通グループの堅牢なデータセンターでの運用により、高信頼性を実現しています。
  3. 安心の運用サポートで職員の負荷を軽減
    • 初期設定から日々の運用までをFJMでサポートします。
    • クラウドの活用により、職員のサーバ運用・管理負荷が大幅に軽減されました。
    • 「WebコアEnterprise」でページ作成、更新が容易になるとともに、散在するコンテンツの一元管理やページ作成から公開までの承認フロー、公開手順および責任も明確化され、職員の更新作業が大幅に効率化されました。
  4. スマートデバイスにも対応
    • 従来のPC、i-mode用HPに加え、スマートフォンでも閲覧可能になり、より多くの方々に情報提供が可能になりました。

運用イメージ図

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今後の取り組み

   FJMでは、今回のクラウドCMSを核とした情報ポータル構築支援サービスや住民向けソリューションを積極的に展開していきます。さらには、さまざまなソリューションと組み合わせた『住民サービスソリューション』を提供することで、自治体や団体の住民サービス向上を支援していきます。

関連リンク

注釈

  •  (注1)  CMS(Content Management System)とは、 Webコンテンツを構成するテキストや画像などのデジタルコンテンツを統合・体系的に管理し、配信など必要な処理を行うシステムの総称。

商標について

   記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

本件に関するお問い合わせ

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