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Japan

PRESS RELEASE

2012年7月9日
株式会社富士通マーケティング
株式会社富士通マーケティング・エージェント
岐阜県多治見市

多治見市と富士通マーケティンググループ、中国富裕層向けサービス分野で連携

~銀聯オンラインモール「日本館」を活用して、地域経済活性化を加速~

   株式会社富士通マーケティング(本社:東京都文京区、代表取締役社長:古川 章、以下:FJM)の関係会社である株式会社富士通マーケティング・エージェント(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:原田 昌紀、以下:FJMエージェント)と、岐阜県多治見市(市長:古川 雅典、以下:多治見市)は、中国富裕層向けサービス分野で連携し、オリジナル旅行商品や工芸品を、中国ECサイト銀聯(ぎんれん)オンラインモール「銀聯在線商城日本館(以下:日本館)」に出店し、7月より提供を開始します。

   今回、多治見市の協力のもと、「日本館」の中に新たに「工芸館・匠(たくみ)」(注1)を開設し、美濃焼の窯元が焼き物などを出品するとともに、JTBグループ(注2)が中国人富裕層へのオリジナルツアーを企画、窯元で陶芸を直接体験するプランや多治見市周辺地域の観光地を巡る商品を出店します。

   FJMエージェントは今後も地方自治体と連携を行い、地域全体の経済活性化を目指します。

   中国国家統計局によると、中国人の海外旅行者数は2000年以降のビザ緩和政策を受け、2000年の1,048万人から2010年には約5.5倍の5,739万人になるなど大幅に増加、このうち日本への旅行者は2010年に141万人と東アジア地域で2位(日本政府観光局)となっています。中国国務院は海外旅行者数の目標を2015年には8,300万人にするとしており、日本への旅行者数も増加すると見込まれます。

   こうした状況を踏まえ、FJMエージェントでは、ファッション・生活用品など、「日本館」への出店企業を拡大し、取り扱い商品とサービスラインナップを拡充するとともに、今後拡大が予想される観光・旅行分野においても2011年12月よりJTBグループと連携して、中国人富裕層向けのオリジナルツアーを企画するなど、旅行商品の強化を進めています。また、地方金融機関と連携した日本各地の中堅中小企業の中国市場進出支援や、日本伝統文化の活性化を目的にした「工芸館・匠」の開設など、「日本館」を活用した様々なビジネス活動を強化しています。

   一方、多治見市は、1300年の歴史を誇る伝統工芸「美濃焼」の産地であり、美術品から日用品まで多種多様な焼き物を生産しています。暮らしの中に馴染んだ焼き物をつくり続け、和・洋食器類の生産では国内トップシェアを占めてきました。しかしながら近年では、安価な海外製品が多数輸入されており、今後は海外マーケットの新たなニーズの発掘と、量産品から付加価値の高い製品への転換が取り組むべきテーマとなっています。古川市長はマニフェスト(5つの基本政策)の一つに「産業の振興」を掲げ、自治体主導で新たな企業誘致や地場産業の振興を図るとともに、伝統工芸の美濃焼を核とした観光客の招致に努めてきました。

   今回、多治見市が目指す「本物を見て触れて、魅力高い良い商品を購入してもらう」こうしたコンセプトが、「日本館」を通じて人気の高い日本製品を中国人富裕層に提供するFJMエージェントのビジネスモデルに一致し、サービス分野において連携の運びとなりました。

提携の内容

  1. 美濃焼の体験や工芸品を鑑賞する旅行商品を販売

       多治見市は、人間国宝(国の重要無形文化財に認定)を輩出した由緒ある窯元をはじめ、美濃焼の伝統技法を受け継ぐ多数の窯元があります。今回、窯元で陶芸を体験し、陶磁器に関する美術館やギャラリーで歴史ある美術工芸品や近代の逸品を鑑賞するプランを中核に、JTBグループが旅行希望者それぞれの要望にあわせて、近隣の観光地や温泉地を周遊するツアーをコーディネートし、オリジナルツアーとして8月より提供を開始します。

  2. 日本館内に「工芸館・匠」を開設し、美濃焼などの工芸品を販売

       新たに「工芸館・匠」を開設し、日本で体験・鑑賞した伝統工芸品の販売を行います。芸術性の高い工芸品に対する中国人の購買意欲は高く、本物を見て良さを理解してもらうことにより、中国へ帰国後も「工芸館・匠」で継続した購入が期待できます。

       当初は、江戸時代から続く、人間国宝を輩出した名窯「幸兵衛窯(こうべいがま)」と、心を豊かに満たす食器の創造を目指す「蔵珍窯(ぞうほうがま)」が食器や花瓶、茶器など、1万円~30万円の価格帯の商品を出品し、追って2つの窯元が出品する予定です。

   FJMエージェントは、今後も「日本館」を活用したビジネスを拡充させ、地方自治体や地域金融機関との連携のもと地場企業の中国市場進出をサポートし、地域経済の振興を支援していきます。

   一方、多治見市も、「工芸館・匠」へ出店する窯元や他の工芸品の出品拡大を支援するとともに、多治見市を訪れる中国人観光客に対し、細やかなサービス対応を提供していきます。

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   記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

注釈

 注1  工芸館・匠:富士通のパートナー企業であるミツイワ株式会社様(本社:東京都渋谷区、代表取締役社長:小松 拓也)が中国市場へJAPANブランドの商品を進出させ、地域活性化をサポートするため、2012年7月2日に開設。
 
 注2   JTBグループ:JTBグループの北海道地域総合会社である株式会社JTB北海道および中国における旅行事業会社である交通公社新紀元国際旅行社有限公司。
 

以上


本件に関するお問い合わせ

【お客様お問合わせ先】

株式会社富士通マーケティング・エージェント  グローバルビジネス事業部
icon-telephone 電話:03-5209-1508

岐阜県多治見市役所  経済部  産業観光課
icon-telephone 電話:0572-22-1111(内線1347)   icon-mail E-mail:sangyokanko@city.tajimi.gifu.jp

【報道関係お問合わせ先】

株式会社富士通マーケティング  広報部
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岐阜県多治見市役所  経済部  産業観光課
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