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Japan

PRESS RELEASE

2011年7月12日
富士通株式会社
株式会社富士通マーケティング

高度なグループ経営管理を実現する経営会計ソリューション 「GLOVIA SUMMIT GM」を提供

~グループ経営情報の統合により、グループ全体のタイムリーな経営判断とコスト削減を実現~

   富士通株式会社(以下、富士通)と株式会社富士通マーケティング(以下、FJM)は、統合会計ソリューション「GLOVIA /SUMMIT V」を大幅に強化し、新たに「GLOVIA SUMMIT GM(グロービア サミット ジーエム)」として、2011年10月末より販売を開始します。

   今回提供する「GLOVIA SUMMIT GM」は、従来の会計システムの枠を超えて全世界に点在するグループ企業のあらゆる企業活動情報を統合、月間1億件の情報を一元管理し、高速処理による利活用で、グループ全体における実績、予実管理、将来予測まで可視化することができます。これにより、会計業務の効率化に加え、タイムリーな経営判断を正確かつ迅速に行うことができます。また、IFRS(注1)対応では、既存の業務システムのデータから、複数基準の仕訳を自動生成することにより、業務負荷やシステムへの影響を抑え、日本の税制や商習慣を踏まえた対応を実現します。

   「GLOVIA/SUMMIT」は、会計専用のデータウェアハウスによる財務会計と管理会計の一体化をコンセプトに1997年より提供されており、経営情報を統合しグループ会計を支援する統合会計ソリューションとして多くのお客様に採用されています。

   富士通グループは、今後もGLOVIA製品のラインナップ拡充ならびにサービス強化に取り組んでいきます。

   近年、企業のERP投資に対する慎重な姿勢が続いている一方、IFRS対応を含む継続的な会計制度の変更が続いており、各企業はそれらの対応に追われているのが現状です。その中で、国内外の子会社を含めたグループ全体でのガバナンスおよび経営基盤強化のため、グループ全体の見える化が重要な課題となっています。

   今回、富士通およびFJMは、グループ経営情報の統合によるグループ経営強化、グループ全体でのTCO削減、将来のIFRSをはじめとした制度変更への迅速な対応を目指すお客様に対し、「GLOVIA SUMMIT GM」を提供開始します。


本製品の特長

  1. 変化適応型経営ソリューション
    • 会計の領域を超えたグループ業績管理の実現
          財務会計や予算実績管理といった従来の会計業務に加え、受注情報などを加味した将来予測、さらにはビジネス環境の変化に応じて定期的に予算を見直すローリングフォーキャスト(注2)モデルを実現します。ローリングフォーキャストは、富士通経理部の社内実践によるノウハウをベースに実装しています。また、経営可視化ソリューション「GLOVIA SUMMIT MI(グロービア サミット エムアイ)」と組み合わせることで、経営層や現場に対し経営情報を見える化します。
    • 企業活動情報を一元管理し、グループの意思決定とアクションを迅速化
          従来会計では管理していなかった仕訳前の現場情報を、集約や変換をせずにそのままの状態で取り込みます。現場情報を含め経営情報を一元管理することで、経営層と現場、本社とグループ会社、日本と海外など、さまざまな立場の人が同じ情報を元に会話することができ、根拠の分析や確認が迅速にできるため、グループ内での意思決定の乖離や数値の不整合を防ぎ、意思決定に基づいた具体的なアクションを迅速にとることができます。
    • 月間1億件の明細管理と高速処理
          月間1億件の大量明細をそのまま蓄積します。「GLOVIA」独自のインメモリアーキテクチャーにより、明細情報をメモリ上で管理することで高速処理を実現し、必要な情報を即座に利活用することができます。
  2. グループ統合会計ソリューション
    • グループでのICT統合により、業務を効率化しコストを削減
          定型業務の一括処理や共通マスタ管理などの機能により、スムーズな統合が実現できます。業務を効率化し、システムの運用・保守にかかる負担やコストを軽減します。さらには、富士通が提供するクラウドサービスを活用することで、サーバやクライアントなどのインフラを集約し、さらなるコスト削減を実現します。
    • 開発レスでの柔軟なシステム連携により開発負荷を削減
          業務システムごとに開発をしていたシステム連携を、高度な仕訳生成エンジン機能により、業務システムのデータを集約や変換をせずにそのまま取り込み、自動的に会計仕訳を生成します。これにより、データフォーマットの作り変えなど業務システムごとの開発が不要となり、開発負荷の削減につながります。
    • グループ間取引のルール統一により、決算を早期化
          グループ会社各社のルールで仕訳を起こしていたグループ間取引を、会社間論理仕訳機能により、一会社の取引入力から相手会社の取引を自動生成することで、決算業務効率化のボトルネックである、グループ間取引の照合や差異分析などの業務を効率化し、決算の早期化を実現します。
  3. IFRSソリューション
    • 日本基準とIFRSの仕訳を同時に自動生成
          既存の業務システムのデータを元に、仕訳生成エンジン機能により日本基準とIFRSの仕訳を同時に自動生成することができます。そのため、両基準の組み替えにかかる作業負担を軽減し、また、業務システムを大幅に変更する必要がなくなるため、IFRSへ迅速に対応できます。
    • 日本固有の制度、税務を踏まえたIFRS対応
          日本固有制度への対応と合わせて、税制や商習慣を踏まえたIFRS対応を行います。コンポーネントアカウンティング、減損損失の戻し入れなど、日本基準とIFRSの乖離が大きいとされる固定資産管理には、「GLOVIA SUMMIT FM(グロービア サミット エフエム)」を提供します。「GLOVIA SUMMIT FM」は、従来の「GLOVIA/SUMMIT固定資産」の特長である大量物件管理や複数の償却条件管理などの機能に、IFRS対応機能を追加しています。
    • 連結決算へ対応
          「GLOVIA SUMMIT GM」と親和性が高く連携実績も多い連結会計システム「GLOVIA/SUPER COMPACT Pathfinder(スーパー コンパクト パスファインダー)」との連携により、連結決算へ対応することができます。「GLOVIA/SUPER COMPACT Pathfinder」から「GLOVIA SUMMIT GM」へのドリルスルー(注3)により連結情報から各社の情報まで一気通貫で確認することが可能です。

GLOVIA SUMMITシリーズについて

   多様化するお客様のあらゆるニーズにお応えするため、3つのソリューションを「GLOVIA SUMMITシリーズ」として統一し、トータルな提案を実現します。

GLOVIA SUMMITシリーズ

  • GLOVIA SUMMIT GM(Group、Global、Governance Management):経営会計ソリューション
  • GLOVIA SUMMIT FM(Fixed assets Management):固定資産管理ソリューション
  • GLOVIA SUMMIT MI(Management Data Intelligence):経営可視化ソリューション

販売価格および出荷時期


商品名 販売価格(税別) 出荷時期
GLOVIA SUMMIT GM
40万円から(1ユーザー) 10月末

販売目標

   2年間で700サイトへの販売

商標について

   記載されている製品名などの固有名詞は、各社の商標または登録商標です。

以上

注釈

 注1  IFRS :International Financial Reporting Standards 国際会計基準
 
 注2  ローリングフォーキャスト:年度単位で設定した予算や業績予測を1年間固定するのではなく、市場や経済の動きに合わせて半期または四半期などの短いスパンで見直すこと。変化の激しいビジネス環境に柔軟に対応していくことが狙い。
 
 注3  ドリルスルー:集計値の元となった明細データまでたどって表示し確認すること。
 

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株式会社富士通マーケティング  広報部
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